医薬ライセンスのデューデリジェンス入門講座

事例を元にした解説なので、ライセンス部門以外の方でもわかりやすい講座です!
導入側企業の立場から手順や報告書のまとめ方などのポイントを解説!

~導入品の適切な評価を行うために知っておくべきポイントとは?~ 

セミナー趣旨

医薬ライセンスにおいてデューデリジェンスは化合物評価の一環としてライセンスの可否を最終的に決める重要な作業ですが、十分に問題点を洗い出すことができず、事後に大きな問題を引き起こした例もあります。実効的なデューデリジェンスを実施することは難しく、とりわけ最近、増加している開発初期化合物や創薬基盤技術のライセンスでは不確定要因が多く、デューデリジェンスでの検証も大変難しくなっています。
その原因の一つに時間が限られることがあります。時間的制約からライセンス交渉の主要協議事項に絞って実施されることが多く、その結果、所期のライセンスポリシーが達成されるかどうかの確認がおろそかになるケースや、それぞれの専門部門の担当者が直接、先方の施設を訪問する貴重な機会であるにもかかわらず、担当者同士が直接話し合う時間を十分に取れないケースも多いと思います。
また、ライセンス交渉の終盤で実施されることが多いため、ライセンス条件の見直しが必要になるようなケースでは、それまで合意に向けて積極的な進めてきた交渉が安易に破談になることがないように、ライセンス契約におけるリスク回避についても一定の理解が必要です。そのために専門部門の担当者にも高い専門性が求められるようになってきてその育成が課題になっています。
さらに、オープンイノベーション時代を迎えて、ライセンス交渉ではプロジェクトの価値に関する協議の重要性が高まっています。そこで、プロジェクト価値が最大化されているかどうかをデューデリジェンスで再確認することも重要だと思います
このような観点からこのセミナーでは、導入側企業の立場からデューデリジェンスの一般的な内容や進め方を紹介し、その留意点について概説するとともに、プロジェクト価値の最大化を検証するためのデューデリジェンスについても考察したいと思います。

習得できる知識

医薬ライセンスにおける化合物評価の一環としてのデューデリジェンスの実務と留意点

セミナープログラム

 1.医薬ライセンスにおけるデューデリジェンス
  1-1 デューデリジェンスとは
  1-2 一般的な査察項目
   1)ライセンスポリシーと研究開発ポリシー
   2)ライセンス交渉における主要協議事項
   3)開発データパッケージ
   4)製薬・製造設備と施設
  1-3 デューデリジェンス実施プロセス
   1)デューデリジェンスの流れ
   2)適切な実施時期
   3)主な査察対象資料と担当部門
   4)各担当部門の準備作業
   5)事前ミーティングと事後ミーティング
  1-4 信頼関係構築
  1-5 失敗事例
  1-6 デューデリジェンスの留意点
   1)実施上の課題
   2)化合物評価の問題点
   3)担当者の責任の範囲
   4)実施後の共同責任
   5)専門担当者育成の必要性
  1-7 収益性評価の留意点
   1)収益性評価とその課題
   2)数値化と重み付け
   3)Confirmatoryデューデリジェンス
   4)Attorney's Eyes Onlyと利益相反(コンフリクト)チェックについて
 2.オープンイノベーション時代のデューデリジェンス
  2-1 Proof of Research Concept(PORC)とそのデューデリジェンス
  2-2 これまでの医薬ライセンスの枠組みの限界
  2-3 新しい医薬ライセンスの試み
  2-4 プロジェクト価値の重要性とそのデューデリジェンス


スケジュール
※多少前後する可能性がございます。
 10:30~12:00 講義1
 12:00~13:00 昼食
 13:00~14:30 講義2
 14:30~14:40 休憩
 14:40~16:10 講義3
 16:10~16:30 質疑応答


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セミナー講師

特定非営利活動法人メディッセ 代表理事 医学博士 志甫 理 氏

【ご専門】
 バイオテクノロジー、医薬ライセンス、医薬化合物評価
【ご経歴】
 東京大学農学部卒、武田薬品工業株式会社に入社。研究所では主に免疫学とバイオテクノロジーによる創薬研究を主管し、この間7年間、英国オックスフォード大学、大阪大学医学部、京都大学医学部、国立遺伝研究所等の国内外の研究機関に遊学し、免疫学や胚幹細胞を利用した創薬研究に携わる。製品戦略部では欧州製薬企業との医薬ライセンスを主管し、製品戦略やライセンス化合物評価を実践。退職後、ドラッグラグの解消を目的とする創薬ベンチャー企業を設立、また、国内外の創薬ベンチャー企業の経営に参画し、主に医薬ライセンス戦略を立案、推進。現在も欧米の製薬企業や創薬ベンチャー企業の知人と医薬ライセンス戦略やその動向について情報を交換。現在、医薬ライセンスのアドバイザーを務める一方、臨床専門医による地域医療向上のための啓発活動団体を主宰する。

セミナー受講料

55,000円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、
  2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
※ 会員登録とは
  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
  メールまたは郵送でのご案内となります。
  郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。

受講について

Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順

  1. Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
  2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
  3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
  • セミナー資料は開催前日までにPDFにてお送りいたします。(紙媒体の配布はありません)
  • 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

医薬品技術   知的財産マネジメント   ゼネラルマネジメント

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55,000円(税込)/人

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