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添加剤による性能向上、品質の評価から再生プラスチックの開発事例まで!
《第1部》廃プラスチックの物性低下メカニズムと 再生マテリアルリサイクルプロセス
《第2部》添加剤による樹脂の劣化対策、長寿命化と リサイクル材料向け環境対応型樹脂添加剤の特徴
《第3部》高再生材率難燃ポリカーボネートの開発
《第4部》プラスチックリサイクルにおける熱分解法の役割
セミナープログラム
【10:00-11:30】
廃プラスチックの物性低下メカニズムと 再生マテリアルリサイクルプロセス
福岡大学 工学部 化学システム工学科 教授 工学博士 八尾 滋 氏
【習得できる知識】
3R+R
マテリアルリサイクル
プラスチックの科学劣化と物理劣化
高分子の自己再生能力
高度再生プロセス
メソ構造と力学特性
【講座趣旨】
マテリアルリサイクルプラスチックの物性低下の原因はメソ構造変異による物理劣化であり、高分子の自己再生能力を活かすことで、物性再生が可能である。これを活かした高度物性再生プロセスの現状について解説する。
- プラスチックの現状
- プラスチックによる環境汚染について
- 循環型社会・3R +R の動き
- 種々のリサイクルの位置づけ
- 現在のマテリアルリサイクルプロセス
- 収集システム
- 選別プロセス
- ペレタイズシステム
- 高度物性再生マテリアルリサイクル
- 物理劣化・物理再生理論
- 高度物性再生プロセス(樹脂溜まりのある押出機)
- メソ構造と力学特性の関係性
- バージン樹脂の高性能化への拡張性
- これからのプラスチックリサイクルについて
【質疑応答】
【12:10-13:40】
添加剤による樹脂の劣化対策、長寿命化と リサイクル材料向け環境対応型樹脂添加剤の特徴
(株)ADEKA 樹脂添加剤開発研究所 添加剤開発室 主任 三觜 優司 氏
- 高分子材料の酸化劣化と安定化
- ポリマー用添加剤とは?
- ポリマー用添加剤の種類
- 酸化防止剤の種類とその有効な活用方法
- 熱酸化劣化を抑制する添加剤
- フェノール系酸化防止剤の種類と作用機構
- ホスファイト系酸化防止剤の種類と作用機構
- チオエーテル系酸化防止剤の種類と作用機構
- 熱酸化劣化を抑制する添加剤
- 金属不活性化剤の種類とその有効な活用方法
- 金属による酸化劣化を抑制する添加剤
- 金属不活性剤の特徴と作用機構
- 金属不活性化剤の効果と使用法
- 金属による酸化劣化を抑制する添加剤
- 光安定化剤の種類とその有効な活用方法
- 光酸化劣化を抑制する添加剤
- UVAの種類 と作用機構
- HALS(ヒンダードアミン型光安定剤 )の種類と作用機構
- 光酸化劣化を抑制する添加剤
- 添加剤による高機能化
- 機能性を付与する添加剤
- 核剤・透明化剤による力学特性と透明性の改良
- 難燃剤による樹脂の難燃化
- 帯電防止剤による帯電防止性能の付与
- 機能性を付与する添加剤
- リサイクル材料向け環境対応型樹脂添加剤 (アデカシクロエイドシリーズ)の紹介
- リサイクル材料に適した添加剤
- 酸化防止剤パッケージ 「アデカシクロエイド UPR-001」
- 核剤パッケージ 「アデカシクロエイド UPR-011」
- リサイクル材料に適した添加剤
【質疑応答】
【13:50-15:20】
高再生材率難燃ポリカーボネートの開発
ソニーセミコンダクタソリューションズ(株)システムソリューション事業部 SORPLAS事業室 シニアマテリアルリサーチャー 大江 貴裕 氏
【習得できる知識】
・ソニーが独自開発した難燃再生ポリカーボネイトSORPLASTMの特長と活用事例
・独自開発の難燃剤PSS-Kの特長
・“SORPLAS”事業を通じての環境貢献のあり方
【講座趣旨】
最大99%の再生材利用率を実現したソニー独自開発の難燃性再生ポリカーボネイト“SORPLAS”の開発概要と特長を説明する。開発概要説明後は実用化事例を共有させていただき、資源の再利用促進並びに社会全体の環境負荷低減への貢献そして未来に向けた更なる可能性についてご紹介する。
- ソニーが独自開発した難燃再生ポリカーボネイト“SORPLAS”について
- 開発の生い立ち
- 開発概要
- 用途に応じた最適ブレンドの開発
- ソニー独自開発の難燃剤PSS-K
- PSS-Kの特長
- 難燃ポリカーボネイトの原料構成比率
- ”SORPLAS”の製造工程
- 製造工程紹介
- 現在のラインナップ
- ”SORPLAS”の実用化事例と環境貢献
- 実用化事例
- 環境負荷低減
- 未来に向けた更なる可能性
【質疑応答】
【15:30-17:00】
プラスチックリサイクルにおける熱分解法の役割
東北大学 大学院環境科学研究科 助教 博士(環境科学) 熊谷 将吾 氏
【習得できる知識】
プラスチックリサイクルに関する基本的知識
プラスチックの熱分解に関する基本的知識
プラスチックの熱分解法に関する研究開発動向
プラスチックの熱分解反応解析に関する研究開発動向
【講座の趣旨】
近年、海洋プラスチック問題や中国を始めとするアジア諸国における廃プラスチック受入制限等を契機に、世界中でプラスチック利用やリサイクルの在り方について大きな関心が寄せられている。現状、既存のリサイクル技術では再資源化が難しい廃プラスチックはまだまだある。本講では熱分解法の基本と、プラスチックの熱分解による化学原料化に関する研究開発動向について解説する
- 国内外のプラスチックリサイクルの動向
- プラスチックリサイクルにおける熱分解法の役割と概要
- 熱分解法に関する研究開発動向
- プラスチックの熱分解反応解析
【質疑応答】
セミナー講師
《第1部》福岡大学 工学部 化学システム工学科 教授 工学博士 八尾 滋 氏
《第2部》(株)ADEKA 樹脂添加剤開発研究所 添加剤開発室 主任 三觜 優司 氏
《第3部》ソニーセミコンダクタソリューションズ(株)システムソリューション事業部 SORPLAS事業室 シニアマテリアルリサーチャー 大江 貴裕 氏
《第4部》東北大学 大学院環境科学研究科 助教 博士(環境科学) 熊谷 将吾 氏
セミナー受講料
1名につき 66,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕
受講について
- 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
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お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。 - 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
- 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。 - 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。 - Zoomのグループにパスワードを設定しています。
部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
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