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★ 潤滑油・添加剤の基礎から潤滑油の劣化と潤滑不良によるトラブル対策、管理方法まで! 現場の事例、実例を交えて解説!
講師
福井大学 学術研究院 工学系部門 工学領域 機械工学講座
准教授 博士(工学) 本田 知己 先生
受講料
1名41,040円(税込(消費税8%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき30,240円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
機械装置などの故障の約50%は油の汚れが原因と言われており,油の汚れは装置に甚大な影響を与える.従って,使用条件がより厳しくなりつつある潤滑油の汚染管理は今後ますます重要となる.
本講演では,まず,トライボロジーの基礎を簡単に解説した後,主題である潤滑油と添加剤の基礎について解説する.その後,潤滑油の劣化と潤滑不良によるトラブルやその対策について実例を紹介しながら解説する.次に,潤滑油分析の結果に大きな影響を与えるサンプリング方法について概説した後,潤滑油の状態監視と潤滑管理について解説する.ここでは規格に沿った管理方法から最新の研究成果まで,世界的な動向を含めて幅広く解説する.最後に,最近積極的に導入が試行されているIoTを援用した潤滑管理についても最新の研究成果を含めて紹介する.
できる限り現場の事例も取り入れながら,日常の業務に少しでも役立つような講演にしたいと考えている.
■この講座を受講して得られる情報・知見:
・実機械の潤滑管理に関する課題解決の手法・手順
・機械の寿命改善やメンテナンスに役立つ勘どころ
・潤滑油・潤滑油添加剤に関する基礎知識
・実際の機械の運用で起きているトライボロジー現象の理解
セミナー内容
1.摩擦・摩耗・潤滑の基礎
1. 1. トライボロジーの役割と意義
1. 2. 固体表面の接触と摩擦法則
1. 3. 摩耗の定義と分類
1. 4. 潤滑理論
2.潤滑油の基礎
2.1. 潤滑油の種類と特性
2.2. 潤滑油の機能と役割
3.添加剤の基礎
3.1. 添加剤の種類と特性
3.2. 添加剤の機能と役割
4.潤滑油の性状とその試験
4.1. 物理的性質
4.2. 化学的性質
5.潤滑油の劣化と潤滑不良によるトラブルやその対策
5.1. 潤滑油劣化の基礎
5.2. 潤滑油の劣化によるトラブルと対策
6.潤滑油のサンプリング
6.1. サンプリング方法の基礎
6.2. サンプリングのケーススタディと勘どころ
7.潤滑油の状態監視と潤滑管理
7.1. 分析の基礎
7.2. 現場試験と分析評価
7.3. 潤滑管理の勘どころ
7.4. IoT援用潤滑管理
<質疑応答>
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