基本的なところからよくわかる!自動車における熱マネジメント技術と求められる技術・部品・材料

■熱マネジメント技術
■電動車用エアコン
■エアコンシステムの改善
■駆動用電池の温度管理
■自動運転の熱マネジメント
■空調
システムの変化による部品、内装材の動向
■今後の自動車用冷却系と熱交換器
■2030年 CO2削減目標と燃費規制
■地球温暖化防止から見た(LCAから見た)自動車の駆動源選択
■電気自動車のコスト
■日本車の現状と強み
■世界のエネルギー課題

★ アーカイブ配信のみの受講もOKです。
★ 自動車の将来駆動源を捉えなおすとともに、種々の駆動源に必要な熱マネジメント技術を統括的に学習する!

■特典:Live受講に加えて、アーカイブでも1週間視聴できます■
このセミナーはアーカイブ付きです。セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。
【アーカイブの視聴期間】2023年3月1日(水)~3月7日(火)まで

セミナー趣旨

 地球温暖化防止のため電気自動車などの電動車両への移行が始まったものの、ウクライナ情勢により一次エネルギの需給バランスが崩れ、エネルギ費の高騰などの問題が起きています。これにともない、将来駆動源の選択も混沌としており、単純な電動化への移行シナリオは過去のものになってきています。このため、自動車の将来駆動源を捉えなおすとともに、種々の駆動源に必要な熱マネジメント技術がさらに重要になっています。
 自動車の電動化以上に喫緊の課題になっているのは、自動運転技術の普及です。一般道の自動運転は、まだまだハードルが高いものの、高速道では、ハンズフリー運転が現実になっています。そうなると、移動中の車内で、いかに快適に過ごせるかが最大の課題になります。クルマを選ぶ基準が燃費から快適性に切り換わろうとしているのです。これらの熱マネジメント技術を包括的に解説するのが、このセミナーです。

習得できる知識

・電気自動車などの電動車に必要な効率的な空調システム
・まだまだ残るエンジン車(ハイブリッド車など)の燃費改善技術
・自動運転自動車の快適性向上技術
・自動車の駆動源動向

セミナープログラム

第1部 次世代自動車における熱マネジメント技術
 1.1 (古典的な)熱マネジメント技術
  ・自動車の排熱一覧
  ・排熱回収/蓄熱システムおよび蓄熱材料
  ・ケミカルヒートポンプ
  ・熱電素子
  ・熱負荷軽減
 1.2 電動車用エアコン
  ・方式と現行空調システムとの比較
  ・低外気温への対応
  ・廃熱利用の可能性は
  ・ヒートポンプとその課題
  ・ハイブリッド車用エアコン
  ・PHEV(プラグインハイブリッド車)用エアコン
 1.3 エアコンシステムの改善
  ・空調シート
  ・内部熱交換器
  ・換気熱回収
  ・デシカント空調
  ・CO2冷媒によるエアコン
  ・空調快適性
  ・温冷感
  ・人体温熱快適性からみた最適加熱部位
  ・クリーン・ディーゼル車の補助暖房
 1.4 駆動用電池の温度管理
  ・電池の温度管理と寿命
  ・温度管理例
  ・理想的な温度管理方法
 1.5 自動運転の熱マネジメント
  ・自動運転化に伴う課題
  ・自動運転車における差別化技術と求められる技術・材料
 1.6 空調システムの変化による部品,内装材の動向
  ・ガラス・調光ガラス
  ・断熱材
  ・真空断熱材
 1.7 今後の自動車用冷却系と熱交換器 (説明を簡略化するかもしれません)
  ・熱交換器の変遷
  ・モータ、インバータ冷却系
  ・水冷インタークーラの目的
  ・蓄冷エバポレータの採用と採用廃止
  ・水冷コンデンサの目的

第2部 自動車における駆動源の変遷と将来の見通し
 2.1 2030年 CO2削減目標と燃費規制
  ・2050年 EV普及率予測
  ・欧州はどうしてEVなのか? (例)ノルウェーの選択
 2.2 地球温暖化防止から見た(LCAから見た)自動車の駆動源選択
  ・燃費、Well to Wheel から LCAへ
  ・OEM(自動車メーカ)によるLCA評価
  ・ICCT、VW、マツダによるLCA評価を元にした考察
 2.3 電気自動車のコスト
  ・周辺情報(日本人の賃金、購入したいクルマ)
 2.4 日本車の現状と強み
  ・日本車の燃費比較例

第3部 世界のエネルギ課題 (説明を簡略化するかもしれません)
 3.1 エネルギ課題
  ・各国の一次エネルギ、電力
 3.2 電力事情
  ・各国の電気料金推移と内訳 家庭用・産業用
  ・ドイツの再生可能エネルギ
  ・ドイツの電気料金推移とCO2排出量の推移
  ・変動制再エネ(VRE)
  ・電力系統とストレージ
 3.3 日本の選択
  ・日本 『エネルギー基本計画2030年』
    ・原発だけで実現するには
    ・太陽光だけで実現するには
    ・太陽光と風力で実現するには
  ・日本の弱点
  ・2030年へのエネルギ変化 CO2排出量係数 イギリスとの比較
  ・日本の電力スポット市場の高騰とLNG
 3.4 中国の状況
  ・LNG(天然ガス)と中国
謝辞

  □質疑応答□​

セミナー講師

原 潤一郎 氏 【元・日産自動車、元・カルソニックカンセイ】
【経歴】
・日産自動車 … 電気自動車用空調システム,変動気流配風システム,脱臭フィルタ,車室内熱気流のCFD解析など
・カルソニックカンセイ … CO2冷媒エアコン,電気自動車用空調システム,小型集約型熱交換器モジュール,縦渦発生型フィンを搭載したEGRクーラなど
・自動車技術会 … 自動車技術会論文賞,自動車技術会部門貢献賞

セミナー受講料

※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。

49,500円( E-mail案内登録価格46,970円 )
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で 49,500円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額24,750円)

【1名分無料適用条件】
※2名様ともE-mail案内登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。

※テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【Live配信/WEBセミナー受講限定】
1名申込みの場合:39,600円 ( E-Mail案内登録価格 37,620円 )
※1名様でLive配信/WEBセミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
※他の割引は併用できません。

受講について

Zoom配信の受講方法・接続確認

  • 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信となります。PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 申込み受理の連絡メールに、視聴用URLに関する連絡事項を記載しております。
  • 事前に「Zoom」のインストール(または、ブラウザから参加)可能か、接続可能か等をご確認ください。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー中、講師へのご質問が可能です。
  • 以下のテストミーティングより接続とマイク/スピーカーの出力・入力を事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。
    ≫ テストミーティングはこちら

配布資料

  • 製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)
    ※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。
    ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

自動車技術   省エネルギー   環境負荷抑制技術

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

自動車技術   省エネルギー   環境負荷抑制技術

関連記事

もっと見る