事例で学ぶロボットによる自動化システム構築のポイント(東京)

自動化の実現に向けたロボット導入の正しい考え方と要点

   
ロボットの導入に必要なロボットの知識と導入の事前準備について習得できる
ロボットを活用して生産の自動化を行う場合に必要な自動化の知識を習得できる
自動化設備やラインレイアウトを設計する上で必要な技術について習得できる


※大阪でも同じセミナーを受講できます【11月18日(月) 10:00~17:00】
https://www.monodukuri.com/seminars/detail/9951

セミナー趣旨

 深刻化する製造業の人手不足の対応策としてロボットを活用した自動化の需要が高まっています。特に産業用ロボットは毎年、生産台数が伸長しており、日本のみならず海外向けに多くのロボットが生産され輸出されています。しかし、日本国内をみてもロボットが導入されて生産性が大幅に向上したといった成功事例を聞くことは多くありません。製造現場では、もっと多くのロボットが導入されロボットが活躍できるチャンスが多くあるにも関わらず安全性や操作性、費用対効果等々で導入に至っていないのが現状です。
 ロボットは、導入すればすべての問題が解決する万能選手ではありませんが、作業に見合った適材適所に導入することでその効果を最大限に引き出すことは可能です。しかしながら人の作業の代替にそのままロボットを導入しても上手くいきません。ロボットの導入の第一歩は、導入するにあたってロボットの正しい知識を学び、理解した上でロボットに代替する作業を決めて導入していくことです。そのためには、まず、現状の作業のムダが無いかをよく分析し事前に対策を行っておくことが重要です。すなわち、作業、設備、レイアウトなどに存在しているムダを徹底的に改善し、作業をスリム化しロボットに代替することです。その上で、生産の自動化を進めるために必要な自動化のレベルをよく理解し、段階的に自動化のレベルを向上させていく必要があります。
 本講座では、ロボットを活用した自動化の手法考え方自動化設備の設計ノウハウを習得します。また、ロボットを導入する前にやっておくべき改善について具体例をもとに習得します。さらに、自動化の構築のプロセスや自動化可否判断、自動化後の投資効果の検証方法についても学習します。ロボットを導入しどうやって工場の生産性を上げれば良いのか方法を知りたい、生産ラインの自動化をどのように検討すれば良いのか?また、IoTをどうやって活用すればよいのか?などの数々の疑問を解決いたします。
 工場の生産性向上の対応をされている製造や生産技術者の方々、自動化ラインを検討しておられる
設備設計者の方々、生産性の良い製品開発を検討されている開発設計の方々まで幅広く、多くの方の参加をお勧めします。

セミナープログラム

1.ロボットの活用状況
1)ロボットの活用の実態…生産台数と使用台数について
2)どんなところでロボットを活用するか…ロボット導入のポイントについて
3)ロボットを導入する課題と対策…協働ロボット・ピッキングロボット・AHC
2.ロボットの導入前にやっておくべきポイント
1)作業をスリム化する工場の改善ポイント…作業改善・ライン改善
2)設備をスリム化する工場の改善ポイント…段取り改善・設備改善
3)乱流から整流化へ工場の改善ポイント…レイアウト改善と費用処理
3.自動化設備の設計ノウハウ
1)自動化に不可欠な自己完結型設備とは…品質を作り込み品質を管理する設備設計
2)不良品を作らない流さない設備作りとは…事例から学ぶこれが品質管理の仕組み
3)止まらず故障しない設備にするためには…稼働率と可動率の違い/可動率の改善方法
4.ロボットによる自動化の秘訣
1)ロボットの種類と選定のポイント…標準ロボットを走行型にグレードアップ
2)ロボットの役割と自動化のポイント…自動化ラインを3Dで俯瞰しムダを排除
3)ロボットの導入台数削減のポイント…ロボット動作から適正台数を見極める
5.生産ライン自動化の定義
1)工場の自動化には基準が必要…生産ラインの自動化レベルを学ぶ
2)加工ラインの自動化レベル…加工工程のレベル0〜レベル5
3)組立ラインの自動化レベル…組立工程のレベル0〜レベル5
6.自動化設備の設計事例
1)加工工程の自動化ノウハウ…セットアップエンジニアリングで他社を圧倒
2)組立工程の自動化ノウハウ…モニタリングシステムで遠隔監視
3)試験工程の自動化ノウハウ…コンカレントエンジニアリングが成功の道
7.自動化の基本中の基本
1)グローバルスタンダード設備のあるべき姿…グローバル品質とグローバル・ワンデザイン
2)IoTを活用した先進的モノづくりは絶対的優位…工程設計の考え方とラインレイアウト設計
3)工程設計は品質を作り込む重要な要…工程設計の考え方とラインレイアウト設計
8.自動化を設計事例から学ぶ
1)自動化に必要な工程品質保証の仕掛け…DFMEA/FTAからQFDへ機能展開
2)自動化のポイントはできるかできないかの見極め…自動化可否は事前検証が決め手
  /設備仕様に反映
3)自動化の成否は投資の適正化と評価…Payback Period(回収期間)と目標管理

◎ 質疑応答

セミナー講師

村山 省己 氏
東海大学 工学部機械工学科 教授

【講師紹介】
(株)日立製作所 工機部長,日立オートモティブシステムズ(株) 投資計画部長を歴任し,2016年より現職。
NC工作機械・自動車部品生産設備の設計開発に従事し,数々の設備設計に携わる。
国家技能検定試験「機械・プラント製図」検定委員に長年携わり首席検定委員を経験。
国内・海外向け自動化ライン等,投資の最適化について幅広い生産技術の知見を有する。
日立総合技術研修所の講師並びに各社中堅技術者教育セミナーの講師として活躍。
自動車技術協会,日本設計工業会,日本機械学会,精密工学会に所属。

■書籍発行
「国内・海外生産の品質安定化を実現するグローバル自動化ラインの基礎知識
 [加工・組立ライン編]」日刊工業新聞社発行(2018.1月)

セミナー受講料

43,000円(消費税込・テキストおよび昼食を含みます。)


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

43,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【千代田区】新技術開発センター

【地下鉄】半蔵門駅・麹町駅

主催者

キーワード

生産工学   IE   メカトロ・ロボティクス

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43,000円(税込)/人

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生産工学   IE   メカトロ・ロボティクス

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