ポリウレタンの構成構造,材料設計,分析解析,国内外事情

分子設計,物性コントロール,劣化防止
断熱・繊維・防水・塗料などの市場動向
劣化や可燃性,毒性などへの対応
植物由来素材,CO2原料素材などの活用の動き

セミナープログラム

【10:00〜11:40】
第1部 ポリウレタンの構造・特性およびポリウレタンの国内外市場について
●講師  HAEWON T&D Ltd. 顧問  桐原 修 氏

【講座の趣旨】
  演者が長く携わってきた,ポリウレタン原料の開発とその物性概要を非発泡分野に焦 点 をあてて,基礎的に説明する。特に塗料,接着剤用途などの適用分野と適用理由を説明する。今後の動向として,従来からの溶剤型と環境対応型 の水性,ハイソリッド,粉体用にも言及する。

【セミナープログラム】
1.ポリウレタンの特性と概要
  1.1 歴史
  1.2 なぜ拡大してきたか・背景

2.ポリウレタンの特性とその制御

3.ポリオールとそのポリウレタン物性

4.塗料用ポリオール
  4.1 一般的なポリオール
  4.2 特殊ポリオール

5.イソシアネートとそのポリウレタン物性
  5.1 イソシアネートモノマー
  5.2 オリゴマー・プレポリマー・ポリマー
  5.3 ブロックイソシアネート
  5.4 最近のイソシアネートの動向・開発志向

6.ポリウレタンの劣化機構と安定性向上

7.ポリウレタン塗料の海外(中国など)事情・環境対応の強化

【質疑応答】


【12:30〜13:30】
第2部 ウレタンに用いられるポリオールとその使い方について
●講師 (株)クラレ 鹿島事業所 ケミカル研究開発部 化学品研究開発グループ  岡野 茂 氏

【セミナープログラム】
1.ポリオールの基礎事項
  (相溶性,結晶性,分子量,粘性,溶剤溶解性,耐加水分解性など)

2.主なポリオールの種類と特性
  2.1 ポリエーテルポリオール
  2.2 ポリエステルポリオール
  2.3 ポリカーボネートポリオール

3.環境対応と検討例

【質疑応答】


【13:40〜14:40】
第3部 高機能イソシアネート系水性架橋剤とその応用について
●講師 旭化成(株) 機能性コーティング事業部 デュラネート技術開発部 グループ長   原田 佳司郎 氏

【セミナープログラム】
1.架橋の基礎
  1.1 架橋とは
  1.2 各種架橋反応
  1.3 ウレタン架橋と各種物性

2.ポリイソシアネートについて
  2.1 ジイソシアネートモノマー
  2.2 イソシアネート基の反応
  2.3 ジイソシアネートの反応性
  2.4 ポリイソシアネートの構造
  2.5 ポリイソシアネートの物性

3.ポリイソシアネートの水性化
  3.1 ポリイソシアネートの水系化方法
  3.2 親水基導入タイプ
  3.3 疎水低粘度タイプ
  3.4 1液タイプ(ブロックポリイソシアネート)

4.用途例

【質疑応答】


【14:50〜15:50】
第4部 ウレタン化触媒としての有機チタン,ジルコニウム化合物の利用
●講師 マツモトファインケミカル(株) 開発企画グループ グループマネージャー  橋本 隆治 氏

【講座の趣旨】
  ウレタン化触媒としては,有機金属化合物として有機スズ化合物が使用されている が,環境負荷が高いことより代替する検討がされている。 有機チタン,ジルコニウム化合物は,環境負荷が低いことからウレタン化触媒として 注目されている。 本公演では,有機チタン,ジルコニウム化合物の一般的性状とともに,ウレタン化触 媒としての利用について解説する。

【セミナープログラム】
1.有機チタン,ジルコニウム化合物の性状
  1.1 化学構造(アルコキシド,キレート,アシレート)
  1.2 基本反応(アルコール交換反応)
  1.3 チタンアルコキシド,ジルコニウムアルコキシドの反応性(加水分解性)
  1.4 チタンキレート,ジルコニウムキレートの反応性と色
  1.5 反応しやすい官能基は何か。

2.ウレタン化触媒としての利用
  2.1 有機スズ化合物と有機チタン,ジルコニウム化合物の違い
  2.2 ウレタン化触媒としての推定反応機構
  2.3 イソシアネートとポリオ—ルとの反応によるゲル化時間を使用した評価 例
    2.3.1 トリレンジイソシアネート(TDI)を使用した例
    2.3.2 1,6-ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)を使用した例
  2.4 まとめ 

【質疑応答】


【16:00〜17:00】
第5部 ポリウレタンの構造と物性の解析
●講師 (株)三井化学分析センタ− 構造解析研究部 主席研究員 博士(工学)  関根 素馨 氏

【セミナープログラム】
1.ポリウレタンの構造解析手法
 1.1 化学構造解析
 1.2 動的粘弾性
 1.3 パルスNMRによるセグメント構造評価
 1.4 モルフォロジー等

2.ポリウレタンの高次構造と物性の関係
 2.1 ハードセグメントの凝集状態
 2.2 分子運動性による物性発現機構
 2.3 ウレタン材料の劣化解析

【質疑応答】

セミナー講師

【第1部】
HAEWON T&D Ltd. 顧問  桐原 修 氏

【第2部】
(株)クラレ 鹿島事業所 ケミカル研究開発部 化学品研究開発グループ  岡野 茂 氏

【第3部】
旭化成(株) 機能性コーティング事業部 デュラネート技術開発部 グループ長   原田 佳司郎 氏

【第4部】
マツモトファインケミカル(株) 開発企画グループ グループマネージャー  橋本 隆治 氏

【第5部】
(株)三井化学分析センタ− 構造解析研究部 主席研究員 博士(工学)  関根 素馨 氏

セミナー受講料

1名につき66,000円(消費税込み,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕

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※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

66,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   化学反応・プロセス   分析・環境化学

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