技術者の研究開発業務フロー構築の勘所<自社の総合的技術力の向上と技能伝承のために>~東京会場セミナー~

・技術職・研究開発職に特化した業務フローの在り方と教育方法を伝授!
・自社の方法の改善に/新たに創り上げようとしている方にも

セミナー趣旨

■はじめに(講師より) 
  人材育成は必要であるということは、「経済財政運営と改革の基本方針2022」(内閣府)でも取り上げられるなど、今や民間企業の枠を超え、国としてその必要性が認識されつつあります。恐らくこの認識は、製造業企業の多くにおいても同様だと思います。しかしながら、この人材育成という言葉は広域である一方、抽象的になりがちで実務に落とし込むことが難しいのが実情です。
  更に人材育成の対象者は、暗黙的に新入社員、総合職、管理職等を対象にしたものが多く「製造業の技術者を対象」としたものはほとんど見当たりません。そのため、技術者に様々な人材育成関連の研修などを受けさせても、日々のコミュニケーション等の基本的な知見を得られる一方、技術的な業務を主として推進する技術者は得られた知見の日常業務での活用イメージがわきにくく、実務への応用が困難であると考えられます。以上の事から、技術者を対象にした人材育成では「技術者の日常的な業務である技術的業務を想定した教育」が不可欠といえます。

■本セミナーの特色と狙い(講師より)
  技術的業務といっても様々なものがありますが、今回は「技術的な発見、進歩、改善」という企業の技術的な成長を後押しする「研究開発業務」に焦点を絞りました。技術者が研究開発業務を推進するにあたり理解すべき業務フローの基本を、実習も織り交ぜながら解説を行います。技術的専門性は前提とせず、どのような技術領域に属する技術者であっても研究開発業務を推進するにあたって理解すべき最低限の内容に注力し、研究開発業務の立ち上げから完了するまでの「流れ」を把握する事を狙いとしています。このため、聴講対象者は現場の技術者というより、技術者の指導を行うリーダーや管理職の方、または企業において技術職向け社員の教育を担当する方や、そのような役割を期待されている方等 、教育システムを構築される方々が対象となっています。
  評論ではなく自らの技術者としての実践経験に加え、複数社での指導という実際の現場での試行錯誤を経て輪郭を現した研究開発業務フロー概要を、様々な技術系企業の基本インフラとしてご活用いただければ幸いです。

※希望者はセミナー後日、講師との個別面談が可能です。
・当日会場で配布する用紙をご利用ください。

受講対象・レベル

・製造業の研究開発部門等に属する技術系社員の指導をするリーダークラスの方、数年後にはそのような
   立場になり得る方
・技術者をはじめとした研究開発業務を行う技術系社員を対象とした、人材育成や教育プラン企画を担当する
   製造業企業の人事担当の方
※主に製造業・ものづくり系企業の方を対象とします。

習得できる知識

・技術者が研究開発業務を立案、推進、完遂するにあたって必要な業務内容や書類の理解
・一般職ではなく、製造業の技術者を対象とした技術者教育システム設計時に留意すべき要点

セミナープログラム

1. 製造業企業における研究開発活動を巡る昨今の課題の整理
   1-1. 脱炭素、デジタル、AI、自動化、IoT等のトレンドワードによる翻弄
 1-2. 研究開発テーマの目標設定では何が大切なのか即答できない
 1-3. 研究開発テーマの始め方も終わり方もわからない
 1-4. 研究開発テーマ推進を担当している技術者が右往左往する
 1-5. これまで行った研究開発業務の記録が無く、なぜ今の技術が存在するのか不明
 1-6. 新しい研究開発テーマの提案が無く、自社既存技術に依存している
2. 技術者向け研究開発業務フローの基本
 2-1. 技術者とリーダー/管理職が理解すべき研究開発業務で最重要の視点
 2-2. 研究開発業務フロー概要
 2-3. 研究開発業務フローのポイント
  2-3-1. 研究開発テーマ検討
  2-3-2. 目標と時間の設定
  2-3-3. 研究開発テーマ企画概要立案
  2-3-4. 技術評価計画書の作成
  2-3-5. フォローアップミーティングの開催と管理
  2-3-6. 要素技術ごとに記載する技術報告書の作成
  2-3-7. 研究開発テーマ完了報告書の作成
3. 研究開発テーマの検討のポイント
 3-1. 自社技術の強みの棚卸がすべての第一歩
 3-2. 自社技術の強みで解決、改善できる課題の抽出
 3-3. 顧客からの課題提示主体で動く:御用聞きにならない
 3-4. 自社完結にこだわらず異業種技術協業を視野に
 3-5. 研究開発テーマ立案テンプレート例
 3-6. 事例を用いた実習
 ※講師から提供する課題を使って、個人で課題に取り組んでいただきます。可能な範囲で個別での助言と、
      全体の講評も行います。
4. 研究開発テーマの着実な前進の裏付けとなる技術評価計画書のポイント
   4-1. 技術評価計画書の最重要の役割
 4-2. 技術評価計画書の3つの重要点
 4-3. 技術評価計画書の基本構成
 4-4. 技術評価計画書のテンプレート例
 4-5. 事例を用いた実習
 ※講師から提供する課題を使って、個人で課題に取り組んでいただきます。可能な範囲で個別での助言と、
      全体の講評も行います。
5. 研究開発テーマ推進をフォローする定例ミーティングのポイント
   5-1. ミーティングを始めるまでの準備が重要
 5-2. 技術者の強みを生かしたミーティングにするための留意点
 5-3. 資料作成を発表者に強制しない
 5-4. 研究開発テーマ進捗把握と技術的課題を把握する実績報告書のテンプレート例
 5-5. 事例を用いた実習
 ※講師から提供する課題を使って、個人で課題に取り組んでいただきます。可能な範囲で個別での助言と、
      全体の講評も行います。
6. 研究開発テーマの振り返りと記録蓄積を実現する技術報告書
 6-1. 技術報告書の4つの役割
 6-2. 技術報告書作成目的の優先順位
 6-3. 技術報告書作成者/添削者の心構え
 6-4. 技術報告書の基本構成
 6-5. 技術報告書のテンプレート例
 6-6. 事例を用いた実習
 ※講師から提供する課題を使って、個人で課題に取り組んでいただきます。可能な範囲で個別での助言と、
     全体の講評も行います。
7. 研究開発テーマを総括する研究開発テーマ完了報告書
   7-1. 研究開発テーマ完了報告書の基本構成
 7-2. 報告書と並行して必要に応じて作成する研究開発テーマ完了報告スライドのポイント
<質疑応答・名刺交換会>

   ※セミナー終了後に限らず、セミナー開始前、休憩中など時間の許す限り、応対します。折角の対面セミナー
      ですので有意義な会にしたいと思っております。(講師より)

セミナー講師

 吉田 州一郎 先生   FRP Consultant (株) 代表取締役社長 

セミナー受講料

1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 感染拡大防止対策にご協力下さい。
  • セミナー会場での現金支払いを休止しております。
  • 新型コロナウイルスの感染防止の一環として当面の間、昼食の提供サービスは中止させて頂きます。
  • 配布資料は、当日セミナー会場でのお渡しとなります。
  • 希望者は講師との名刺交換が可能です。
  • 録音・録画行為は固くお断り致します。
  • 講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
  • 講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。
    場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。(*PC実習講座を除きます。)

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

東京都

MAP

【大田区】大田区産業プラザ(PiO)

【京急】京急蒲田駅

主催者

キーワード

人財教育・育成   人的資源マネジメント総合   技術マネジメント総合

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開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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人財教育・育成   人的資源マネジメント総合   技術マネジメント総合

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