高容量電極材に向けたバインダー材の特性と適用について解説します

セミナープログラム

<10:00〜11:30>
1.リチウム電池におけるバインダー材料の役割と求められる特性
(株)スズキ・マテリアル・テクノロジー・アンド・コンサルティング 鈴木 孝典 氏

【講演要旨】
  リチウムイオン電池のバインダーは4大材料(正・負極活物質、セパレータ、電解液)ではない。しかし、バインダー無しでリチウムイオン電池は簡単には出来ない。 その理由を主要材料との関わりを説明する。
  また、バインダーという切り口でリチウムイオン電池と次世代電池を眺めてみると色々な事が分かってくる。そんなバインダーについて分かりやすく説明する。

1.リチウムイオン電池市場と動向
2.リチウムイオン電池とバインダーの役割
3.リチウムイオン電池のバインダー材料について
4.次世代二次電池の候補とバインダー
【質疑応答】


<12:10〜13:40>
2.PVdF樹脂系バインダーおよび導電助剤の開発動向
ダイキン工業(株) 市瀬 佑磨 氏

(3/16) 諸事情により講演者が変更となりました、ご了承のほどお願い申し上げます

【講演要旨】
  リチウムイオン二次電池において、バインダーは必要不可欠なものであり、密着性以外にも電極製造の安定性・高容量化設計と密接に関係する重要な材料である。
  本講座ではPVDF樹脂系バインダーの機能と弊社バインダー製品を紹介するとともに、導電助剤として注目を浴びている単層CNTを用いた弊社開発品の諸効果について紹介する。

1.バインダー
 1.1 バインダーの機能
 1.2 PVdF樹脂系バインダーの種類、各種性質、技術動向
 1.3 ダイキンのPVdF樹脂系バインダー NEOFLON VT-475について
 1.4 バインダーとしての使用例
 1.5 電極評価
 1.6 電池評価
2.導電助剤の開発動向
 2.1 導電助剤の機能、技術動向
 2.2 単層CNTの特徴
 2.3 分散液の詳細
 2.4 MWCNTとの比較
 2.5 電極評価
 2.6 電池評価
3.今後の展望
4.まとめ 


<13:50〜15:20>
3.ケイ素系負極に向けたバインダーの活用による充放電特性改善
東北工業大学 下位 法弘 氏

【講演趣旨】
  我々はリチウムイオン二次電池用正負極活物質の合成研究開発を行っており、活物質の高容量化・長寿命化のためには電極を構成する素材の最適化が必要不可欠だと考える。
  そこで、本講座ではケイ素粉体をベースにした負極電極を構成するマトリクス素材として、バインダーの物理的・電気化学的特性に着目し、活物質の膨張収縮による合材層構造崩壊抑制などの諸効果を検証した。

1.背景
 1.1 ケイ素負極活物質(研究開発実績)
 1.2 粉体活物質とバインダー
 1.3 バインダーの種類
2.バインダー評価
 2.1 バインダーと活物質、集電体との密着性(剥離強度)
 2.2 バインダーの圧縮強度・膨潤性
 2.3 バインダーの充放電特性評価
 2.4 電極作製プロセス
 2.5 バインダーの最適活用によるリチウムイオン二次電池充放電特性の評価
3.メカノケミカルプロセスによるケイ素負極活物質の合成および充放電特性
 3.1 メカノケミカル法による粉体型ケイ素負極活物質の合成
 3.2 充放電特性の評価
4.まとめ
【質疑応答】


<15:30〜17:00>
4.高容量電池の実現に向けた無機バインダの適用と電池特性、安全性の改善
ATTACCATO(同) 山下 直人 氏

【講演趣旨】
  リチウムイオン電池が商品化されて30年が経過した。現在、さらなる高性能化を図るため、多様な電池系の開発が世界中で行われている。
  本講演では、高容量電池を実現するための負極、正極、全固体電池などの各用途の無機バインダについて紹介する。

1.二次電池の市場動向
2.現行のリチウムイオン電池の動作原理と技術的課題
3.高容量負極の開発
 3.1 合金系負極について
 3.2 無機バインダを用いた合金系負極の開発
4.高容量正極の開発
 4.1 高ニッケル系正極について
 4.2 高ニッケル系正極への無機バインダの適用
5.今後の展望

セミナー講師

1.(株)スズキ・マテリアル・テクノロジー・アンド・コンサルティング 代表取締役社長 技術コンサルタント 鈴木 孝典 氏
2.ダイキン工業(株) 淀川製作所 化学事業部 商品開発部  市瀬 佑磨 氏
3.東北工業大学 工学部 電気電子工学科 工学研究科 電子工学専攻 教授 博士(工学) 下位 法弘 氏
4.ATTACCATO(同) 業務執行者 ガーディアン 山下 直人 氏

セミナー受講料

1名につき66,000円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき60,500円(税込)〕

受講について

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    万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

66,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   電気化学   無機材料

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