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歯車機構を設計する上で必須となる基本事項から、低振動・低騒音への歯車設計、歯車歯面の損傷要因と対策について解説する!
セミナー趣旨
歯車機構は、回転伝達機構のひとつとして、すでに長い歴史を持つが、新しい機構でもある。あらゆるものが電動化へと進んでいく中で、それらの速度変換すなわち減速や増速させる重要な役割を担っているからである。
ここでは、高強度な歯車機構を、開発・設計を進めていく上で、いくつかの検討すべき項目を取り上げ、基本的な設計方法を確認するのが、本セミナーの目的である。
受講対象・レベル
機械・装置の機構設計について3年以上の経験を有する技術者
必要な予備知識
伝達機構および機構要素とくに歯車に関する基礎知識
習得できる知識
高強度な歯車機構を設計する上での、必須となる基本事項について理解できる。また、単に歯車を対象するのみならず、それと密接な関係がある軸や締結要素の設計についても触れる。
セミナープログラム
1.一対の歯車機構の基礎
1-1.回転伝達機構としての歯車のかみ合いの原理
1-2.歯車における強度とは
1-3.なぜ歯形にインボリュート曲線が用いられるか
1-4.転位歯車とは
2.高強度・低振動・低騒音への歯車設計
2-1.歯車軸の強度の設計方法
(1)せん断応力にもとづく軸の強度計算
(2)ねじり剛性にもとづく軸の強度計算
2-2.歯車の設計方法
(1)幾何学的な観点からの強度設計
・曲げ強さ(ルイスの式)
・歯面強さ(ヘルツの応力)
(2)歯形形状の検討
・歯たけ係数による
・転位係数による
・歯形修整による
(3)機構の実装上からの検討
・材質
・熱処理
・潤滑方法
2-3.歯車における振動・騒音の発生要因と対策
(1)なぜ振動・騒音が発生するのか
(2)振動・騒音を低減するには
3.歯車歯面の損傷要因とその対策
3-1.疲労原因
3-2.破壊の発生
【質疑応答】
歯車,機械,設計,高強度,ノイズ,振動,セミナー
セミナー講師
テクファ・ジャパン(株) 代表取締役社長 工学博士 香取 英男 氏
【ご経歴】
1968年~1989年 財団法人 機械振興協会技術研究所 技術主幹
1977年~1979年 東京都立大学 工学部 講師
1983年~1985年 東京工業大学 研究員
1990年~2020年 埼玉県 委嘱 技術アドバイザ(CAD/CAM部門)
1991年~1992年 法務省 東京地方裁判所 鑑定人(機構設計・CAD/CAMシステム)
1994年~2012年 青山学院大学 理工学部 兼任講師
1995年~2014年 明治大学 理工学部 兼任講師
1997年~現在 テクファ・ジャパン(株) 代表取締役社長
1999年~2014年 日本カム工業会 会長
2005年~2019年 高齢・障害・求職者雇用支援機構 講師
【ご活躍】
・ PTC ジャパン ユーザ会 Mathcad TC 議長
・ 生産システム懇談会 代表幹事
【ご所属学会】
日本機械学会、精密工学会
【著書】
・非円形歯車の設計・製作と応用(単著 日刊工業新聞社、2001年)
・カム機構ハンドブック(監修・執筆、日刊工業新聞社、2001年)
・カム機構図例集(共著 日刊工業新聞社、2006年)
・3次元CAD実践活用法(共著 コロナ社、2006年)
・カム・リンク機構入門 (監修、DVD教材、ものづくりネット&新宿スタジオ、2011年)
・月刊誌「機械設計」連載中(日刊工業新聞社、2014年11月~現在)
「Mathcadで学ぶ工学技術計算ソフトによる設計業務の効率化・高度化」
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、
2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
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