暗黙知の形式知化と行動心理による進化型技術継承の方法【大阪開催】

~組織と技術の自律的成長を生む技術継承の戦略と方法~

技術継承の本質の理解と共に、発展的成長へと繋がる
技術継承戦略の考え方を解説!


講師


ジャパン・リサーチ・ラボ 代表 博士(工学) 奥村 治樹 氏

【兼】大阪産業大学 情報システム学科 非常勤講師
   大阪市産業創造館 技術・経営相談員
   市立教育研究所 運営委員
   滋賀県 社会教育委員
   知財管理技能士

【専門】
表面・界面、接着、高分子、ナノ粒子、分析、ハイブリッド材料、等

【略歴】
 大手化学メーカー勤務後大手電機メーカー、化学系ベンチャー企業を経て現職
 現在は、ベンチャーから上場企業まで様々な業種の顧問や技術コンサルタントとして、研究開発、製造における課題解決、戦略策定から人事研修などの人材育成などを行っている。また、学会等での招待講演や国プロにおけるキャリア形成プログラムの講師なども行っている。


受講料


 49,980円(税込)

■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合47,250円、
  2名同時申込の場合計49,980円(2人目無料:1名あたり24,990円)で受講できます。
  備考欄に「会員登録希望」と希望の案内方法【メールまたは郵送】を記入ください。
  (セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)

※ 会員登録とは
  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切掛かりません。


特典


【セミナー受講特典コンサルティング】
 セミナーに受講して名刺交換をさせて頂いた方への特典サービスとして、初回限定で特別料金にてコンサルティングをご利用いただけます。技術的な相談はもちろん、戦略相談、オンサイトセミナーなど、依頼条件を満たす限り原則として実施内容、方法に制限はありません。
 技術コンサルティングには興味があるが利用したことがないので、どのようなものか良くわからず正式依頼に踏み切れない、決裁を取るために一度ディスカッションしたいという方は、是非この機会に、JRLのコンサルティングを御体験ください。限定特典ではありますが、必ず満足のいただける内容でお応えします。

<依頼条件>
・初回1回のみ
・セミナー実施日より3カ月以内に依頼が成立
・費用:場所、内容によらず定額の限定特別料金


受講対象・レベル


・初中級からマネージャー、経営層
・これから技術継承やその準備を始めようとしている、現在進めている、
 上手く行かないと感じている現場担当者から管理層、経営層を対象とします。


習得できる知識


・本来のあるべき技術継承
・技術継承の考え方と方法
・保有技術の可視化と情報資産化
・継続性と発展の両立
・基盤人材戦略


趣旨


 技術継承における2007年問題は誰もが知るところであるが、10年が過ぎた今でも技術継承に苦しんでいる企業が数多くある。この背景には、雇用延長や再雇用といったパッチワーク的でその場しのぎの対策による問題の先送りなどの方法論的な問題はもちろん、技術継承というもの自体に対する間違った認識がある。本来の技術継承とその目的は何か、何をどのように伝えなければならないか、そして、なぜ技術継承は難しいのか、上手く行かない理由は何かという技術継承の本質を考えなければ未来永劫同じ問題を繰り返すことになる。技術継承は単なる技術の引継ぎではない。
 本講演では、技術継承の本質の理解と共に、発展的成長へと繋がる技術継承戦略の考え方、そして、その戦略を実現するための具体的方法(伝える内容、伝え方、技術の情報化)について、暗黙知と形式知という考え方や行動心理学の考え方を取り入れて解説する。


プログラム


1.【技術継承と暗黙知】
 1.1 継承とナレッジの共有化
 1.2 ナレッジと暗黙知
 1.3 暗黙知の定義
 1.4 暗黙知の構成要素
 1.5 二つの「ワザ」:技能と技術
 1.6 知識、経験と知恵
 1.7 情報資産化
 1.8 サスティナビリティー

2.【継承の目的】
 2.1 なぜ継承するのか
 2.2 ダークスポットを作らない
 2.3 暗黙知の応用・発展
 2.4 継承と効率化・発展

3.【なぜ継承が難しいか】
 3.1 本質的課題
 3.2 現実的な現場の課題
 3.3 大いなる誤解の存在
 3.4 継承における心理的課題
 3.5 組織の課題

4.【技術継承における課題】
 4.1 伝える側の課題
 4.2 良き師とは
 4.3 責任と原因の帰属
 4.4 継承≠引継ぎ

5.【継承プロセスとは】
 5.1 テクノロジー化のポイント
 5.2 重要な顕在化の方法
 5.3 ヒアリングとインタビュー
 5.4 質問レベル
 5.5 4Q(4つの質問)
 5.6 質問における心得
 5.7 質問とは何か
 5.8 全体像の把握
 5.9 トップダウン&ボトムアップ
 5.10 技術の可視化

6.【継承のキーポイント】
 6.1 形式知化の向こう側
 6.2 技術の本質
 6.3 技術力の継承とは
 6.4 経験知
 6.5 ノウハウ・技術以外に伝えるべきこと
 6.6 継承の内的プロセス
 6.7 伝えること
 6.8 人を動かす伝え方
 6.9 新米、中堅、ベテラン
 6.10 ジェネレーションギャップ
 6.11 言葉の重要性
 6.12 業務化と期限、ゴール設定
 6.13 バランス
 6.14 二つの成長

7.【継承を成功させる戦略】
 7.1 経営戦略との整合
 7.2 継承の条件
 7.3 優先順位
 7.4 技術休眠
 7.5 ステップ継承
 7.6 増える技術への対応
 7.7 分散・冗長化
 7.8 継承のPJ化
 7.9 継承マニュアル
 7.10 マニュアルの種類

8.【継承の準備】
 8.1 準備の重要性
 8.2 目的と目標(ゴールの設定)
 8.3 目標の条件
 8.4 継承における目的と目標
 8.5 棚卸
 8.6 人選
 8.7 技選
 8.8 分類する
 8.9 選別

9.【手順、スキル以外の伝えるべきこと】
 9.1 手順だけで終わらない
 9.2 何をもって完成か(完了基準)
 9.3 職人の判断
 9.4 感性の情報化

10.【伝えること(内面)】
 10.1 ソフト要素
 10.2 啓蒙と納得
 10.3 特異点の重要性
 10.4 技術だけではない

11.【技術(ナレッジ)の可視化・情報化】
 11.1 暗黙知の情報化とは
 11.2 外面(手順)の情報化
 11.3 パラメーターの可視化
 11.4 生体情報の可視化
 11.5 情報化の基本プロセス
 11.6 数値化の方法
 11.7 内面の情報化
 11.8 認識プロセスの可視化
 11.9 わざ言葉
 11.10 伝えるための4尺度

12.【情報の評価と解析】
 12.1 情報整理
 12.2 構造化
 12.3 分解、結合
 12.4 独立性と相関性
 12.5 俯瞰視点と仰望視点
 12.6 プロセスとしての解析

13.【技術継承の方法(伝え方と教え方)】
 13.1 継承のパターン
 13.2 継承技術のブレークダウン
 13.3 認知バイアスの罠
 13.4 徒弟制度
 13.5 OJTが機能しない理由
 13.6 正しいOJT
 13.7 良い訓練とは
 13.8 ソクラテス式教育法
 13.9 以心伝心

14.【継承のためのコミュニケーション】
 14.1 コミュニケーションとは
 14.2 Evidence & Story
 14.3 伝えたいこと、聞きたいこと
 14.4 質問と意図
 14.5 アフターフォロー

15.【育成と継承】
 15.1 伝える側の教育
 15.2 事前教育
 15.3 オーバーラップ

16.【まとめ(継承のゴール)】
 16.1 継承の基本フロー 
 16.2 育成と継承のサイクル
 16.3 記録と継承
 16.4 技術継承のステップ
 16.5 開発、モノづくりへのフィードバック
 16.6 システム化
 16.7 その他のポイント
 16.8 継承プロセスの改善

17. 質疑

 
キーワード 人材育成,技能伝承,技術者教育,研修,講習会


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

49,980円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

大阪府

MAP

【大阪市中央区】ドーンセンター

【京阪・地下鉄】天満橋駅

主催者

キーワード

技術マネジメント総合   技術・技能伝承

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技術マネジメント総合   技術・技能伝承

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