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廃プラスチックの最新リサイクル技術の動向
全国49,5002024-05-20 -
持続可能な社会に向けた取り組みに向けて
★CFRPリサイクル技術の一つとして亜臨界・超臨界流体を用いるメリット及びデメリット等について触れながら解説!
★CFRPのリサイクル課題を顕在化するとともに、感性のデザイン思考から新規活用分野の開拓をした商品事例を紹介!
★軽量化材料である炭素繊維強化プラスチック(以下,CFRP)の特徴から生産方法、また、自動車リサイクルや素材別リサイクル、更に、ライフサイクルアセスメントやCFRPのリサイクルについて解説!
セミナープログラム
第1部 超臨界流体を用いるCFRPのリサイクル技術
【13:00-14:00】
講師:静岡大学 工学部 化学バイオ工学科 岡島 いづみ 氏
【講演主旨】
炭素繊維強化プラスチック(CFRP)のリサイクル手法の一つとして、本講座ではグリーン溶媒として注目されている亜臨界・超臨界流体を反応溶媒としたCFRPのリサイクル技術について解説します。初めに亜臨界・超臨界流体の基本に触れ、亜臨界・超臨界流体を溶媒として用いたマトリックス樹脂の分解、そしてCFRPのリサイクル・炭素繊維回収への応用について紹介します。
【キーワード】
超臨界流体、亜臨界流体、リサイクル
【講演のポイント】
CFRPリサイクル技術の一つとして亜臨界・超臨界流体を用いるメリット及びデメリット等について触れながら解説する予定。
【習得できる知識】
亜臨界・超臨界流体を用いるCFRPリサイクル技術に関する知識
【プログラム】
1.亜臨界・超臨界流体とは?
2.亜臨界・超臨界流体によるマトリックス樹脂の分解
3.亜臨界・超臨界流体によるCFRPのリサイクル
【質疑応答】
第2部 CFRPリサイクル技術とリサイクル材の用途開発の可能性および持続可能な社会に向けた取り組みの事例
【14:15-15:30】
講師:大和ハウス工業株式会社 人財・組織開発部 みらい価値共創センター長 (金沢工業大学 革新複合材料研究開発センター 客員教授) 池端 正一 氏
【講演主旨】
COI拠点で取り組まれた開発製品のポイントや取り組み手法を分析。更には、CFRPのリサイクル課題を顕在化するとともに、感性のデザイン思考から新規活用分野の開拓をした商品事例を紹介。新市場へ参入しすることで持続可能な取り組みを考える。
【キーワード】
新規活用分野の開拓
【講演ポイント】
COI拠点で取り組み事例から研究・開発・事業展開までを紹介。リサイクル商品を持続可能にするために、どんな分野に活用するかを発掘する手法を、感性のデザイン思考で挑戦する。
【習得できる知識】
感性のデザイン思考からの新規事業開拓手法
【プログラム】
1. CFRPとは
1.1 CFRPの特性・利点
2. CFRPリサイクル
2.1 FRPリサイクルの難しさ・課題
2.2 CFRPリサイクル技術・CFRPリサイクル材の用途開発
3. 大和ハウス工業株式会社におけるCFRPリサイクルの取組みの事例
4. 金沢工業大学COI拠点におけるCFRPリサイクルの取り組み
4.1 リサイクルの容易な熱可塑性樹脂の利点
4.2 カボコーマ・ストランドロッドの開発
4.2.1 カボコーマ・ストランドロッドの実用化に向けた取り組み
5. 持続可能な社会に向けた取り組み
【質疑応答】
第3部 自動車におけるCFRP適用の生産課題とリサイクルについて
【15:45-16:45】
講師:日産自動車(株) 生産技術研究開発センター エキスパートリーダー 水谷 篤 氏
【講演主旨】
環境問題より、自動車の軽量化は重要であり、電動化により車両重量が増加するために、より自動車の軽量が求められている。複合材料である炭素繊維強化プラスチック(以下,CFRP)は軽量化材料として注目されているが、自動車への適用は限定的であり、今後の拡大においては、リサイクルが課題である。本講座では、自動車へのCFRPの生産課題を述べ、また、今後のカーボンニュートラルからCFRPリサイクルの重要性と課題について述べる。
【キーワード】
複合材料、CFRP,炭素繊維、自動車、生産、LCA、リサイクル
【講演ポイント】
軽量化材料である炭素繊維強化プラスチック(以下,CFRP)の特徴から生産方法、また、自動車リサイクルや素材別リサイクル、更に、ライフサイクルアセスメントやCFRPのリサイクルについて解説する。
【習得できる知識】
CFRP自動車適用における生産課題の全体像と製造方法
自動車リサイクルの概要と素材別リサイクルの方法
CFRPに関するLCAとリサイクル技術
【プログラム】
1.自動車を取り巻く環境
1-1 環境問題
1-2 電動化と軽量化
2.CFRP生産課題
2-1 CFRPの特徴
2-2 生産プロセス
3.自動車リサイクルと再資源化
3-1 自動車リサイクルのフロー
3-2 素材別リサイクル
4.ライフサイクルアセスメント
4-1 自動車のライフサイクルアセスメント
4-2 CFRPのライフルアセスメント
5.CFRPリサイクル
5-1 主要なリサイクル技術
5-2 国内及び海外のリサイクル
6.まとめ
【質疑応答】
セミナー講師
第1部 静岡大学 工学部 化学バイオ工学科 岡島 いづみ 氏
【経歴】
室蘭工業大学工学部応用化学科卒業後、民間企業での研究員等を経て、静岡大学大学院理工学研究科 博士後期課程環境科学専攻を修了。その後、静岡大学イノベーション共同研究センター 学術研究員、同学工学部物質工学科 助手、同学工学部化学バイオ工学科 助教を経て現在に至る。専門分野は超臨界流体工学、化学工学。亜臨界・超臨界流体を用いるプラスチックのリサイクル及びバイオマス廃棄物の資源化に関する研究に従事。
【受賞】2019年度日本エネルギー学会進歩賞(学術部門) 等
第2部 大和ハウス工業株式会社 人財・組織開発部 みらい価値共創センター長 (金沢工業大学 革新複合材料研究開発センター 客員教授) 池端 正一 氏
【経歴】
1976年4月 入社 工場~商品開発~総合技術研究所~現職(みらい価値共創センター長)を歴任。生産現場や研究開発・商品開発を通じて、企業・大学等の共創活動に携わる。社外活動では、金沢工業大学 COIプロジェクトリーダー兼COI推進研究機構長に帰属。現在は、同大学の客員教授並びに生活支援工学会理事・NED技術委員に帰属。コトクリエでの活動(共育・共創・共生)を通じて、地域に開かれた施設として企画運営に携わっています。
【著作】
・革新材料による次世代インフラシステムの構築 ~安全・安心で地球と共存できる数世紀社会の実現~(平成29年8月 サイエンスポータル オピニオン)
・中長期ビジョンの策定と研究開発テーマの設定~研究リーダーに必要なこと~
(平成29年8月間「研究開発リーダー」)
・コア技術を活用した新規事業テーマの発掘、進め方
(平成30年9月間「研究開発リーダー」)
第3部 日産自動車(株) 生産技術研究開発センター エキスパートリーダー 水谷 篤 氏
【経歴】
1990年 同志社大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 修士課程修了
1990年 日産自動車(株)九州工場
1998年 日産自動車(株)リサイクル推進室
2012年 日産自動車(株)生産技術研究開発センター
2022年 日本大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 博士課程修了
セミナー受講料
【1名の場合】44,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
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