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日本音響エンジニアリング(株)音響研究所 施設・デモ見学付き/定員12名
講師
工学院大学 工学部 機械工学科 准教授 博士(工学) 山本 崇史 氏
【略歴】
1998年 京都大学大学院 工学研究科 機械理工学専攻 修了
1998年 三菱自動車工業(株) 研究部
2005年 日産自動車(株) 先行車両開発本部
2011年より現職
受講料
R&D会員登録していただいた場合、受講料が54,000円(税込)から49,980円(税込)に割引になります。
(まだR&D会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
受講対象・レベル
・製造業で振動や騒音に関する設計開発業務に携わる方
・吸音にかかわる材料開発に携わる方
・今後関連事業に参入をお考えの方・関連の基礎知識習得をお考えの方
趣旨
振動や騒音に対する吸音材のはたらきとその評価方法について概説します.また,振動騒音低減の効果を数値解析により予測する手法について説明します.あわせて最新の研究成果である数値実験による材料設計法の紹介もいたします.
プログラム
【第1部】 セミナー 10:30~12:00、12:40~14:10
1.遮音材料による騒音低減
1.1 物理的な現象の説明
1.2 透過損失と挿入損失
1.3 質量則とコインシデンス効果
1.4 二重壁による性能向上と共鳴透過による性能低下
1.5 有限要素法による透過損失の予測
2.吸音材料による騒音低減
2.1 物理的な現象の説明
2.2 吸音率とその測定方法
2.3 Biotモデルによる吸音率の予測とその応用
2.4 応用事例
3.均質化法による吸音材料の設計
3.1 吸音材の微視構造
3.2 電子顕微鏡およびμX線CTによる特徴観察
3.3 均質化法による微視構造を用いた吸音率の予測
3.4 均質化法と最小二乗法によるBiot パラメータの推定
3.5 微視構造のパラメトリック最適化
【第2部】 施設・デモ見学 14:45~16:30
場所 日本音響エンジニアリング(株) 音響研究所
【施設見学内容】
1.小型残響室-無響室計測システム(製品名:AbLoss)
自動車用途で用いられる防音材の平板状態での音響性能(残響室法吸音率
および音響透過損失)を測定するシステムです。
設備の概要および吸音率と透過損失を実際に測定する様子を見学していただく
予定です。
・残響室法吸音率(サンプルサイズ:1m×1m)
・音響透過損失(サンプルサイズ:1m×1mないしは60㎝×60㎝)
2.大型残響室、無響室
車両(乗用車)が入るサイズの残響室および無響室です。
ここでは車両および建築材料のさまざまな音響試験を行います。
実際に設備を見学していただき、それぞれの実験室でどのような
試験・評価がなされるかを口頭および簡単な資料でご説明いたします。
【スケジュール】
10:00 千葉市民会館 3F 第5会議室にて受付開始
10:30~12:00 セミナー
12:00~12:40 昼食(弁当)
12:40~14:10 セミナー
14:15~14:45 貸切のマイクロバスで移動
14:45~16:30 施設・デモ見学
16:30~17:00 貸切のマイクロバスで移動
17:00 JR千葉駅付近にて解散
※ 開催時間は多少前後する可能性がございますので、あらかじめご了承ください。
キーワード 防音,騒音,制振,防振,振動,制御,対策,自動車,建材,デモ,見学,研修,セミナー
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