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毎回高評価の人気講座、2年半ぶりの会場開催です!
車のリコール、家電製品の重大事故はなぜ起きるのか!これまでの開発現場での実体験など、わかりやすい講義で大好評 FMEAでは品質は良くならないと言い切る品質問題のエキスパートが FMEA/FTA/DRBFMをわかりやすく「正しく」解説
日時
1日目:2023年3月 9日(木)10:30-17:00
2日目:2023年3月10日(金)10:00-16:30
セミナー趣旨
故障モードから始めるFMEAは工数ばかりかかり、効果が少ない手法と言えます。理由は、①全部品の故障モードを抽出することから始める。②信頼性設計評価が主で機能設計に由来するトラブルを予防する役目はないこと、の2つがあります。
これに対しDRBFMは、変更点・変化点に着目し、機能から検証を展開します。Nakadeメソッドは、DRBFMを正しく推進できるように改良したもので、実際に多くの設計現場で効果を上げています。完成度を上げるためには、「衆知を集める」ことが大切で、「設計手段の見える化」が重要になります。
本講座では、設計現場を知り尽くしたトヨタA級認定のベテラン講師が、FMEAの課題とその対処法、現場で即実践できるDRBFM、機能展開未然防止法Nakadeメソッドを、なぜ品質問題が起きるのかのグループ討議と、「7つの帳票」を使ったケーススタディーで、モレなく効率よく検証するノウハウをお伝えします。
・FMEA(Failure Mode and Effects Analysis)
・DRBFM(Design Review Based on Failure Mode)
受講対象・レベル
営業、開発・設計・生産技術、品質管理・製品審査・製造技術を担当する技能系社員。
幅広い業務の方のご参加が可能です。
※定員が少人数のため、1社3名以上のお申し込みはお断りをさせていただく場合がございます。
あらかじめご了承ください。
習得できる知識
1.FMEA/FTAの基礎知識と活用法…FMEA知識が格段にあがり、指導スキルが身に付く
2.機能展開の品質問題未然防止法
3.トヨタ自動車(株)推奨のDRBFM実践力
セミナープログラム
<1日目> 2023年3月9日(木)10:30-17:00
1.はじめに
1-1. 品質問題未然防止とは
1-2. デザインレビューの実態
1-3. 開発現場の課題と対策
1-4. 開発段階で衆知を集める
2.品質の定義
2-1. 品質の考え方
2-2. 品質の定義と分類
2-3. 品質における顧客要求と満足度
2-4. すなわち 品質とは!
3.FMEA/FTA/なぜなぜ分析
3-1. FMEAとは!
3-2. FMEAの改善事例
3-3. FMEAで品質がよくならない理由
3-4. 講師が伝授…FMEAの裏知識!
3-5. FTAとは
3-6. FTA、FMEAの比較
3-7. なぜなぜ分析と注意点(簡単な演習)
3-8. Nakadeメソッド 商品力向上“7ケ条”
4.品質問題未然防止法の考え方
4-1. 製品開発プロセス
4-2. グループ討議:なぜ品質問題が起きるのか!
4-3. 重要!品質問題発生の原因と対策
4-4. ストレスとストレングス
4-5. 対処法
<2日目> 2023年3月10日(金)10:00-16:30
5.信頼性設計の鉄則
5-1. 高信頼性製品の定義と見落とし項目
5-2. 使用環境/車の変化による事故事例
6.DRBFMとは
6-1. DRBFMとは!
6-2. DRBFMのイメージ
6-3. 重要!DRBFMの「こころ」!
6-4. FMEAとDRBFMの比較
6-5. A級エキスパートだから言えること!
7.ケーススタディー”DRBFM”
いつまでも「飲み頃」タンブラーカップ
衆知を集める検討体験、なぜなぜ分析、
7つの帳票を使った未然防止推進の演習。
7-0. システム要件表
7-1. 気づきシート
7-2. 変更点・変化点一覧表
7-3. 階層構造図
7-4. 機能着眼点一覧表
7-5. 変更点-機能/故障モード表
7-6. FTA(なぜなぜ分析)
7-7. ワークシート(Nakadeメソッド)
8. DRBFM推進での注意点
<質疑応答>
■受講者の声
・グループ討議を行うことで他業の方と意見交換ができた。
・実例などで説明して非常にわかりやすい講義だった
・経験談がとてもためになりました
・他社での進め方も聞くことができたので有意義でした
・今後も定期的にこのセミナーを開催してほしい
・頭の中でモヤモヤしていたのが晴れた感じ。業務で実践して自分のものにしていきたい
などなど…実践的な内容が大変好評です!
セミナー講師
中出 義幸 先生 Nakadeメソッド研究所 代表
トヨタ自動車認定 DRBFM A級エキスパート/京都府中小企業特別技術指導員
■ご略歴
パナソニックにて車載電装品開発を26年間担当複雑な構造設計及び回路設計の習得、
ハンドル周辺の操作ユニット、キーレス等の製品開発とマネジメントを主管。
・2013年6月 トヨタDRBFM A級認定(サプライヤ初)
・2014年5月 社長賞受賞
・2015年3月 パナソニック早期退社
・2015年4月 京都府中小企業 特別技術指導員
・2015年8月 設計品質コンサルタントとして独立
・2018年1月 Nakadeメソッド研究所 設立
・2019年5月 公差設計支援開始
■ご専門および得意な分野・研究
①車載電装品開発、公差設計力
特許出願143件、登録件数国内67件、海外登録件数29件
②事業化推進力
デザインインからのコンセプト提案力を有し、キーレス、エアコンパネルスイッチ、
ハンドルスイッチの開発と事業化。15億円/月の事業担当。
③創造的品質問題未然防止手法
トヨタA級認定は、世界で10人目に取得。
B級エキスパート9名を認定指導。 独自に「Nakadeメゾット」考案。
延べ95回、約2,100人に講義実践。
セミナー受講料
1名66,000円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき55,000円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
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