
吸着によるCO2分離回収の基礎から、各種多孔質材料を用いたCO2分離技術の最新動向まで
〇吸着材(ゼオライト、カーボン、PCPなど)/固体吸収材(アミン系、アルカリ炭酸塩系)など各種材料の概説や最新動向から消費エネルギー・コストの概算といったプロセス検討まで。
〇研究開発のベースとなる吸着の基礎理論や実験法から徹底解説します。
セミナー趣旨
2050年のカーボンニュートラルの実現に向かい再生可能エネルギーの利用やCO2分離回収・有効利用・貯留(CCUS)技術が注目を集めています。現状では、化石燃料の利用をやめることはできないため、それに伴うCO2の排出を完全にゼロにするのは現実的ではありません。したがって、CO2の排出を削減するために、CCUSが重要な技術として位置づけられています。
講師はこれまでに多孔質材料を用いた吸着、固体吸収法によるCO2分離の研究に従事してきました。材料開発からプロセス検討まで幅広い研究を実施してきた経験を基に、本セミナーではCO2分離回収技術における吸着分離の位置付けと研究の動向、研究開発のベースとなる吸着の基礎理論と実験方法、各種材料およびプロセスについて解説します。
受講対象・レベル
・多孔質材料・吸着材を用いたCO2分離回収を検討されている方・これから始めたい方
・CO2分離回収技術の情報収集をされようとしている方
・本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。
必要な予備知識
この分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ありません。
習得できる知識
・材料および評価方法の基礎知識
・CO2吸着分離プロセスの基礎知識、シミュレーション
・CO2吸着分離の最新動向
など
セミナープログラム
1.CO2分離回収技術の概要と吸着分離の位置付け
1.1 背景
1.2 CO2分離回収技術
1.3 最近の研究動向
2.吸着の基礎
2.1 吸着とは
2.2 吸着平衡:理論から実験方法まで
2.3 吸着速度:理論から実験方法まで
3.CO2吸着材・固体吸収材
3.1 吸着材:ゼオライト、カーボン、PCPなど
3.2 固体吸収材:アミン系、アルカリ炭酸塩系
4.CO2吸着分離プロセス
4.1 吸着分離プロセスの概要
4.2 消費エネルギーの計算
4.3 CO2分離回収コストの概算
5.まとめ
<質疑応答>
*途中、小休憩を挟みます。
セミナー講師
名古屋大学 未来社会創造機構 脱炭素社会創造センター 特任講師 藤木 淳平 氏
■ご略歴
2012年~公益財団法人 地球環境産業技術研究機構(RITE)研究員
2017年~東京農工大学 特任助教
2020年~名古屋大学 特任講師
固体吸収材・吸着材を用いたCO2分離回収プロセスの開発やプロセス検討、各種材料開発、性能評価などに従事
セミナー受講料
【オンライン受講:見逃し視聴なし】 1名36,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき25,300円
【オンライン受講:見逃し視聴あり】 1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
受講料
36,300円(税込)/人