AAM/eVTOL(いわゆる「空飛ぶクルマ」)のグローバル動向と生み出す事業機会

※AAM::Advanced Air Mobility ※eVTOL:electric Vertical Take Off and Landing 

セミナー趣旨

 「空飛ぶクルマ」として注目されているAAM/eVTOLが、なぜ欧米を中心に世界の航空分野で注目されるのか、その特長と戦略的な位置づけ、AAM/eVTOLとはどのようなモビリティであるのかについて解説いいたします。
 また、AAM/eVTOLは、法的な面も含め、「クルマ」でも「ドローン」でもなく「航空機」であるため、その事業化において重要となる「技術」「認証・認可」「インフラ」「市場と事業」実現化に向けての「社会実装」についてお話いたします。加えて、現在、AAM/eVTOLの開発・事業化をリードしている主なフロントランナーの動向についてお話し、グローバル産業である航空機産業での新たな空のモビリティとして注目されている、AAM/eVTOLの全体像と事業機会についての講演をさせていただきます。

受講対象・レベル

 AAM/eVTOLや次世代モビリティ関連に関心がある方、担当されている方、航空関連や脱炭素関連のスタートアップ企業、エレクトロニクス関連(モーター、バッテリー、インバータ、熱制御、燃料電池、センサなどの新事業に取り組んでいる方、検討されている方)、企業や自治体で次世代モビリティ・サービスに関心がある方、担当されている方など。

習得できる知識

(1)AAM/eVTOLの全体像(取組動向、プレイヤー、将来性)
(2)AAM/eVTOLの戦略的位置づけと事業機会
(3)AAM/eVTOLを構成する主な技術と課題
(4)AAM/eVTOL実現化(ハード、サービス等)に向けての必要事項とその対応
(5)航空機分野の事業化・事業参入で重要となる事項

セミナープログラム

1.なぜ今、AAM/eVTOL(いわゆる「空飛ぶクルマ」)が注目されるのか?:新たな市場と事業機会
 1-1 次世代モビリティ+脱炭素、実現の担い手
 2-2 スタートアップ+ベテランのコラボ
 3-3 「モノづくり」の新たなビジネスモデル創出

2.AAM/eVTOLとは何か?
 2-1 AAM/eVTOLは「航空機」
 ※「クルマ(自動車)」でもなければ「ドローン」でもない
 2-2 夢の「空飛ぶクルマ」から、現実的なAAM/eVTOLへ(歴史的経緯)
 2-3 「航空機」であるAAM/eVTOLの留意点
  ・航空機産業 : 欧米主導のグローバル産業
  ・AAM/eVTOLの市場性
  ・AAM/eVTOLの戦略的な位置付け

3.AAM/eVTOL実用化の鍵
 3-1 技術(デザイン、電動推進、新素材、セーフティ、自動/自律飛行、試験・評価、量産技術、インテグレーション等)
 3-2 認証/認可(機体、推進システム等の認証、製造・運航認可、操縦資格、整備資格等)
 3-3 インフラ(バーティポート、管制/UTM、ITプラットフォーム等)
 3-4 市場と事業(用途と市場、ビジネルモデル、事業採算性、資金調達等)
 3-5 社会実装・社会受容(PA:パブリックアフセプタンス、地域への波及効果等)

4.AAM/eVTOLの基本
 4-1 主なAAM/eVTOLの機体・推進システムの形態とカテゴリー
  ・主な3つの機体形態と推進システム形態
  (ベクタードスラスト、リフト&クルーズ、マルチコプター、全電動とハイブリッド)
  ・主な2つのカテゴリー(認証・資格の要不要)
 4-2 技術:キーテクノロジー
  ・電動推進システム :モーター、ESS(バッテリー、燃料電池等)、インバータ、熱制御システム等
  ・新素材(特にコンポジット)
  ・セーフティ技術(SAA:Sense And AvoidとDAA:Detect And Avoidid)
  ・自動/自律飛行技術
  ・試験・評価
  ・量産技術(AM/3Dプリンティング等)
  ・インテグレーション(DX、デジタルツイン)
 4-3 AAM/eVTOLの認証/認可
  ・AAM/eVTOLの新たな認証基準(FAA、EASA)
   ※AAM/eVTOLの実用化時期を決める重要事項
  ・最新動向から技術への要求例(解決すべき課題)
  ・運航認可と操縦資格・訓練等
   ※AAM/eVTOLの各種サービスの実現性を検討するにあたっての重要事項
 4-4 AAM/eVTOLのインフラ
  ・バーティポートとは何か、基準案
  ・管制/UTM
  ・ITプラットフォーム
 4-5 AAM/eVTOLの事業採算性評価、地域への波及効果
  ・事業性評価の事例
  ・経済波及効果試算の事例
 4-6 AAM/eVTOLの受注状況と市場及び最も重要となる社会実装

5.AAM/eVTOLのフロントランナー
 5-1 ベクタードスラスト
 (1)Joby Aviation
 (2)Archer
 (3)Vertical Aerospace
 (4)Lilium
 5-2 リフト&クルーズ
 (1)Airbus
 (2)Eve(Embraer)
 (3)Beta Technologies
 (4)Wisk
 (5)teTra
 5-3 マルチコプター等
 (1)Volocopter
 (2)Lift Technologies
 (3)Jaunt Air Mobility
 (4)SkyDrive
 5-4 韓国及び中国の動向(Ehang、AutoFlight等)

6.まとめ

【質疑応答】


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セミナー講師

(株)航想研 代表取締役 奥田 章順 氏
 ※(公財)航空機国際共同開発促進基金(IADF) 理事

■略歴
 1983年3月 早稲田大学 理工学部 理工学研究科 修士課程修了(流体工学)
 1983年4月~2018年3月 (株)三菱総合研究所 経営コンサルティング本部 参与/チーフコンサルタント
 2004年~2017年 北陸先端科学技術大学院大学 客員教授
 2018年5月~2021年9月 (株)三菱総合研究所 客員研究員
 2018年6月~ (株)航想研 代表取締役社長

■専門分野
 航空宇宙、自動車産業の技術戦略、研究開発戦略、事業戦略等のコンサルテーション、産業・技術波及効果評価、市場性評価・需要予測等。これまでに300以上の航空宇宙関連のコンサルテーション、調査関連プロジェクトを国内・海外企業、官公庁向けに実施。次世代飛行システムであるいわゆる 「空飛ぶクルマ」 については、20年以上プロジェクト等を実施

■委員活動等(現在)
 ・IADF(公財)航空機国際共同開発促進基金:航空機産業戦略研究会 委員長、技術開発動向調査委員会 委員
 ・NEDO(国研)国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
 「グリーンイノベーション基金事業/次世代航空機の開発プロジェクト」 技術・社会実装推進委員
 「航空機用先進システム実用化プロジェクト」事業推進委員会 委員
 「先導研究プログラム/エネルギー・環境新技術先導研究プログラム」 委員
 「次世代複合材創製・成形技術開発」プロジェクト委員
 「航空機エンジン向け材料開発・評価システム基盤整備事業」採択委員 等

■書籍関連
「世界のエアライン:PROFILE」(イカロス出版2021)
「IoT入門」、「IoTまるわかり」(日本経済新聞出版社2016/2015共著)
「航空産業入門/航空機製造業のビジネスモデル」(財団法人東京大学出版会2012共著)、
「2030年の日本」(日本経済新聞出版社2007共著)
「F-22 Raptor」(イカロス出版Bill Sweetman1999訳書)
「富国強兵の遺産(Rich Nation, Strong Army)」(リチャード・サミュエルズ著、三田出版会1997訳書)等

セミナー受講料

49,500円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合38,500円、
  2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
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※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

航空・宇宙技術   安全規格   事業戦略

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