★長年のノウハウを伝授します!


★挙動の複雑さ,評価方法,コントロール等にお困り・お悩みの方へ最適です!


講師


JHGS(株) こな椿ラボ 主宰 名古屋大学名誉教授 工学博士 椿 淳一郎 先生


受講料


1名48,600円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)  


*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき37,800円      


*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


セミナーポイント


■受講者特典
著書「基礎スラリー工学」丸善(2016)無料配布
(既にお持ちの場合の割引はございませんので,予めご了承下さい.)

■講座のポイント
 スラリーの挙動の複雑怪奇さは,多くの技術者を悩ませている.しかしスラリーに関する専門書はレオロジーと濾過・脱水に限られ,粒子状材料プロセスで役に立つ専門書は皆無と言って良かったが,講師は名古屋大学での研究成果を「基礎スラリー工学」にまとめ丸善より出版した.本セミナーではこの本をテキストに用い,講師の現場技術との交流をベースに蓄積された学術研究の成果に立って,なぜスラリーの挙動は複雑なのか,複雑さを支配している因子は何か,複雑な挙動をどのように評価し制御するか,新たなスラリー制御技術について講義する.
 これまでも受講者の方々から,受講後に自社のプロセスを見直し歩留まりを向上し開発時間が短縮できたとの報告を受けています.

■受講後、習得できること
・微粒子を乾式でハンドリングできない理由
・最適スラリー条件を実現するために必要な考え方および指針
・スラリー条件最適化のために評価すべきスラリー特性
・評価すべきスラリー特性各論


セミナー内容


0.粉体工学とスラリー工学
1.スラリー工学の現状と課題

 1.1 微粒子はなぜスラリーとして扱われるか
 1.2 スラリーの挙動はなぜ複雑か
 1.3 問題解決の道筋
 1.4 材料プロセスで重要な評価項目
2.粒子特性
 2.1 粒子径,比表面積,密度
  2.1.1 粒子径
  2.1.2 比表面積,密度
 2.2 粒子径分布,粒子構造
3.粒子と媒液の界面
 3.1 粒子と分散媒の親和性
  3.1.1 溶媒和(水和)
  3.1.2 濡性
 3.2 粒子の帯電
  3.2.1 帯電機構
  3.2.2 電気二重層
  3.2.3 ゼータ電位測定
 3.3 界面活性剤の吸着
  3.3.1 界面活性剤
  3.3.2 吸着機構
  3.3.3 吸着量の測定
  3.3.4 アルミナ粒子とポリカルボン酸アンモニウムの吸脱着挙動
4.粒子間に働く力
 4.1 DLVO理論
  4.1.1 静電ポテンシャル
  4.1.2 ファンデルワールスポテンシャル
  4.1.3 全相互作用(DLVO理論)
 4.2 疎水性相互作用
 4.3 吸着高分子により生じる力
 4.4 高分子枯渇作用
 4.5 粒子間力測定法
  4.5.1 表面間力測定装置(SFA)
  4.5.2 原子間力顕微鏡(AFM)
5.粒子の分散・凝集
 5.1 親液・疎液性(濡性)
 5.2 粒子の接近・衝突
  5.2.1 粒子濃度
  5.2.2 ブラウン(Brown)凝集
  5.2.3 沈降凝集
  5.2.4 剪断凝集
 5.3 凝集機構と凝集形態
  5.3.1 反発力がない場合(急速凝集)
  5.3.2 反発力がある場合(緩慢凝集)
 5.4 分散・凝集状態の評価
  5.4.1 濁度,透過光強度測定
  5.4.2 粒子径分布測定
  5.4.3 直接観察
6.スラリー流動特性
 6.1 流動特性
 6.2 流動特性に影響を及ぼす諸因子
  6.2.1 粒子濃度
  6.2.2 粒子径と粒子帯電の影響
  6.2.3 pH,分散剤添加の影響
  6.2.4 経時変化
 6.3 流動特性評価法
  6.3.1 共軸二重円筒形回転粘度計
  6.3.2 円すいー平板形回転粘度計
  6.3.3 単一円筒形回転粘度計(B型粘度計)と振動粘度計
 6.4 流動特性と成形
7.粒子の沈降・堆積挙動
 7.1 粒子の沈降挙動
  7.1.1 自由沈降
  7.1.2 水平方向の運動
  7.1.3 遠心力場における運動(遠心沈降)
  7.1.4 干渉沈降
  7.1.5 成相沈降・集合沈降
  7.1.6 回分沈降試験
  7.1.7 沈降パターンの観察例
 7.2 堆積層の固化
8.粒子の充填特性
 8.1 回分沈降試験による評価・解析
  8.1.1 目視
  8.1.2 沈降静水圧法
  8.1.3 充填特性に及ぼす粒子間力の影響
 8.2 定圧過法による評価・解析
 8.3 流動特性と充特性
9.スラリー調製
 9.1 スラリー化
 9.2 均質化
 9.3 スラリー特性の最適化
10.多成分スラリーの評価
 10.1 スラリー調製
 10.2 流動特性評価
 10.3 充填特性評価
 10.4 粒子集合状態の推測
11.噴霧乾燥造粒
 11.1 顆粒の形態制御
 11.2 顆粒体の特性評価
  11.2.1 圧密・緩和試験
12.濾過濃縮操作
 12.1 DECAFFの誕生
 12.2 濃縮限界
 12.3 目詰まり
 12.4 濾過機構
13.ケミカルフリー造粒

(質疑応答)


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

48,600円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【品川区】きゅりあん

【JR・東急・りんかい線】大井町駅

主催者

キーワード

高分子・樹脂技術   応用物理

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