高分子膜分離技術と二酸化炭素回収貯留技術(CCS)への適用

膜の透過機構から高分子分離膜に求められる特性や評価方法、
高分子ハイブリッド分離膜の作製まで。

高分子分離膜や二酸化炭素回収貯留技術(CCS)の
国内外の動向についても解説します!


講師


東京農工大学 大学院 工学府応用化学専攻 特任助教 兼橋 真二 先生

■ ご略歴:
2006年~2009年 株式会社クラレ 新事業開発本部 研究開発員
2009年~2012年 明治大学 専任助手
2012年~2014年 日本学術振興会 特別研究員
2012年~2015年 豪メルボルン大学 訪問/博士研究員

■ ご専門および得意な分野・研究:
高分子機能材料、膜分離、膜工学、高分子化学、バイオマス科学

■ 本テーマ関連学協会でのご活動:
高分子学会、日本膜学会、繊維学会、化学工学会など


受講料


1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


セミナー開催にあたって


■ はじめに:
 本セミナーでは、高分子膜分離技術の基礎から応用、課題や展望について紹介し、この膜分離技術の適用が期待される二酸化炭素回収貯留技術について、国内外の現状と動向を含め、詳しく解説いたします。研究開発者だけでなく、新規事業探索に携わる企画担当者など、幅広くご受講いただける内容となっております。

■ 受講対象者:
・地球温暖化対策における二酸化炭素回収技術に興味のある方
・高分子材料における気体の透過・分離・バリアに興味のある方
・高分子ハイブリッド材料を用いた分離材料に興味のある方
・高分子機能材料の研究開発者
・環境事業に携わる研究開発者および企画担当者
・新規事業探索に携わる研究開発者および企画担当者
・その他、本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。

■ 必要な予備知識など:
 特に必要ありません。高分子膜分離技術の基礎から応用先のひとつである二酸化炭素回収貯留技術への適用について、どなたでもわかりやすいレベルから、最新の現状と動向を解説いたします。

■ 本セミナーで習得できること(一例):
・高分子材料による膜分離技術の基礎知識
・分離膜の物性評価・分離性能評価方法
・高分子材料、高分子ハイブリッド材料を用いた分離膜の研究開発動向
・高分子分離膜による二酸化炭素回収貯留技術の現状と動向


セミナー内容


1.地球温暖化と二酸化炭素回収貯留技術
 1)地球温暖化と二酸化炭素回収貯留技術 (CCS)
 2)二酸化炭素回収技術
  a)吸収法
  b)吸着法
  c)膜分離法
 3)膜分離法による主な二酸化炭素回収分野
  a)燃焼後回収
  b)燃焼前回収
  c)天然ガス精製
 4)世界のCCSの現状と動向
 5)日本のCCSの現状と動向

2.高分子分離膜
 1)膜の構造と種類
 2)膜の透過機構
  a)多孔質膜の透過機構
  b)非多孔質膜(非晶性高分子)の透過機構
  c)非多孔質膜(結晶性高分子)の透過機構
 3)透過係数と分離係数
 4)さまざまな高分子の分離性能
 5)高分子分離膜の研究開発動向
 6)高分子分離膜に求められる特性と課題
  a)二酸化炭素による可塑化とその対策
  b)物理エージングとその対策
 7)実ガス評価(不純物の影響)
 8)気体透過・分離性能評価方法
  a)透過係数・分離係数
  b)溶解度係数と拡散係数

3.高分子ハイブリッド分離膜
 1)高分子ハイブリッド分離膜の概要
 2)作製方法
 3)課題と対策
 4)構造と物性
 5)透過・分離性能
 6)透過機構
 7)実ガス評価(不純物の影響)
 8)課題と展望

4.質疑応答・名刺交換など

■ ご講演中のキーワード:

 二酸化炭素回収貯留技術(CCS)、高分子膜、高分子ハイブリッド、
 膜分離、気体分離、天然ガス、地球温暖化


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

46,440円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【江東区】江東区産業会館

【地下鉄】東陽町駅

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   環境負荷抑制技術   化学反応・プロセス

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

46,440円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【江東区】江東区産業会館

【地下鉄】東陽町駅

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   環境負荷抑制技術   化学反応・プロセス

関連記事

もっと見る