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〜 大規模サッカースタジアムでの5G無線実験と今後の展望 〜
★ 本講座では、将来の5G移動体無線通信・IoTの鍵を握る、高性能ミリ波アンテナ電極光変調器、高精度無線端末位置推定技術、光ファイバー無線技術について議論します。
講師
大阪大学 大学院基礎工学研究科
准教授 博士(工学) 村田 博司 先生
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 電子航法研究所 監視通信領域
主任研究員 博士(工学) 角張 泰之 先生
受講料
1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
■はじめに
将来の5G移動体無線通信・IoTの鍵を握るミリ波アンテナ技術、端末位置推定技術、無線・光融合技術について解説する。5Gでは、搬送波周波数をマイクロ波帯から準ミリ波・ミリ波帯にシフトさせることが必定である。ミリ波帯では、周波数多重に加えて、MIMO等の空間多重技術を容易に利用できるため、超大容量化・多チャンネル化が可能である。このような高度無線通信システムを構築するためには、高性能アンテナ・ミリ波ビーム制御技術、端末位置推定技術と光ファイバー技術との融合がポイントとなる。
本講座では、高性能ミリ波アンテナ電極光変調器、高精度無線端末位置推定技術、光ファイバー無線(Radio-over-Fiber)技術について議論する。また、5G無線のための日欧国際共同研究プロジェクト(RAPID)における実際のフィールド(大規模サッカースタジアム、ショッピングモール)での無線通信実験についても紹介する。
■セミナー関連ニュース
世界初!大規模サッカースタジアムで5G無線実験
http://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2017/20171107_2
■受講対象
5G無線、Radio-over-Fiber技術に関心のある方
関連企業の研究者、大学院学生の方など
■必要な予備知識
電磁波・電磁気・光学の基礎(必須ではありません)
■本セミナーに参加して修得できること
5G無線の基礎、動向
Radio-over-Fiber技術の考え方
高密度ユーザー環境と5G
セミナー内容
第1講 総論 5Gと光・無線融合技術
講師:村田 博司 氏(大阪大学)
1.はじめに
1.1 5G移動体無線通信・IoTの動向 〜マイクロ波からミリ波へ〜
1.2 ミリ波無線の特長 〜空間多重〜
1.3 光・無線融合技術の重要性
2.光・無線融合技術の動向
2.1 Radio-over-Fiber (RoF) 技術
2.2 E/O変換・O/E変換技術
2.3 光を使った空間多重ミリ波無線
3.ミリ波アンテナ電極光変調器
3.1 平面アンテナと光変調器の融合
3.2 アレイ化による高機能化
3.3 3次元電磁界シミュレーションによる設計
3.4 試作実験とギガビットデータ伝送
4.まとめ
第2講 マイクロ波センシング技術を用いた測距、測位技術
講師:角張 泰之 氏(電子航法研究所)
1.電波の発信源の位置を推定する技術
2.位置推定技術の応用
2.1 航空機監視システム
2.2 次世代5G無線通信システム
3.Radio over Fiberを使うメリット
4.位置推定実験
5.まとめ
第3講 サッカースタジアムでの5G実験
講師:村田 博司 氏(大阪大学)
1.高密度ユーザー環境と5G無線
2.RoFを用いた5G通信システム
2.1 ヘテロジーニアス無線システムの設計
2.2 基礎評価実験
3.無線通信環境の評価
3.1 ミリ波の光線解析
3.2 60GHzビーム伝搬実験
4.大規模サッカースタジアムでの実験
4.1 スタジアムでの5Gの重要性
4.2 スタジアムでのRadio-over-Fiber伝送
4.3 5G/Wi-Fi実験
5.まとめ
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