廃熱(排熱)で発電、冷却が可能な廃熱回生熱音響デバイスの基礎~未利用排熱エネルギーを熱音響で再利用・有効活用する~

メンテナンスフリー/冷却・発電システム/高いエネルギー変換効率
ノンフロン冷凍/安価な廃熱回生装置


捨てられる、工場・自動車・工業機械における未利用の排熱エネルギー。
電気や冷却・加熱へと「熱音響機関」で再利用するには!?

セミナー趣旨

 工場、自動車、工業機械などが使用している熱エネルギーの内、大部分は排熱として未利用のまま捨てられている。これらの捨てている熱を「熱音響機関」を用いて回収し、電気や冷却・加熱に再利用するために研究を行っている。熱音響機関は、これまでのエンジンには無い以下の特徴を有している。
● ピストン等の可動部品ないため、基本的にメンテナンスフリー。
● 産業排熱、自動車排熱、太陽光エネルギー等多様な熱源を利用した高効率な冷却・発電システムを実現できる可能性がある。
● 本質的に高いエネルギー変換効率を有している。
● 音波を用いたノンフロン冷凍を実現可能。
● とても安価な廃熱回生装置の可能性。
 本講演では、熱音響理論を用いた熱音響機関の理解を目指すと同時に、最新の研究成果を紹介する。

習得できる知識

熱音響現象の概要、熱音響現象の基礎物理、熱音響現象に関する最近の研究並びに海外の応用例

セミナープログラム

1.熱音響機関の概要
2.熱音響現象の基礎
 2.1 熱音響機関の構造
 2.2 管内音波のエントロピー振動
 2.3 進行波型 定在波型
 2.4 仕事流 熱流
 2.5 基礎方程式
 2.6 Two-sensor法

3.様々な熱音響機関
 3.1 進行波型熱音響機関
 3.2 進行波型熱音響冷凍機・ヒーター
 3.3 進行波型熱音響発電
 3.4 進行波型熱音響機関の多段化

4.簡単な進行波型熱音響機関の試作
5.熱音響デバイスの設計
 5.1 数値計算
 5.2 エントロピー流、エントロピー生成
 5.3 蓄熱器の熱効率
 5.4 熱音響機関の性能評価

6.熱音響機関の部品的な課題
 6.1 蓄熱器
 6.2 熱交換器
 6.3 発電機
 6.4 アセンブリ対象

7.まとめ

  □質疑応答・名刺交換□

セミナー講師

東海大学 工学部 動力機械工学科 准教授 長谷川 真也 氏
経歴
2006年3月31日 東海大学大学院工学研究科機械工学専攻博士課程 修了 博士(工学)
2007年4月1日~ 株式会社いすゞ中央研究所 研究員
2010年4月1日~ 東海大学
受賞
2005年3月14日 日本AEM学会奨励賞
2012年4月19日 日本機械学会奨励賞(研究)
2016年1月14日 松前重義学術奨励賞

セミナー受講料

49,500円( S&T会員受講料47,020円 )
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※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
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※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
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※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

東京都

MAP

【港区】機械振興会館

【地下鉄】神谷町駅・御成門駅

主催者

キーワード

機械技術一般   省エネルギー

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