低成長時代の 正しいマーケティング ～基礎事項の整理と データ分析を駆使した取り組み手法～

　市場が成長しているときとそうでないときでは、戦略構築の立脚点が異なります。効率を追うだけの時代から、適切な効果と顧客との継続的なつながりが重要である市場に変化しています。

　本セミナーでは、このような時代に必要なマーケティングの基本的な考え方から、顧客との結びつきを強めるためのコミュニケーションのポイント、さらに持続可能な成長のためのデータ活用法までを解説します。データサイエンス的・心理学的アプローチ等も融合させた20年間のノウハウをお伝えします。また顧客分析における独自指標についても紹介します。尚、マーケティングにまつわる個別的な質問にも可能な範囲で応じる予定です。

【講師】

株式会社ボンディック 代表取締役　社長　 小池 玄 先生

　1972年新潟県生まれ。筑波大学卒。日本で最初にコンシェルジュを配置したホテル西洋銀座でサービス業とマーケティングの本質を学ぶ。その後、日本初のダイレクトマーケティング専門代理店でプランナーとして従事。自動車、金融、ブランドなどの業界以外に、業界大手企業がはじめてダイレクトマーケティングを実行する場面を多く担当することで、多岐にわたる問題を解決し続ける。その経験を有効活用すべく、コンサルティングに重点を置き、現在は企業の真の顧客創造・維持のためにデータ分析とマーケティング・コミュニケーションのコンサルティングを融合させたサービスに取り組んでいる。

【セミナープログラム】

1. 本当のマーケティングとは
　・マーケティングとは？
　・サービス業とマーケティングの共通性
　・低成長時代の売上に対するインパクト
　・今のマーケティングは顧客のリピートが命
　・マーケティングを最適化するPDCAサイクル
　・成功するためには内的要因と外的要因の把握が重要

2. 適切な内的要因の把握
　・成果を上げるための分析に向き合う姿勢
　・効果の上がらない顧客データ分析の特徴
　・実は利用価値の高いRFM分析
　・その他適切な顧客構造把握のための分析
　・アクションに使えやすい、現場で使える分析のポイント
　・優良顧客育成の道筋を解明するための分析のポイント
　・データ分析関連キーワードの変遷から見る時代の流れ
　・AI化がもたらす顧客データ分析の将来
　・内的要因の把握のケーススタディ
　　　具体的な分析事例のご紹介
　　（化粧品会社、通販会社、スポーツクラブ、洋服ブランドなどを予定）

3. 適切な外的要因の把握
　・マーケティングにとって重要な差別化の考え方
　・これまでの競合との関係の知り方
　・SNSの重要性の高まり
　・SNSデータを用いた競合ポジショニング
　・本当のことを知るためのアンケートによる競合調査のポイント
　・顧客との接点構築の現在の潮流（画像認識や検索技術の重要性）
　・外的要因の把握のケーススタディ
　　　具体的な分析事例のご紹介
　　（外食チェーン、菓子メーカー、食品メーカー、エンターテイメント業界などを予定）

4. 質疑応答、個別相談