バッテリーを長期に渡り安全に使用するために各セルを適切に管理


充電制御、電圧監視、電流・電圧保護、充電状態推定、セルバランス回路
セルの固体差に起因してセル電圧にアンバランスが生じる課題を解消するには!
過充電や過放電、蓄電池の早期劣化や性能低下のような悪影響への対策に!

セミナー趣旨

 再生エネルギーや電動車両の普及に伴いリチウムイオン二次電池や電気二重層キャパシタ等の
蓄電源の利用が急速に拡大している。用途に応じて複数の蓄電セルを直列に接続しバッテリを
構成して使用するが、バッテリを長期に渡り安全に使用するためには各セルを適切に管理する
必要がある。
 そのためにはバッテリマネジメント技術が必要不可欠であり、その中でも特に重要となるのが
セルバランス技術である。蓄電システムでは各セルの固体差に起因してセル電圧にアンバランスが
生じるが、これはセルの過充電や過放電のみならず蓄電システム全体としての早期劣化や
利用可能エネルギーの低下といった各種の悪影響を及ぼす。
 このアンバランスを解消するのがセルバランス技術であり、近年では蓄電源の利用拡大に伴い
盛んな研究開発が行われている。
 本セミナーではバッテリマネジメントならびにセルバランス技術について解説する。

セミナープログラム

1.背景
 1.1 蓄電池の用途拡大に伴う課題
 1.2 リチウムイオン電池と電気二重層キャパシタの特性
 
2.バッテリを使用する際の課題
 2.1 過充電と過放電
 2.2 過大電流
 2.3 温度管理
 2.4 セルアンバランス
 2.5 充電状態推定
 
3.バッテリマネジメントシステムの役割
 3.1 充電制御(定電流 - 定電圧充電)
 3.2 電圧監視
 3.3 電流・電圧保護(過大電流、過充電・過放電)
 3.4 温度管理
 3.5 充電状態推定
 
4.バッテリマネジメントシステムの構成
5.セルバランスの概念
 5.1 受動方式(損失型)
 5.2 能動方式(非損失型)
 
6.受動方式のセルバランス回路
7.能動方式のセルバランス回路
 7.1 DC-DCコンバータの基礎
   (チョッパ、フライバックコンバータ、スイッチトキャパシタコンバータ)
 7.2 隣接セル間バランス
 7.3 ストリング - セル間バランス
 7.4 セル選択方式(ストリング - セル間)
 7.5 セル選択方式(中間貯蔵方式)
 
8.まとめ
 8.1 各種セルバランス方式の長所と短所、用途
 8.2 大規模システムにおけるバランス回路


  □質疑応答・名刺交換□

セミナー講師

茨城大学 工学部 電気電子工学科 准教授 鵜野 将年 氏
経歴
2004年3月 同志社大学 大学院工学研究科 電気工学専攻 修了。
2004年4月 宇宙航空研究開発機構に入所、宇宙機電源システムの研究開発に従事。
2012年3月 総合研究大学院大学 物理科学研究科 博士後期過程 修了。
2014年10月より茨城大学 工学部 電気電子工学科 准教授、現在に至る。
主として再生エネルギーシステム用パワーエレクトロニクスに関する研究開発に従事。

セミナー受講料

49,500円( S&T会員受講料47,025円 )
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詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
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2名で 49,500円 (2名ともS&T会員登録必須/1名あたり定価半額24,750円)

【1名分無料適用条件】
※2名様ともS&T会員登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

東京都

MAP

【港区】機械振興会館

【地下鉄】神谷町駅・御成門駅

主催者

キーワード

制御・システム   電気化学

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