高分子の劣化防止・安定化

高分子材料の製造、加工分野でご活躍の方で、
劣化についてご興味のある方におススメ!

セミナー趣旨

 高分子材料は有機化合物であるために、その製造、加工、使用時において自動酸化劣化を受ける。本講では、自動酸化劣化機構およびその対処法として使用する酸化防止剤の機能、およびその設計について解説します。

受講対象・レベル

・高分子材料の製造、加工分野でご活躍の方で、劣化についてご興味のある方.
・高分子材料の劣化対策として添加剤(酸化防止剤)について知見を得たい方.
・本テーマにご興味のある方なら、どなたでも受講を歓迎します.

必要な予備知識

・有機化学の基礎知識.
・書籍「高分子添加剤の新展開」(日刊工業新聞社・1998/9)のご一読.

習得できる知識

高分子材料の劣化機構、添加剤の作用機構についての知見を得ることができる。

セミナープログラム

1.ポリマーの劣化機構
 1.1 劣化と自動酸化
  1) 連鎖開始反応
  2) 連鎖分岐反応
  3) 連鎖停止反応
 1.2 熱劣化
 1.3 光劣化

2.ポリマーの安定化
 2.1 酸化防止剤の役割
  1) 各種製品に対する添加剤
  2) 自動酸化と添加剤の関係
 2.2 フェノール系酸化防止剤
 2.3 イオウ系酸化防止剤
 2.4 リン系酸化防止剤
 2.5 紫外線吸収剤
 2.6 ヒンダードアミン系光安定剤

3.添加剤の相互作用
 3.1 相乗作用
  1) HALS NHとフェノール系酸化防止剤の相乗作用
  2) フェノール系酸化防止剤とリン系酸化防止剤
  3) UVAとHALS
 3.2 拮抗作用
  1) HALS NHとスルホン酸の拮抗作用
  2) HALSとフェールの相互作用
  3) 充填剤と酸化防止剤

4.酸化防止剤の研究法・評価法
5.酸化防止剤の性能向上、新規化合物の模索

セミナー講師

工学院大学 先進工学部 応用化学科 有機高分子化学研究室 講師  山口 和男 先生

略歴
 工学院大学大学院 工業化学専攻 博士課程修了。工学院大学 先進工学部 応用化学科 有機高分子化学研究室にて酸化防止剤の設計と作用機構に関する研究に従事している。
専門および得意な分野・研究
 酸化防止剤の分子設計と作用機構の解明
本テーマ関連学協会での活動
 以前、高分子学会 高分子の崩壊と安定化研究会運営委員

セミナー受講料

1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
 *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

41,800円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【江東区】江東区産業会館

【地下鉄】東陽町駅

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料

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高分子・樹脂材料

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