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ゴムの配合から混練の基礎、加工機の概要、ニーズに応える材料作り、トラブルと対策まで、経験豊富な講師が具体的に解説します!~ゴム練りからトラブルまで~
講師
元横浜ゴム(株) 技術士(環境部門ー環境保全) 村木 孝夫 氏
<ご専門> ゴム材料・配合・加工技術
<学協会> ゴム協会、技術士会
<ご略歴> 1976年横浜ゴム入社(材料研究所配属)ゴム原材料の研究開発、配合技術開発、ゴム加工性評価法開発に従事 1992年工場生産技術課へ配属。(混合・押出・加硫の生産技術管理) 1997年材料部へ配属(材料設計課長)。省エネ配合技術、架橋ゴムリサイクル実用化業務に従事 2006年CSR本部へ配属。ISO構築、環境リスク低減全般業務に従事(REACH規制対応、国内外化学物質規制対応など)
受講料
R&D会員登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から ★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
(まだR&D会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
受講対象・レベル
・ゴム材料を利用した製品の研究開発・設計・生産技術・製造・品質管理に関わる方
・ゴム材料の研究開発・製造に関わる方
・ゴム加工機械の設計・開発に関わる方
習得できる知識
・ゴム配合、練りの基礎
・ニーズに応えるためのゴム材料づくりの手法
・ゴム材料・加工におけるトラブル原因の調査とその対策
・加工機の種類・特徴・選択法
・混練り方法がゴム製品に与える影響
趣旨
ゴム製品を製造する場合、周知のごとく幾つもの複雑な工程を経る必要があり、工程ごとに固有の問題が数多く存在している。中でもゴムの加工に関する問題はゴム製品の生産性に直接関与するため、技術的な関心が高く、また検討材料として触れる機会も多いと思われる。ゴムの加工性を改善するアプローチとしては、加工条件や工程の変更、あるいはゴム配合の見直しをしてみるのが一般的である。
本講座では、ゴムの本質を理解し、ゴム混練をはじめとしたゴム加工のメカニズムから、加工工程が抱える課題やプロセスの最適化の考え方、さらには適切な加工条件を実現する手法など、配合技術、加工技術の基礎から応用、実用的な技術、トラブル対応までを具体的に解説する。
プログラム
1.ゴム材料とは?
1-1.ゴムの基本的性質
1-2.高分子材料とゴムの関係
2.ゴム材料の特性について
2-1.ゴム材料の基礎
2-2.ゴム材料の特性
・機械的性質(材料条件・使用条件・環境による影響)
・粘弾性的性質(応力緩和、クリープ、動的粘弾性)
・疲労特性(環境劣化、屈曲疲労、熱的劣化)
3.ゴムの配合設計
3-1. 原料ゴム(ゴム)とは何か?
3-1-1.ゴムについて・・
3-1-2.ブレンドについて
3-2.ゴム補強材
3-3.ゴム架橋剤
3-4.各種配合剤の種類と特徴(加硫助剤、樹脂・オイル、老化防止剤など)
4.ゴムの加工技術
4-1.混合技術:混合設備、ゴム練り機構、分散/分配のメカニズム
4-2.混練り特性
4-3.混練品の評価方法(混練り終点の決定方法)
4-4.混合工程での不具合と対策
4-5.加工機の種類と特徴
4-6.押出・圧延・成形工程の技術的内容
4-7.加硫工程(加硫によるゴムの変化、加硫方法)
4-8.各工程の評価方法(~充填剤の分散状態、加硫度など)
4-9.未加硫ゴム物性とゴム加工性の関連について
5.ゴム材料製造におけるゴム加工工程の位置づけ
5-1.品質を作りこむ工程(品質の均一性が決まる)
5-2.ゴム加工工程の品質面での位置づけ
5-3.工程情報のシステム化と生産性、品質の向上へのフィードバック
6.加工機のオペレーションと管理パラメータ
6-1.混合機(温度、時間、回転数、回転比、充填率、冷却、保管期間など)
6-2.押出機(回転速度、ダイス、搬送速度など)
6-3.加硫機(加熱条件など)
7.ゴム加工工程でのトラブル対策について(不良低減)
7-1.練り工程
7-2.押出~圧延~成形工程
7-3.加硫工程
7-4.材料技術から見た加工工程における課題抽出と品質改善
8.ニーズに応える材料作り
8-1.ニーズに応える材料つくりとは?
(使用環境の理解、生ゴムの選択、物性は加工法で大きく変化)
8-2.強いゴムを作る方法
(破断のメカニズム、充填剤配合の影響、ゴムと配合剤の相互作用)
8-3.ゴムの硬さを調整する方法
(架橋操作、充填剤)
8-4.ゴム材料の伸びと架橋密度の関係
8-5.耐摩耗性を向上させるには?
8-6.耐候性を向上させるには?
(オゾンによる影響、老化防止剤の効果、オゾン劣化防止剤、メカニズム)
8-7.耐疲労性を向上する方法
(加硫方法の違いによる比較)
8-8.使用温度に対応できるゴム材料を作る方法
(ゴムの化学構造、架橋形態、ガラス転移温度など考慮)
9.加硫後のゴム材料(製品)のトラブルと対策
9-1.トラブル要因の整理
9-2.トラブル解析の具体的な手法
(熱劣化・酸化劣化について、原因究明と対策)
9-3.加硫ゴムのオゾン劣化
9-4.加硫ゴムの水劣化(残留塩素)
9-5.加硫ゴムの耐油性(膨潤と劣化)
9-6.ブルーム、ブリード現象による外観悪化
9-7.ゴム-繊維接着不良
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開催日時
10:30 ~
受講料
49,980円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
東京都
【江東区】江東区産業会館
【地下鉄】東陽町駅
主催者
キーワード
高分子・樹脂技術
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