ろ過技術と周辺技術の基礎と応用

~ ろ過トラブルに対応するための基礎知識 ~


★ ろ過技術の基礎を網羅的に学びたい方へ!
★ ろ過自体の基礎はもちろん、ろ過に影響のある界面電動減少や、液中の造粒操作もわかりやすく解説いたします。


講師


横浜国立大学 名誉教授 松本 幹治 先生

■ご略歴:
 1974.3 東京大学工系大学院化学工学コース後期課程中退 
 1974.4 東京大学工学部化学工学科 助手
 1977.5-1978.12 National Research Council of Canada研究員
 1984.5 横浜国立大学工学部 化学工学科(現、物質工学科) 助教授
 1991.5 同教授
 2012.3 横浜国立大学工学研究院定年退官

■専門および得意な分野・研究:
 ・分離工学
 ・固液分離
 ・膜分離工学
 ・粉体工学

■本テーマ関連学協会での活動:
 ・化学工学会、分離技術会、粉体工学会 
 ・日本液体清澄化技術工業会(LFPI) 前会長・現顧問
 ・著書:
 (1) 凝集工学(日本粉体工業技術協会編)、日刊工業新聞社 (1982)
 (2)生物化学工学(東稔節治編)、朝倉書店(1996)
 (3)ユーザーのための実用膜分離技術(松本幹治編著)、日刊工業新聞社 (1996)
 (4) ユーザーのための実用固液分離技術(日本液体清澄化技術工業会編)、分離技術会(2010)
 ほか多数。


受講料


1名41,040円(税込(消費税8%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき30,240円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引


セミナーポイント


■はじめに
 本講義では各種ろ過方法および装置におけるろ過特性に影響を及ぼす諸現象や諸因子を説明し、併せて実施例を通してろ過装置・ろ材選定法およびろ過トラブルに対する考え方を紹介する。

■ご講演中のキーワード:
 ろ過装置およびろ材・フィルターの種類
 ろ過機構とろ過式
 ろ材における界面動電現象と凝集作用・効果
 各種フィルター・ろ材のろ過精度・細孔径
 ろ過装置の洗浄
 ろ過特性の評価法とろ過装置の選定基準
 ろ過操作におけるトラブル

■受講対象者:
・製造現場技術者、水処理分野、食品分野、膜・ろ材メーカーなどの技術者で、ろ過に関する全般的基礎を学びたい方、固液分離トラブルで困っている方

■必要な予備知識:
 この分野に興味のある方なら、特に必要は無い

■本セミナーで習得できること:
 ろ過装置およびろ材・フィルターの種類の基礎知識
 ろ過特性に影響を及ぼす因子と現象の基礎知識
 各種フィルター・ろ材のろ過精度・細孔径の評価法
 膜・ろ材ろ過のろ過特性とトラブル対策の知識
 ろ過特性の評価法とろ過装置の選定基準の知識


セミナー内容


1.ろ過・膜ろ過および関連現象・操作の基礎
 1.1 ろ過装置およびろ材・フィルターの種類
 1.2 各種ろ過機構とろ過式およびその応用
  (1) ろ過式の基礎
  (2) ろ材閉塞ろ過
  (3) 深層ろ過
  (4) ケークろ過
  (5) 圧搾
  (6) 膜ろ過(MF,NF、RO)

2. ろ過特性に影響を及ぼす現象と因子
 2.1 ろ材における界面動電現象(表面電荷、ゼーター電位など)の基礎と測定法
 2.2 凝集・液中造粒操作の基礎
  (1) 凝集剤の種類と特性および凝集機構
  (2) 凝集・分散性特性に影響を及ぼす操作と諸因子

3. 各種フィルター・ろ材のろ過精度・細孔径の定義と測定法
 (1) 分離粒子径、細孔径の種類とろ過精度の定義
 (2) 膜の細孔径(分布)の測定法
 (3) 不織布の細孔径(分布)の測定法

4. 膜・ろ材ろ過の特性
 (1) 膜・ろ材のファリング機構と各種防止法
 (2) 濃度分極と物質移動係数
 (3) 懸濁粒子の膜ろ過特性および膜透過(分級)特性に及ぼす諸因子
 (4) 酵素・たんぱく質・エマルションなどのろ過特性
 (5) 逆洗を伴う連続膜ろ過におけるろ過特性と逆洗効果の評価法

5. 濾過特性の評価法、ろ過装置の選定基準
  およびトラブルの原因と対策
 5.1 ケーク比抵抗の意味とその求め方 
 5.2 ろ過試験法
 5.3 ケーク比抵抗に及ぼす諸因子と低減法
  (1) ろ過助剤を用いたろ過
  (2) 凝集剤を用いたろ過
 5.4 ろ過装置の洗浄・回復法
 5.5 固液分離におけるろ過装置の位置付けと選定基準
 5.6 最適ろ過システムの選定の考え方とフローチャート
 5.7 ろ過操作におけるトラブルの原因と対策


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

41,040円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

神奈川県

MAP

【川崎市幸区】川崎市産業振興会館

【JR】川崎駅 【京急】京急川崎駅

主催者

キーワード

生産工学   化学技術   応用物理

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

41,040円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

神奈川県

MAP

【川崎市幸区】川崎市産業振興会館

【JR】川崎駅 【京急】京急川崎駅

主催者

キーワード

生産工学   化学技術   応用物理

関連記事

もっと見る