見つける・育てる・実らせる


 新規開発テーマの探索や創出・実行方法について、一般的な方法論を学んでいると「自分の分野だったらどうだろうか」「自分の扱う材料の場合はどう考えたらいいのだろうか」 なんて感じることはありませんか? 素材がもつ技術的な側面を見過ごして考えてしまっていることはありませんか?
 本セミナーは、高分子技術を広く知りつくした技術者が説く、高分子系技術企業のための専用セミナーです! 



講師


材料技術研究所 技術コンサルタント 技術士(化学部門) 渡辺 聡志 氏

 高分子組成物技術者として、実践的な配合設計の技術や新技術領域の確立経験を有する。技術的知見に裏打ちされた先見の明をもち、講師自身も日本初の新規製品を多数開発しているため、開発工程における研究・開発現場の現状に豊富な知見を有する。一方、化学系企業における新規テーマ決定のコンサルティングに長年携わり、数々の企業の現状に直面してきたため、当分野が歩んできた歴史や特有の企業体制といった背景にも造詣が深い。


受講料


48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)


上記価格より:(同一法人に限ります)
2名で参加の場合1名につき7,560円割引
3名以上で参加の場合1名につき10,800円割
(※ キャンペーン!2名同時申込みで1名分無料適用外セミナーです)


主催者より


 熱伝導性組成物、導電性組成物、ゴム組成物、シリコーン、顔料配合、カーボンブラック、、、etc.
 組成物関連技術者のスキルアップに、はたまた営業マンの商品知識の強化や話題作りに役立てる豆知識まで、渡辺先生は材料技術だけに留まらず、その歴史的背景、社内体制やマーケティングの課題などにも波及させた含蓄に富む講演を展開し好評を博しております。
 そんな渡辺先生が、企業が絶えず取り組み続けていくべき、新規開発テーマの見つけ方から、育て方、実らせ方についてまでを解説します。皆様が実際に扱っている材料の技術的背景を睨み、当分野ならではの具体的事例を用い、本音ベースで展開される講演で、より実質的な学習効果を得られることを願っております。


趣旨


 「次世代を担う、展望豊かな開発テーマの獲得」は、高分子分野に限らず全ての会社が望む課題です。新規テーマに関する論証の多くは、マーケティングとマネジメント論を中心に据えた文系論理の中で展開されておりました。それらは観念的な「あるべき論」や技術者の共感が得られにくい方法論が主流を成し、技術構築への具体的道筋が描けていないという欠点が否めませんでした。
 本講演の最大の特色は、高分子分野の新規テーマ確立に関するコンサルティングに豊富な実績を有する講師を迎えることにより、技術的な論証が展開される点にあります。また、講師自身も多くの新規テーマを開拓し確立させた技術者であるため、「技術者の立場になって論ずる」という視点の重要性も説かれます。 これらを重層的に理解することで、企業の新規テーマ開発に関わる全ての部門の方々にとって “新鮮な論点と情報に接する時間” となることを企図し、プログラムを構成致しました。


プログラム


1.有望テーマを 見つける ための土壌
 1.1 新規開発に携わる方のための[必修知識] 
 ・温故知新 つまり 化学史教養の重要性  
 ・研究開発部門の人間関係 さらに 社風と呼ばれる魔物 
 ・“ないものねだり” の日本市場  かたや“値段が全て” の海外市場 
 1.2 高分子分野ならではの[落とし穴] 
 ・化学屋の独り相撲「天然物合成化」 
 ・乗り遅れ恐怖感先行「ナノテクノロジーテーマ」
 ・大量生産前提発想からの脱却と現実の壁 
 1.3 他力本願再考[外野陣の無責任] 
 ・検証 技術動向調査会社の予測レポート 
 ・大市場形成のはずだった「生分解性プラスチック」の教訓 
 ・経済学が説くマーケティング論との距離感 
  
2.見つけたテーマを骨太に 育てる 実践力 
 2.1 短命に終わった新規開発製品の共通項 
 ・ユーザーの開発要求に応えるという中途半端 
 ・代替競合材料に疎いだけの無意味な開発 
 ・完敗の電波吸収体開発騒動と技術の大局観 
 2.2 新規テーマを取り巻く状況と情況 
 ・テーマが駆逐され自社完結が困難化する時代 
 ・共同研究という選択肢の収支と責任論 
 ・社内点検「テーマが伸びるシステムvs. 潰れるシステム」 

3.育てたテーマを 実らせる 手法  ~実例から学ぶ新規テーマの萌芽と確立

 
「低硬度熱伝導性シリコーンゴム 開発物語」 
  講師は世界に先駆けて「低硬度 熱伝導性シリコーンゴム」を開発させた技術者でもあります。
  これを教材として、着想から完成に至るさまざまな場面で生じた難題と克服過程を具体的に説明します。
 活きた教材から、多くのことを感じ取っていただけると思います。 


4.余録 新規展開につながる視点 
 ・“機能よりも印象”  あるいは“セミ構造材料化”  
 ・異業種との接点構築の勧め 

 □質疑応答・名刺交換□

※本セミナーは事前リクエストがご利用できません。
 ご質問は相互理解を重視した当日の質疑応答のお時間に講師との対話形式でご利用ください。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

48,600円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

愛知県

MAP

【名古屋市中村区】ウインクあいち

【JR・地下鉄・あおなみ線】名古屋駅 【名鉄】名鉄名古屋駅 【近鉄】近鉄名古屋駅

主催者

キーワード

高分子・樹脂技術   技術マネジメント総合   事業戦略

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

48,600円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

愛知県

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【名古屋市中村区】ウインクあいち

【JR・地下鉄・あおなみ線】名古屋駅 【名鉄】名鉄名古屋駅 【近鉄】近鉄名古屋駅

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高分子・樹脂技術   技術マネジメント総合   事業戦略

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