ISO 13485:2016に対応した医療機器設計開発での統計手法の適用とサンプルサイズ決定方法

本セミナーではサンプルサイズ計算理解に必要な統計学について説明した上で、統計手法ごとに、サンプルサイズの計算原理とともに、RやExcelを用いたサンプルサイズの具体的な計算方法についても説明する

セミナー趣旨

ISO 13485の2016年版に沿い、いわゆるQMS省令が改正された。このISO 13485:2016では、設計開発検証・設計開発バリデーション・工程バリデーションの3項目において、「適切な場合」に「サンプルサイズの根拠を伴う統計的手法」が求められている。
しかし、本邦ではサンプルサイズの計算方法に関する体系的な解説は20年近く前の著書しかなく具体的な計算方法についても陳腐化している。本セミナーではサンプルサイズ計算理解に必要な統計学について説明した上で、統計手法ごとに、サンプルサイズの計算原理とともに、RやExcelを用いたサンプルサイズの具体的な計算方法についても説明する。

■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
ISO 13485:2016
米国QSR (Part 820)
ISO 14971:2019、ISO TR 24971:2020
GHTFプロセスバリデーションガイダンス 2014
改正QMS省令(医療機器及び体外診断用医薬品の製造管理及び品質管理の基準
に関する省令の一部を改正する省令 令和3年 厚生労働省令 第60号)

■講演中のキーワード
確率密度分布
サンプルサイズ計算
リスクマネジメント

習得できる知識

1.サンプルサイズ計算に必須の統計学の基礎知識
2.ISO 13485:2016のもとめるリスクマネジメントやプロセスバリデーションの基礎知識
3.サンプルサイズの具体的な計算方法
4.一般的なJIS抜き取り試験で今回のISO 13485:2016の要求事項に対応できるか

セミナープログラム

  1. ISO 13485:2016・改正QMS省令の求めるサンプルサイズと統計手法
    1. ISO 13485:2016・改正QMS省令で求められている統計手法とそのサンプルサイズ
    2. サンプルサイズの根拠を伴う統計学手法が要求される3局面
    3. プロセスバリデーションと製造移管
    4. ISO 13485:2016と ISO 14971
  2. プロセスバリデーション
    1. プロセスバリデーションとは
    2. IQ, OQ, PQでは何を実施するのか
  3. リスクマネジメント (ISO 14971:2019)
    1. リスクマネジメントのフロー
    2. リスク評価の手法
    3. リスクコントロールの有効性の検証
  4. サンプルサイズ計算理解に必要な統計学
    1. 確率分布と推計統計学
    2. 連続変数の5つの確率密度関数~サンプルの統計量の分布~
    3. 非心分布
    4. 離散変数の確率密度関数
    5. 正規分布~規格不適合品の割合の統計学
  5. 各局面での統計学的手法
    1. 共通の手法 (区間推定・有意差検定)
      1. 区間推定
      2. 有意差検定と2つの仮説
      3. 分散分析
    2. プロセスバリデーションに有用な手法
    3. 設計開発のバリデーションにおける手法の例
  6. 統計手法におけるサンプルサイズの計算方法
    1. 区間推定のサンプルサイズ
    2. 差あるいは比の検定におけるサンプルサイズ
    3. 規格適合率の推定に関するサンプルサイズ(ISO 16269-6)
      1. 連続変数の場合
      2. 離散変数の場合
  7. サンプルサイズの設定根拠の考え方と減少方法
    1. サンプルサイズの根拠とは
    2. サンプルサイズはどうすれば減らせるか

 □ 質疑応答 □

セミナー講師

元 ミックインターナショナル(株) 髙田覚氏

■ご経歴
1970年4月 (株)カネカ 入社
 1983年 ~ LDLコレステロール吸着システムの開発に参画、国内臨床試験担当後、FDA
PMA取得に参加。統計解析を担当。

以後、3つの医療器の国内臨床試験を担当。

 2001年~ (株) カネカ 薬事・品質保証グリープリーダー(総括管理責任者)
 2008年~ 現地技術部門長として(株) カネカファーマベトナム工場の ISO 13485 認証取得
 2011年~2021年9月 ミックインターナショナル(株) シニア・コンサルタント、医療統計専門家
《ご活動等》
 2021年9月まで ミックインターナショナル(株)に所属。医療器の国内およびFDA申請のコンサルタ
ントとして、品質システム指導・統計解析を担当。現在はこれまでの経験を生かし、品質システム・
プロセスバリデーションのコンサルティングとセミナー講師として活動中

セミナー受講料

●受講料:1名44,000円(税込)
     1社2名以上同時申込の場合,1名につき33,000円(税込)
●申込締切:2022年11月11日(金)
●講演資料:PDFにてデータを送付

受講について

■ご受講の注意事項(予めご了承の上、お申込み下さい。)
・講義中の録音・録画(静止画・動画)行為は固くお断りします。
・お申込いただいていない方と複数名で視聴することを禁じます。
・テキスト資料の無断複製・転載・販売等、一切を禁じます。
・講義中の妨害等、一切の行為を禁じます。
※上記4点、また類似の行為が認められた場合、強制的に退出して頂きます。また、ご本人及びご所属先の方の今後のセミナー参加をお断りします。

・お客様の利用環境、接続環境による不具合について、弊社は一切の責任を負いません。
・必ず視聴テストを行い、接続不良については自社IT部門等に接続についてご確認ください。
 ZOOMシステム要件(外部サイト)
 ZOOMテストミーティング(外部サイト)

【申込時】
●受講料はセミナー開催5営業日前の15時までにお振込み下さい。
●定員に達し次第、申込を締め切ります。
●最小開催人数3名に満たない場合、中止とさせて頂きます。
●講師及び当社のコンペティターの場合、受講をお断りする場合がございます。

詳しくはこちらをご確認ください。


申込締日:2022/11/11

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

44,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

医療機器・医療材料技術   医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS)   サンプリング手法

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受講料

44,000円(税込)/人

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全国

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医療機器・医療材料技術   医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS)   サンプリング手法

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