【中止】フレキシブル・フォルダブルOLEDディスプレイの最新技術動向

特許分析や市場調査、開発例紹介から解説する
フレキシブルOLEDディスプレイの要素技術と部材動向


◎各社からの発表により2019年は「フォルダブルデバイス」に沸く年となりました
 今年はその普及に期待が掛かります
◎フォルダブルデバイスを支える重要部品であるフレキシブルOLEDディスプレイに
 焦点を当て、要素技術・素材の最新動向を4人の講師に解説頂きます!

習得できる知識

・FPD、特にフレキシブルOLEDのデバイス構造、製造方法、材料技術
・FPDの最新投資・技術動向
・フレキシブル・フォルダブルOLEDの市場概要
・フレキシブル・フォルダブルOLED向け光学フィルムの種類と用途
・光学フィルムに対する競合技術 (UTG、インセル、塗布型偏光板)の最新動向
・フレキシブル有機ELの基礎
・フレキシブル基板技術(超薄板ガラス、ステンレス箔、・バリア技術(バリア層形成技術、バリア性評価技術等)
・フレキシブル有機EL封止技術(ダムフィル、TFE、ラミネート等)
・ロールtoロール(R2R)、印刷技術(バリア層形成、電極形成等への適用)

セミナープログラム

第1部「群雄割拠のFPD技術動向とフレキシブル・フォルダブルOLEDの構成技術分析」


(株)サークルクロスコーポレーション 小野 記久雄 氏

趣旨
 FPDデバイスとしてLCDは小型から大型まで市場を占有した。しかしスマートフォンを皮切りにOLEDに急速に移行している。その勢いは17インチノートPC展示が相次ぐように大型製品へと及んでいる。
 今回はOLEDの強みとしてデビューが始まったフレキシブル・フォルダブルOLED技術に関し特許情報を駆使し徹底分析する。フレキシブルがガラスOLEDに比べて難度の高い製造工程、フィルムカバー、破壊光学から見た薄板カバーガラス、衝撃性を改善したOLED構造、そしてインセルタッチパネルの各技術を今後の投資・製品動向を含め解説する。
【プログラム】
1. ディスプレイ市場の戦国絵巻
 1.1 全FPD市場でのデバイス技術主役交代へ向けてのBattle状況
 1.2 LCDからOLEDへの製品ライフサイクルの変化
 1.3 OLED投資動向と対応するCES2020フォルダブルOLED展示分析
2. リジッド(ガラス基板)からフレキシブルOLEDの製造工程変化
 2.1 LCDに対するOLED優位性は形状ファクター 
 2.2 フレキシブルOLEDでの追加工程
 2.3 難度の高いリフトオフ工程
3. フォルダブルOLED製品Galaxy Fold技術分析
 3.1 フォルダブルスマートフォン仕様
 3.2 フィルムカバー技術とその課題
 3.3 破壊工学視点で見る薄板カバーガラス(UTG)技術と最終カバー構造の予測
 3.4 衝撃性を改善するバッププレーンLTPS構造
4. インセルタッチパネル技術
 4.1 インセルタッチパネル投資・技術動向
 4.2 Y-OCTA構造とその課題(特許公報情報分析)
□ 質疑応答 □
 

第2部 「フレキシブル・フォルダブルOLED向け光学フィルムの市場・技術動向」


(株)テクノ・システム・リサーチ 桜井 幸広 氏

趣旨
 有機EL(OLED)市場は、スマートフォンとTVが需要を牽引する形で市場形成が進んでいる。特にスマートフォンでは、複数回の折り曲げが可能なフォルダブルOLEDの開発が加速しており、将来の成長市場として注目を集めている。
 パネルメーカーやセットメーカーは、フォルダブルOLEDに光学フィルムを用いるにあたり、様々な要素を考慮して採用を検討している。フォルダブルOLED市場がまだ黎明期にある中、デファクトスタンダードとなる光学フィルムは存在しておらず、どのフィルムメーカーにも参入の機会があると考えられる。
 本講演では、フォルダブルOLED市場およびカバーフィルムや円偏光板用λ/4フィルム、タッチセンサなどの光学フィルムの市場動向について詳細に解説いたします。
【プログラム】
1. OLED市場の概要
 1.1 フォームファクタ別市場動向 (リジッド、フレキシブル、フォルダブル、ローラブル)
 1.2 フォームファクタの進化に伴う光学フィルム構成の変化
 1.3 10”~20”の「OLED空白地帯」に向かうフォルダブルOLED
2. OLED向け光学フィルムの市場動向
 2.1 カバーフィルム
 2.2 λ/4フィルム (液晶コーティング品を含む)
 2.3 フィルムタッチセンサ
 2.4 その他光学フィルム
3. OLED向け光学フィルムの技術動向
4. まとめ
□ 質疑応答 □

第3部 「フレキシブルOLEDのキーテクノロジーとマテリアル」


山形大 向殿 充浩 氏
趣旨
 有機EL事業は、1997年のパイオニアによる世界初の有機ELディスプレイ製品化以来、長い黎明期が続きましたが、2017年の有機ELディスプレイ搭載iPhoneの登場、国内メーカーの4K有機ELテレビ発売を契機に本格的事業拡大期に入りました。さらに、フォルダブル有機EL商品化、巻き取り型有機ELテレビ試作品など、フレキシブル・フォルダブルが重要なキー技術となってさらなる事業拡大が続くと見込まれます。
 本講演では、フレキシブル有機ELのキーテクノロジーとマテリアルについて、フレキシブル基板(超薄板ガラス、ステンレス箔、バリアフィルム等)、バリア技術(バリア層形成技術、バリア性評価技術等)、フレキシブル封止(ダムフィル、TFE、ラミネート等)、ロールtoロール(R2R)技術、印刷技術を中心に、私どもの研究グループ「山形大学フレキシブル基盤技術研究グループ(仲田/古川/結城/向殿研究グループ)」における研究成果も交えて紹介します。
【プログラム】
1. フレキシブル有機ELの基礎
 1.1 有機ELの原理と特長
 1.2 フレキシブル有機ELの特長
 1.3 フレキシブル有機ELの製造方法
2. フレキシブル基板技術
 2.1 フレキシブル基板への要求仕様
 2.2 超薄板ガラス
 2.3 高機能ステンレス箔
 2.4 バリアフィルム
3. フレキシブル有機ELにおけるバリア技術とフレキシブル封止技術
 3.1 ガスバリア技術の基礎と要求性能
 3.2 バリア層形成技術
 3.3 バリア性評価(Ca腐食法、差圧法、等)
 3.4 フレキシブル封止(ダムフィル、TFE、ラミネート、等)
4. フレキシブル有機EL用ロールtoロール技術(R2R)技術・印刷技術
 4.1 フォトリソフリー透明電極形成
 4.2 バリア層形成
5. おわりに
□ 質疑応答 □
 

第4部 「丈夫さと曲げ性を両立させたフレキシブルOLEDディスプレイの開発(仮)」


(株)半導体エネルギー研究所​ 瀬尾 哲史 氏

趣旨
フレキシブルOLEDディスプレイの現状とその作製プロセスについて概説する。また、フレキシブルOLEDディスプレイの今後の課題、およびその課題に対する取り組みについて述べる。
 フレキシブルOLEDディスプレイの応用として、自由に折り曲げ可能なフォールダブルディスプレイが挙げられる。フォールダブルディスプレイにおいては、十分な曲げ性を持たせるためにフィルムベースの基材による薄型化が図られるが、これに伴いディスプレイ面に対する耐衝撃性などの丈夫さの確保が課題となる。通常では曲げ特性と丈夫さの確保とはトレードオフの関係となる。ここではこれを解決するためのアプローチについて説明する。

【プログラム】
1. これまでのフレキシブルOLEDディスプレイ関連技術の紹介
 1.1 SELにおけるフレキシブルOLEDディスプレイ開発のあゆみ
 1.2 フレキシブル化プロセスの手法

2. フレキシブルOLEDディスプレイの応用拡大に向けての課題

3. 曲げ特性と丈夫さを併せ持つフレキシブルOLEDディスプレイへの取り組み
 3.1 汎用性の高いフレキシブルOLEDディスプレイを実現するための方針
 3.2 ヤング率が低いフィルムをカバーフィルムに用いる利点
 3.3 中立面位置のシミュレーション
 3.4 低ヤング率カバーフィルムの曲げ性への影響

□ 質疑応答 □


 

セミナー講師

第1部 「群雄割拠のFPD技術動向とフレキシブル・フォルダブルOLEDの構成技術分析」(10:20~11:50) 
 (株)サークルクロスコーポレーション フェローアナリスト 小野 記久雄 氏  

第2部 「フレキシブル・フォルダブルOLED向け光学フィルムの市場・技術動向」(12:30~13:40)
 (株)テクノ・システム・リサーチ アシスタントディレクター 桜井 幸広 氏

第3部 「フレキシブルOLEDのキーテクノロジーとマテリアル」(13:50~15:10)
 山形大学 有機エレクトロニクスイノベーションセンター 産学連携教授 向殿 充浩 氏 

第4部 「丈夫さと曲げ性を両立させたフレキシブルOLEDディスプレイの開発(仮)」(15:20~16:40)
 (株)半導体エネルギー研究所​ OEL部門 部長 瀬尾 哲史 氏

セミナー受講料

55,000円( S&T会員受講料52,250円 )
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キーワード

電子デバイス・部品   高分子・樹脂加工/成形   UI/UX/ヒューマンインターフェース

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