【中止】皮膚感作性試験(代替法を含む試験方法とその特徴、留意点) ~OECDガイドライン等国内外最新規制等を踏まえて~

感作性試験も代替法が主流に!複数の代替法を用いた新しい時代?

セミナー趣旨

  化学物質等との繰り返し接触によって、アレルギー性の接触性皮膚炎を発症することがあります。そこで、新規化学物質等については皮膚感作性試験を実施して、危害等の発生を未然に防ぐことが求められます。
  皮膚感作性試験は、モルモットあるいはマウスを用いた試験法が用いられてきました。近年、動物福祉からの視点やREACH(欧州化学品規則)による規制などから、動物を用いない代替試験法の開発が進み、2015年からOECD試験法ガイドライン(OECD TG)として順次発出されています。Adverse Outcome Pathway(AOP:有害性発現経路)に基づく四つのKey Event(KE)を経て感作が成立しますが、そのKE1から3のいずれかの段階の変化を指標として代替法が開発され、2022年12月現在、KE1に関わるin chemico試験法が3種、KE2およびKE3に関わるin vitro試験法が合わせて6種、出ています。さらに、2021年6月には、in chemico(1種)と in vitro(2種)の組み合わせ、in chemicoと in vitroとin silicoの組み合わせ(各1種で2組)で評価するガイダンス[Defined Approaches(確定方式)for Skin Sensitisation, OECD TG 497]が出ました。
  本セミナーでは、皮膚感作性の発症機構と感作性試験について、概要を紹介します。動物を用いるあるいは用いない試験法のうち、代表的な試験法と、新たな考え方による感作性評価の動向について、それぞれの概要と特徴などを踏まえて解説します。

習得できる知識

・アレルギー性接触性皮膚炎の発症機構を知る
・皮膚感作性試験の基礎的手法を知る
・代替法を含めた各試験法の概要を知る
・代替法を含めた各試験法の特徴を知る
・それぞれの試験法が得意とするところ、不得意とするところを知る

セミナープログラム

1.アレルギー性接触性皮膚炎の発症機構
2.皮膚感作性試験の概要
3.皮膚感作性試験法の概要
 3.1 動物を用いる試験法
  3.1.1 Skin Sensitisation (OECD TG 406)
    ・Guinea Pig Maximisation Test
    ・Buehler Test
  3.1.2 Adjuvant and Patch Test
  3.1.3 Skin Sensitization
    ・Local Lymph Node Assay (LLNA)(OECD TG 429)
    ・Local Lymph Node Assay: DA (LLNA: DA)(OECD TG 442A)
    ・Local Lymph Node Assay: BRDU-ELISA or -FCM 
             (LLNA: BrdU-ELISA)、(LLNA: BrdU-FCM)(OECD TG 442B)
 3.2 動物を用いない試験法
  3.2.1 Assays addressing the Adverse Outcome Pathway key event on covalent binding to proteins:
               (OECD TG 442C)
    ・Direct Peptide Reactivity Assay (DPRA)
    ・Amino Acid Derivative Reactivity Assay (ADRA)
    ・kinetic Direct Peptide Reactivity Assay (kDPRA)
  3.2.2 ARE-Nrf2 Luciferase Test Method(OECD TG 442D)
    ・ARE-Nrf2 luciferase KeratinoSensTM test method
    ・ARE-Nrf2 luciferase LuSens test method
  3.2.3 In Vitro Skin Sensitisation assays addressing the Key Event on activation of dendritic cells
              on the Adverse Outcome Pathway for Skin Sensitisation (OECD TG 442E)
    ・Human Cell Line Activation Test (h-CLAT)
    ・U937 cell line activation Test (U-SENSETM)
    ・Interleukin-8 Reporter Gene Assay (IL-8 Luc assay)
    ・Genomic Allergen Rapid Detection (GARDTM) for assessment of skin sensitisers (GARDTM skin)
4.新たな動きの概要
 4.1 医薬部外品・化粧品の安全性評価のための複数の皮膚感作性試験代替法を組み合わせた評価体系に関する
           ガイダンスについて(薬生薬審発0111第1号)
 4.2 Guideline on Defined Approaches for Skin Sensitisation (OECD TG 497)
5.まとめ
(質疑応答)

セミナー講師

 小島 幸一 先生   (一財)食品薬品安全センター 医学博士

■主経歴
東京工業大学大学院総合理工学研究科生命科学専攻在職後、(財)食品薬品安全センターにて、生化学研究室長、
薬物代謝研究室長、免疫毒性学研究室長などを経て、中央試験管理部長、試験部長などを担当。
医療機器の生物学的安全性試験の試験指導、相談業務などを中心となって担当してきた。
■専門分野・研究
医用材料の生体適合性、生化学、免疫毒性など
■関連の専門学会・協会等での活動
日本毒性学会、日本免疫毒性学会、日本バイオマテリアル学会、日本化学会ほか

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
    (開催1週前~前日までには送付致します)。

    ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
    (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
  • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
    無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

下記ご確認の上、お申込み下さい

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  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbps以上の回線をご用意下さい)。
    各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。
  • 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。

Zoomを使用したオンラインセミナーとなります

  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
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    セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
    尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
    ※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
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※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

41,800円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

化粧品・医薬部外品技術   医薬品・医療機器等規制

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化粧品・医薬部外品技術   医薬品・医療機器等規制

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