OKbiodegradableMARINEやTUVAUSTRIA認証の情報を含めた生分解,海洋分解性プラスチックにおける分解性試験,認証制度の最新の動き,その手続き,進め方

海洋分解に関する試験項目,試験手法,試験機関への依頼方法
取得材料の市場性
欧米での認証の種類と情報収集 , アジア・中国地域での横展開への対応, 依頼や手続きのコツ

《第1部》バイオマスプラスチック・生分解プラスチックの基礎,開発・利用動向と開発事例

《第2部》海洋生分解性に関連する国際基準や認証制度,企業の動向について

《第3部》生分解性樹脂の生分解性試験・海洋生分解性試験について

《第4部》「TAB(TUV AUSTRIA BELGIUM)の認証種類」の試験方法や認証手続きについて

セミナー趣旨

《第1部》バイオマスプラスチックや生分解性プラスチックについて,これらの機能と課題,生分解性の機構,世界や日本での最新の開発・利用動向,さらに実際の開発事例として,耐久製品用の高機能なバイオマス(生分解性)プラスチックについて解説する。

《第2部》海洋プラスチックごみによる環境汚染等を軽減する新素材として,海洋生分解性プラスチックが注目されている。 本講座では,海洋生分解性プラスチックに関連する国際基準や認証制度(OK biodegradable MARINE)の動向や課題,国内外の企業における技術開発の動向等について解説する。

《第3部》海洋生分解性プラスチックの開発,及び社会実装に向けての国内外の動向について紹介する。また,現在の海洋生分解性の評価法及び課題等について実例を紹介するとともに,演者が開発した加速試験について紹介する。

《第4部》TAB(TUV AUSTRIA BELGIUM)の生分解性の認証の種類と, その取得に必要な試験内容について解説をする。 認証の種類によって要求される試験が異なるため, その違いについて詳しく説明をする。

セミナープログラム

【10:20〜11:50】
《第1部》バイオマスプラスチック・生分解プラスチックの基礎,開発・利用動向と開発事例

1.プラスチックの環境問題の現状と対策
  1.1 世界や日本での廃プラスチックの排出や海洋汚染の現状
  1.2 対策・規制状況(リサイクル,代替え材の利用など)

2.バイオマス/生分解性プラスチックの基礎と応用
  2.1 分類,特徴,メリットと現在の課題
  2.2 生分解性,特に海洋分解性のメカニズム(分子構造と生分解性の関係)
  2.3 日本や世界の開発・利用状況と将来予想
  2.4 主要な種類の説明(構造,物性,用途,生産状況,課題など)

3.高機能バイオプラスチックの開発・製品適用の実例
  3.1 新しいバイオマス/生分解性プラスチックの企画,開発の狙い
  3.2 ポリ乳酸複合材
    ・高植物成分率と難燃性等の高機能性の同時実現と電子機器への適用
    ・新機能として高伝熱性や形状記憶性の実現
  3.3 セルロース系バイオマスプラスチック
    ・長鎖・短鎖付加の新構造の開発と強度・耐熱性・難燃性の実現
    ・省エネルギー製造プロセスの開発
    ・新たな付加価値として,漆ブラック調の高装飾性+耐傷性の実現
  3.4 藻類利用バイオマスプラスチック
    ・藻類を利用したバイオマスプラスチックの開発・利用動向
    ・CO2排出量ゼロを目指した樹脂構造と製造プロセスの開発

4.今後の展望
  バイオマス/生分解性プラスチックのまとめと今後の展望

【質疑応答】


【12:40〜14:00】
《第2部》海洋生分解性に関連する国際基準や認証制度,企業の動向について

1.海洋生分解性プラスチックに関連する国際基準
  1.1 海洋生分解性プラスチックに関連するISO標準の状況(主導している国や企業等)
  1.2 日本発の国際標準化に向けた取組

2.海洋生分解性プラスチックに関連する認証制度(OK biodegradable MARINE)
  2.1 認証制度(OK biodegradable MARINE)の概要
  2.2 国内外の企業における認証の取得状況
  2.3 海外ヒアリングから見えてきた認証制度の課題

3.国内外の企業における技術,製品開発の動向
  3.1 海外企業における技術,製品開発の事例
  3.2 国内での技術,製品開発の状況(ムーンショット型研究開発プロジェクトでの研究開発を含む)

4.国内の自治体や地域における取組
  4.1 自治体における海洋プラスチックごみ問題に対する問題意識
  4.2 自治体や地域における海洋生分解性プラスチック導入に関する事例

5.海洋生分解性プラスチックの普及に向けた課題
  5.1 プラスチックの使用等に関する規制との関連
  5.2 プラスチック資源循環との両立
  5.3 機能性やコストに関する課題

【質疑応答】


【14:15〜15:45】
《第3部》生分解性樹脂の生分解性試験・海洋生分解性試験について

1.海洋生分解性プラスチックの開発動向
  1.1 海洋生分解性プラスチック開発・導入普及ロードマップの概要
  1.2 国内外の取り組み
  1.3 生分解プラスチックの識別表示制度

2.海洋生分解性プラスチックの評価
  2.1 ISO等の生分解度評価法
  2.2 フィールド試験
  2.3 海洋生分解性評価の加速化

【質疑応答】


【16:00〜16:40】
《第4部》「TAB(TUV AUSTRIA BELGIUM)の認証種類」の試験方法や認証手続きについて

1.DJKの業務内容
  1.1 会社概要
  1.2 高分子材料の受託試験サービスの紹介
  1.3 海外事業部の申請代行サービスの紹介

2.認証機関のTABについて
  2.1 TABの概要
  2.2 TABの活動内容
  2.3 DJKはTABの日本におけるパートナー

3.各認証機関の生分解認証と試験所
  3.1 欧米の認証機関の紹介とその認証種類
  3.2 各国のTABの認証取得状況
  3.3 試験所と認証機関の関係

4.生分解認証の基本的要求項目
  4.1 重金属+F
  4.2 生分解度試験
  4.3 崩壊性試験
  4.4 生態毒性試験

5.TABの生分解認証
  5.1 OK Compost Industrial
  5.2 OK Compost Home
  5.3 OK Biodegradable Soil
  5.4 OK Biodegradable Water
  5.5 OK Biodegradable Marine
  5.6 OK Biobased

【質疑応答】

セミナー講師

《第1部》環境・バイオ・プラスチックリサーチ 代表 博士(工学)  位地 正年 氏

《第2部》(株)野村総合研究所 社会システムコンサルティング部 シニアコンサルタント  雪野 裕介 氏

《第3部》(一財)化学物質評価研究機構 高分子技術部 技術第2課 課長 博士(工学) 菊地 貴子 氏

《第4部》(株)DJK 海外事業部 海外申請課  大林 真一 氏 , 木須 俊明 氏

セミナー受講料

1名につき66,000円(消費税込み,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕

受講について

  • 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
  • 下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
     → https://zoom.us/test
  • 開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
    セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
    Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。
  • パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
  • セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
    お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
    録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
    複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。
    部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:20

受講料

66,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

環境負荷抑制技術   高分子・樹脂材料   環境規格

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:20

受講料

66,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

環境負荷抑制技術   高分子・樹脂材料   環境規格

関連記事

もっと見る