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★ 汚れにくい商品の開発や、効果的な洗浄に役立てるための基礎理論の習得を目指します!
講師
文化学園大学 大学院生活環境学研究科
研究科長 教授 工学博士 米山 雄二 先生
元 ライオン(株)
受講料
1名41,040円(税込(消費税8%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき30,240円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
高洗浄力を出したい、低機械力で汚れを簡単に除去したい、汚れが付かないようにしたいなど、洗浄及び汚れ除去・防止に対する対策や、付加価値をあげる技術への要望はいろいろとあります。汚れや洗浄の基礎を理論的に理解していれば、これらの要望には理論的にアプローチして行くことができます。
本セミナーでは、汚れの付着・洗浄はどういうメカニズムなのかをわかりやすく解説し、基礎理論に基づく汚れの除去及び防止・対策へのヒントについてお話しします。
○受講対象:
・洗浄剤、界面活性剤、表面処理剤、機能性材料の研究開発・製造に携わる方
・洗浄に携わる方
・汚れの付着防止に携わる方
・界面科学が専門でない方にも(初心者から中級者まで)
など
○受講後、習得できること:
・汚れの付着脱離・洗浄の基礎理論
・新しい洗浄剤および洗浄技術への考え方
・効果的に洗浄を行うための基礎知識
・表面の汚れ防止対策・防汚機能表面付加への考え方など
セミナー内容
1.物質の3態
1−1 気体、液体、固体
1−2 表面と界面
2.汚れの定義
2−1 汚れの性質による分類
2−2 汚れの物性による分類
2−3 汚れの付着・脱離のメカニズム
3.表面張力と界面活性剤
3−1 表面張力はなぜ発生するか
3−2 界面活性剤と何か?その特徴は?
3−3 界面活性剤による表面張力の低下
3−4 表面張力の低下と洗浄との関係
4.汚れ除去・洗浄のメカニズム
4−1 洗浄の定義
4−2 界面活性剤による汚れの除去
4−3 浸透
4−4 乳化・分散現象
4−5 可溶化
4−6 酵素による分解
4−7 漂白
5.汚れの付着脱離・洗浄現象をエネルギー的に考えてみる
5−1 ぬれの現象
5−2 汚れの付着と脱離におけるエネルギー変化
5−3 乳化・分散に必要な仕事量
5−4 水中における分散と凝集の理論
6.汚れ除去・洗浄理論の応用例
6−1 界面電気の測定
6−2 ゼオライトビルダー(洗浄助剤)の挙動
6−3 落ちない汚れはなぜ落ちないか
6−4 洗浄力と分散・凝集の理論計算の相関
6−5 汚れの付着と脱着のエネルギー変化をぬれの実験から求める
(1)固体の表面張力測定
(2)固体/液体、液体/液体の界面張力の計算
7.汚れ付着・洗浄メカニズムに基づく機能付加へのヒント
7−1 防汚機能表面へのいろいろな考え方
7−2 その他の機能性表面
<質疑応答>
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