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~ 樹脂・金属材料における接合技術課題と要望・弾性接着剤の応用 ~
★ 自動車マルチマテリアル化で課題となるCFRPと金属・樹脂などの他部材との接合・接着接合!
★ 接着、接合等の異種材料との一体成形技術に向けたそれぞれの課題!
講師
第1部
セメダイン(株) 開発部 研究第五グループ 矢野 慎吾 氏
第2部
金沢工業大学 大学院工学研究科 高信頼性ものづくり専攻 教授 影山 裕史 氏
第3部
日産自動車(株) プラットフォーム・車両要素開発本部 車体技術開発部 シニアエンジニア 千葉 晃司 氏
受講料
【1名の場合】43,200円(税込、テキスト費用を含む)
【2名の場合】54,000円(税込、テキスト費用を含む)
【3名以上の場合は一名につき、10,800円加算】(税込、テキスト費用を含む)
※3名以上ご要望の場合は2名を選択し、備考欄にその旨お書きくださいませ。
※弊社講座は、複数でのご参加を希望される場合、サービスとして1名につき、10,800円で何名でも追加の申し込みができますが、同一部署に限ります。なお、別途でのお申し込みは正規料金になります。ご了承ください。
※AndTechの講習会は、特別割引とポイント割引など、2種類以上の割引は、同時には適用されません。誤って、2種類以上の割引を同時にご利用された方には、後程、事務局より割引選択のための確認連絡をいたします。
対象
異種接合技術に関心・課題のある事業企画担当者、研究者、マーケッターなど
プログラム
第1部 異種材料の接着と弾性接着剤の特性と応用例、今後の展開 【12:30-13:45】
講師: セメダイン(株) 開発部 研究第五グループ 矢野 慎吾 氏
【講演趣旨】
近年、軽量化や設計自由度の観点から樹脂と金属等、異種材接合へのニーズが急激に増加してきている。樹脂の接合においては金属のような機械的な接合(ねじ締め、かしめ等)では信頼性が十分確保できないため、溶着や接着による接合方法が用いられる。さらに、樹脂と金属の場合や樹脂同士でも種類が異なる場合は、溶着による接合ができないため、接着が最も有効な手段となる。しかしながら接着剤の種類によっては、異種材間の線膨張係数差により内部応力が発生し、剥がれ等の不具合の原因となる場合がある。
本講演では、上記問題の解決に向け開発された弾性接着剤について説明し、さらに応用技術例を紹介する。
【プログラム】
1. 異種材の接合方法
1-1 異種材接合の種類と特長
1-2 異種材接合の課題
2. 弾性接着剤とは
2-1 弾性接着剤の概念
2-2 弾性接着剤に用いられるポリマー
2-3 変成シリコーン系弾性接着剤の特長
3. 変成シリコーン系弾性接着剤の応用技術1
3-1 アクリル骨格導入によるハイブリッド
3-2 ハイブリッド接着剤の機能化
4. 変成シリコーン系弾性接着剤の応用技術2
4-1 エポキシ樹脂によるハイブリッド
4-2 ハイブリッド接着剤の機能化
5. 今後の展開とまとめ
【質疑応答 名刺交換】
第2部 次世代自動車へのマルチマテリアル化の適用・接着技術の課題と期待 【13:55-15:10】
講師: 金沢工業大学 大学院工学研究科 高信頼性ものづくり専攻 教授 影山 裕史 氏
【講演趣旨】
自動車を取り巻く環境の変化を理解し、将来の自動車の姿を予想し、その構成材料のあるべき姿と動向を見ることによって課題を整理。そのうち、特に注目を集めているCFRPを中心とした高分子複合材料への期待と課題について2030年を境にまとめてみた。いずれもLCAは重要な課題となり、2030年までは超軽量材料であるCFRPが注目されるであろう。2030年以降は、軽量化だけではなく、本格的なLCA対応が急務と考えられる。その中でマルチマテリアルは適材適所の考えから極めて重要な位置づけとなることが予想される。異種材の接合技術開発も重要課題の一つである。
【プログラム】
1.自動車を取り巻く環境の変化と自動車(2030年)
1-1 自動運転の地域社会に適合したモビリティ
1-2 モビリティだけではなく、将来のビジネスモデルに挑戦
2.自動車構成材料の動向
2-1 鉄はいまだに主要材料
2-2 軽量材料(AL, 樹脂、高分子複合材料)に注目
3.自動車構成材料の今後(~2030)
3-1 緊急課題と軽量化
4.自動車構成材料の今後(2030~)
4-1 本格的LCA(CO2排出量低減)の追求
4-2 マルチマテリアルの必要性
4-3 マルチマテリアルの課題
4-4 異種材接合技術の在り方、重要性
【質疑応答 名刺交換】
第3部 自動車マルチマテリアル化の展望,今後求められるもの 【15:20-16:35】
講師: 日産自動車(株) プラットフォーム・車両要素開発本部 車体技術開発部 シニアエンジニア 千葉 晃司 氏
【講演主旨】
昨今、地球環境問題に端を発し、各国でのCO2規制強化の動きがある。さらにフランスや英国では2040年にガソリン・ディ – ゼル車の廃止など提案されている。そのような中で、材料を適材適所に使ったマルチマテリアル車体が増えてきている。今回、その動向、適用の考え方、それを実現するキー技術の接合技術、将来の展望について説明する。
【プログラム】
1.マルチマテリアル化の背景
1-1 軽量化の必要性
1-2 軽量化手法
2.マルチマテリアル化への最新動向
2-1 一般的な動向
2-2 欧州OEMの動向
2-3 北米OEMの動向
2-4 国内OEMの動向
3.自動車の車体構造
3-1 車体部位ごとの要求性能
3-2 要求性能と材料と適用部位の関係
3-3 自動車外装材の樹脂化技術と課題(樹脂フェンダ・バックドア等)
4.接合技術
4-1 同種材接合 (ハイテン、アルミ、樹脂)
4-2 異種材料接合 (鉄とアルミ、金属と樹脂、金属とCFRP)
4-3 樹脂材料における接合技術課題と要望
5.将来の展望
5-1 材料の動向
5-2 接合の動向
5-3 マルチマテリアル車体の今後
【質疑応答 名刺交換】
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