自社コア技術を活用したSDGs関連新事業テーマの発掘と進め方

市場規模1300兆円以上!
SDGsをふまえた未来戦略をどのように構築するか! 
17の目標と事業を結び付ける着眼点、
将来ビジョンの策定と研究開発テーマへの落とし込み方!

セミナープログラム

<9:00〜10:15>
【第1部】 SDGsがもたらすビジネスチャンスと研究開発現場の可能性
(一社)Japan Innovation Network 小原 愛氏
【講演趣旨】
2015年9月に国連で採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」。 国、地方自治体、企業などでその達成に向けた動きが活発化してい るが、SDGsは単なる”目標”ではなく、17ゴールの下の169のターゲ ットまでを見ていくと、様々な”課題 ” が浮き彫りになっている。こ れらの課題を見極め、自社の技術・ノウハウで解決を図り、SDGs 達成を担うのが「SDGsビジネス」だ。この”課題の見極め”、それを 技術で解決するプロセスで、研究開発現場が果たす役割は非常に重 要だ。2016年から国連開発(UNDP)と共同で「SDGs Holistic Innvoation Platform(SHIP)」を運営してきたJapan Innovation Networkが、 SDGsを起点にしたビジネス創出の可能性と研究開発現場が果たせる 可能性について語ります。
【講演項目】
1.SDGs達成に必須な民間セクターの関与
2.イノベーションとは?
3.SDGsをイノベーションで達成する
4.SDGsを起点にイノベーションを起こす
5.研究開発現場とSDGsを起点としたイノベーションの関係
6.「SDGsビジネス」事例
7.日本企業の技術・ノウハウでSDGs達成をめざす「SDGs Holistic Innovation Platform」

<10:30〜11:45>
【第2部】富士フイルムにおけるSDGsをふまえた新規事業テーマの発掘、進め方
富士フイルム(株) 伊豆川 洋由 氏
【講演趣旨】
弊社では2017年8月にCSR計画「Sustainable Value Plan(サステナブル・バリュー・プラン)2030(SVP2030)」を 発表した。本計画は2030年度をゴールとする長期目標であり、弊社が持続的に発展していくための 経営の根幹をなす計画で、革新的技術・製品・サービスの提供などで、事業活動を通じ、SDGsに代表 される社会課題解決への取り組みを示すものです。社会課題解決に向けた弊社の基盤技術・コア技術と SDGsに対するR&Dの取り組みについて環境・健康・生活の視点から ご紹介させていただきます。
【講演項目】
1.企業概要
2.当社の歴史
  ・歴史を振り返る
  ・第二の創業(銀塩写真からの脱却)
3.技術の棚卸
  ・富士フイルムの技術ルーツは何か
  ・基盤技術とコア技術の再定義
4.弊社のSDGsへの取り組み
  ・ Sustainable Value Plan(サステナブル・バリュー・プラン)2030(SVP2030)
5.コア技術を活用したSDGsテーマと取り組み
  ・環境 の視点
  ・健康 の視点
  ・生活の視点


<12:30〜13:45>
【第3部】SDGsを踏まえた新たなビジネスモデルの創出

スリーエム ジャパン(株)  昆 政彦氏
スリーエム ジャパン(株)  松本 日出夫氏
【講演趣旨】

スリーエムでは、潜在的なニーズや社会の課題を解決するために、スリーエム独自のテクノロジープラットフォームを組み合わせ、ソリューションを提案し、イノベーションを通じて社会に貢献してきた。イノベーションに注力する一方で、スリーエムでは製造業として1970年代から環境保全に先駆的に取り組み始め、「環境」「社会」「経済」の調和を目指しながら持続的な社会の発展に取り組んできた。令和という新しい時代において、持続可能な社会への貢献は不可欠であり、持続可能性とビジネスの発展を両輪とした新たなビジネスモデルにも先駆的に取り組み始めている。
講演項目】
1.スリーエムのイノベーションとは
2.スリーエムの技術基盤 テクノロジープラットフォーム
3.スリーエムの課題解決の流れ
4.社会的な課題とメガトレンド
5.スリーエムが目指す持続可能な社会とは
6.スリーエムのサステナブル活動
7.今後の課題とさらなる発展を目指して

<14:00〜15:15>
【第4部】SDGsのビジネス上の意義と特許情報による関連技術の見える化
金沢工業大学大学院 杉光 一成氏
【講演趣旨】
SDGsの「認知」度は急上昇しているものの、CSR(企業の社会的責任)の文脈で捉える企業は未だに多く、SDGs責任者を社内に置く場合にもCSR責任者が兼任していることがほとんどである。しかし、それはSDGsの「ビジネス上の意義」を正しく捉えていない可能性が非常に高い。また、政府関係者によれば、SDGsに関して現在、最も注目されているのは、WebページなどでSDGsに向けた活動を謳う企業が増える中で、それぞれの活動の「実質」をどのようにして「見える化」するか、という問題である。本講では、日経の「経済教室」に演者が提案した内容を踏まえ、SDGsの「ビジネス上の意義」について解説するとともに特許を活用したSDGs活動の「見える化」の方法について論じる。
【講演項目】
・SDGsとは何か
・CSRとの違いは何か
・経営との関係
・事業との関係
・規制との関係
・特許情報による見える化
・今後の可能性

<15:30〜16:45>
【第5部】新事業探索としてのSDGsの捉え方と研究開発テーマの設定
大和ハウス工業(株)池端 正一氏

【講演趣旨】
産業の成熟化が進んだ現在で、新規市場世界は実力のあるハード領域の貢献社会から、ソフト領域の新規可能性が牽引力となり、社会課題を市場機会と捉えることが重要になってきています。SDGs推進本部では、「SDG’S アクションプラン2019」を2018年12月に公開しています。「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」は2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた、国際社会共通の目標です。しかし、日本での認知度は現時点でも低い状況です。また、特定の企業や個人から、徐々にしみ出すように展開したことで、新規事業展開するチャンスが多くなり、更には大きい取り組みの可能性が見えてきました。その方法について議論する時間を共有していただければ幸いです。
【講演項目】
1.SDGsの市場機会と社会システム型ビジネス
  1.1 なぜSDGsが市場機会として着目されるか
  1.2 SDGの基礎知識整理
  1.3 社会課題からの発掘法(行為のデザイン)
  1.4 業種による異なる市場機会と機会の分類
2.技術マーケティングの目標
  2.1 研究開発・事業開発の特徴
  2.2 市場ニーズ・技術シースマッチでの評価法
  2.3 アイデア創出、コンセプト企画と感性のデザイン思考法
3.取り組み地域や国家の特性による進め方
  3.1 市場機会と活用資源の分
  3.2 SDG’S アクションプラン2019
  3.3 背景としての環境変化の捉え方
4.まとめ


<17:00〜18:15>

【第6部】自社のコア技術を活用したSDGs関連"新事業アイデア"の創出
(株)日本能率協会コンサルティング  近藤 晋氏
【講演趣旨】
2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた、国際社会共通の目標として「持続可能な開発目標(SDGs)」が設定されました。 企業部門においては、企業価値の増大や投資を呼び込む際にESGを考慮する動きが広がると共に、事業の拡大や維持を行う際にもこのSDGsに対応することが重要と認識されつつあります。そこで、各社SDGsに対応した事業展開を検討するものの、自社との接点見出すことが上手く出来ずに苦戦しているケースも見受けられます。 そこで本セミナーではSDGs関連の"新事業テーマ"に取組む一つの視点として、自社の技術をSDGsとマッチングさせるための考え方についてご紹介致します。この機会に是非ご参加ください。
【講演項目】
1. 技術とは
2. 自社技術を活用した新事業構想を進める意義
3. 自社技術の可視化
4. 技術評価とコア技術設定
5. コア技術情報の管理と運用
6. SDGsの目標・ターゲットと社会課題
7. 機能展開による社会課題の技術課題への変換
8. SDGsとコア技術のマッチングからの新事業アイデア創出
9. 新事業アイデアから新事業計画策定・事業化推進へ
10. 活動実践事例

セミナー講師

1.(一社)Japan Innovation Network イノベーション加速支援グループ ディレクター 小原 愛氏
2. 富士フイルム(株) R&D統括本部 シニアエキスパート 伊豆川洋由氏
3. スリーエム ジャパン(株) 代表取締役 副社長執行役員 昆 政彦氏
   スリーエム ジャパン(株) コンシューマービジネス技術 統轄技術部長 松本 日出夫氏
4. 金沢工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科 教授 杉光 一成氏
5. 大和ハウス工業(株) 総合技術研究所 研究統括室 部長 池端 正一氏
6. (株)日本能率協会コンサルティング RD&Eコンサルティング本部 本部長 技術戦略センター長 近藤 晋氏

セミナー受講料

1名につき70,000円(消費税抜き、昼食、資料付) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき65,000円(税抜)〕


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


9:00

受講料

77,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】技術情報協会セミナールーム

【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅

主催者

キーワード

事業戦略   技術マネジメント総合   CSR

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


9:00

受講料

77,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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【品川区】技術情報協会セミナールーム

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