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統計学の正しい知識を身に付けたい方必見!生物統計の基礎を、実際の臨床試験を例に解説致します!
~検定・推定の考え方とは?症例数設計の考え方とは?ランダム化の果たす役割とは?~
セミナー趣旨
臨床試験の計画・実施に携わる場合はもとより、学会や論文で発表された臨床試験の結果を正しく解釈するためにも、統計学の知識はもはや不可欠です。しかし、必要と分かってはいてもなかなか気合を入れて取り組む気になれない、という方は多いのではないでしょうか。どこから手を付けたらよいか分からなかったり、関連書籍が多くて迷ってしまう。そこで、知り合いに教えを乞うてみるが、理解があいまいだったり、人によって言うことが違う。あるいは、自分自身で勉強したことはあるが、本当に正しく理解できているか今一つ自信を持てない。本講座では、臨床試験に関する統計学の正しい知識を身に付けたい方を対象に、生物統計の基礎を講義します。数式は使用しません。実際の臨床試験を例に講義を展開します。
臨床試験から医学的な結論を引き出すための基盤として統計学は重要です。しかし、統計学だけではまだ半分といったところ。因果を探るとはどういうことか、臨床試験から一体何を知ろうとしているのか、臨床試験におけるゴールから明らかにしていきます。続いて、そのゴールを達成するために何が必要かを、順番に理解していきます。統計学もその必要なものの1つです。検定・推定の考え方、症例数設計の考え方、ランダム化の果たす役割とその具体的な方法について説明します。
臨床試験で用いられる統計解析の方法はいまや膨大で、とても網羅することはできません。しかし、基本的な考え方は共通しています。したがって、本講座では、生物統計の考え方を理解することに主眼を置きます。統計解析については、最も基本的なt検定と信頼区間を重点的に学びます。発展的な解析方法として、ランダム化試験における共分散分析の利用とその役割について、簡単に触れます。
セミナープログラム
1.その薬、本当に効きますか?
1-1 臨床試験の例
1-2 因果効果とランダム化
2.データを人に伝える:記述統計
2-1 データの種類
2-2 データの図示、データの要約
3.データから真実を探る:統計的推測
3-1 検定と推定の考え方
3-2 調整解析の役割 ~共分散分析を例に~
4.この患者さんの治療はどっち:結果の解釈、集団から個へ
4-1 部分集団解析と一般化可能性
5.試験の計画に必要な統計学
5-1 症例数設計
5-2 ランダム化の方法
臨床統計、統計学、臨床試験、症例数設計、ランダム化、研修、セミナー
セミナー講師
東京大学医学部附属病院 臨床研究推進センター 研究者主導試験推進部門
データサイエンス室長 特任講師 柏原 康佑 氏
《略歴》
2006年3月 東京大学医学部健康科学・看護学科卒業
2008年3月 東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士課程修了
2008年4月 持田製薬株式会社入社
2010年4月 持田製薬株式会社所属 及び 東京大学医学部研究生入学
2013年4月 東京大学大学院医学系研究科助教
《資格等》
2019年4月1日 日本計量生物学会認定:実務試験統計家
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
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