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リチウムイオン電池の高性能化、高安全性確保のための最新技術動向と業界動向・市場展望
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★電動化に伴う各種規制、リサイクル規制、リサイクル技術、政府のリサイクル事業への関与について解説!
★LIBの保管方法・運搬方法とLIBがどのようにリサイクルされているのかを解説!
★残存価値のある中古車載電池を循環利用することで、環境負荷の低減を目指した取り組みをご紹介!
セミナープログラム
第1部 リチウムイオン二次電池ビジネスとリサイクル事業の重要性
【13:00-14:15】
(株)AndTech 顧問/名古屋大学未来社会創造機構 客員教授/エスペック(株)上席顧問/イリソ電子工業(株)社外取締役/前サムスンSDI常務役員 佐藤 登 氏
【経歴】
佐藤登 – Wikipedia
http://drsato.biz/profile/
【著作】
「電池の覇者」日本経済新聞出版(2020年9月)、「人材を育てるホンダ 競わせるサムスン」日経BP(2014年7月)他多数
【講演主旨】
現在の車載用電池では日韓中の電池各社の激突となっています。自動車業界から見る電池各社への期待は、電池価格の低減と生産規模を拡大するための投資力にあります。次世代電池として期待されている全固体電池も硫化物系を中心に開発が進められていますが、実用化に向けては解決すべき課題も少なからずあります。そういう動脈系産業が活発に進められてきている世界市場でありますが、今後重要な産業のひとつに再利用とリサイクル事業があります。リチウムイオン電池の回収、効果的再利用、そして資源リサイクルとその裾野は広く、この静脈系産業が循環型社会を形成する上で極めて重要になります。
【キーワード】
1.環境規制と電池戦略
2.リチウムイオン電池のリユースとリサイクル事業
3.車載電池に起因する火災事故とリコール
【講演ポイント】
欧州のリサイクル規制が日本に圧力をかけている状況の中、2025年あたりを目途に国内に電池資源リサイクル、すなわち電池 to 電池につなげる事業構築が望まれています。金属系資源が市場で高騰している中で、資源リサイクルは電池コストを低減する意味でも需要な事業となります。
【習得できる知識】
電動化に伴う各種規制、リサイクル規制、リサイクル技術、政府のリサイクル事業への関与
【プログラム】
- 自動車の電動化を加速する環境規制
- 米国ZEV規制発効から30年経過した現在と今後
- 各種環境規制とその重み
- 自動車各社の電動化と電池戦略
- 車載用電池事業の状況とグローバル競争における日本の課題
- 車載用電池の安全性・信頼性構築に向けた取り組み
- 車載電池の再利用とリサイクル
- 再利用の事例と課題
- 再利用にあたっての取り組むべき事項
- 再利用におけるリスク分析
- リサイクルビジネスの現状
- 元素リサイクルの必要性と課題
- 国としてのリサイクル事業への支援
- 次世代革新電池の取り組みと今後の展望
- 各業界における日本の課題と解決策
【質疑応答】
第2部 VOLTAにおけるリチウムイオン電池のリサイクルプロセス
【14:30-15:45】
株式会社VOLTA 営業部 主任 菊田 大樹 氏
【経歴】
2014年4月 株式会社エコネコル 入社
2020年3月 株式会社VOLTA 出向
【講演主旨】
世界的にEV、PHEVへのシフトチェンジが加速しております。欧州を中心とした世界各国が2030年までに化石燃料を使用した自動車の販売を禁止していく中で、世界有数の自動車メーカーもそれらの政策に合わせた自動車を販売していく動きがあり、その動きに連動して世界有数のリチウムイオン二次電池(以下LIB)の製造メーカーも増産体制を発表しております。私たちの生活により多くのLIBが使用されていくその一方、LIBが原因の火災を頻繫にニュースで目にするようになりました。LIBは便利である一方、取り扱い方や廃棄の仕方を間違えると大変危険な物となる。
株式会社VOLTAは2018年1月の設立から4年近くが経過しており、工場稼働前もLIBを集荷していたが、保管中、運搬中の発火事故は一度も起きていない。しっかりとした保管方法を行えば保管中の発火事故は防げると認識している。リチウムイオン電池は正しく保管を行えば危険なものではなく貴重な資源となります。本講座にて正しい保管方法、貴重な資源であることが伝われば幸いです。
【キーワード】
リチウムイオン二次電池、LIB、保管方法、リサイクル、ニッケル・コバルト
【講演ポイント】
LIBの保管方法・運搬方法とLIBがどのようにリサイクルされているのかを解説致します。
【習得できる知識】
リチウムイオン電池の正しい保管方法、リチウムイオン電池がどのようにリサイクルされているかが習得できると思われます。
【プログラム】
- リチウムイオン電池の構造・発火リスク
- リチウムイオン電池の保管方法
- VOLTAにおけるリチウムイオン電池リサイクル
【質疑応答】
第3部 車載リチウムイオン電池のリマニュファクチャリング
【16:00-17:15】
(株)リコー RICOH Digital Services BU RDS-Japan/日本極統括環境・エネルギー事業センター 第2開発室 開発2グループ リーダー 福家 正剛 氏
【講演主旨】
電動化が進む次世代自動車の割合は年々増加しており、特に国内においてはハイブリッド車(HEV)の販売台数が圧倒的に多く、2018年には約143万台(一社;次世代自動車振興センター資料)になっている。今後、廃車時の電気自動車(EV)から回収される車載LiBの増加も見込まれる。しかし、車載LiBは車両へのリユースニーズが少なく、車載以外の循環利用の探索が必要である。
上記の背景から、車載LiBを車両以外の製品にリマニュファクチャリングし、循環利用することでCO2削減を図り、新たなリユースビジネスを構築するための開発事例を紹介する。(本開発事例は環境省からの委託事業で実施した内容になります。)
【キーワード】
1.リチウムイオン電池リユース
2.車載電池リユース
3.リユース蓄電池付きEV急速充電器
4.リユース電池搭載蓄電システム
【講演ポイント】
残存価値のある中古車載電池を循環利用することで、環境負荷の低減を目指した取り組みをご紹介する。
【習得できる知識】
中古電池の循環利用スキームの1例を知ることができる。
【プログラム】
- リコーグループ/リコー環境事業開発センターの取り組み
- リコーグループの環境経営への取り組み
- リコー環境事業開発センターの取り組み
- リユース・リサイクルセンターの取り組み
- 平成30年度 環境省委託事業
- 実証事業の目的とビジネスモデル概要
- ビジネスモデル検証
- 回収物流の実証
- 実証機検証
- 平成30年度のまとめ
- 平成31年度 環境省委託事業
- ビジネスモデル検証
- LiBパック輸送試験
- LiBパック選別技術開発
- フィールド機実証
- LCA/CO2削減量の試算
- 平成31年度のまとめ
- 商品化に向けたマイルストーン
- 令和3年度 環境省委託事業
- 事業概要
- 背景・課題
- ビジネスモデル検証
- システム概要
【質疑応答】
セミナー講師
第1部 (株)AndTech 顧問/名古屋大学未来社会創造機構 客員教授/エスペック(株)上席顧問/イリソ電子工業(株)社外取締役/前サムスンSDI常務役員 佐藤 登 氏
第2部 株式会社VOLTA 営業部 主任 菊田 大樹 氏
第3部 (株)リコー RICOH Digital Services BU RDS-Japan/日本極統括環境・エネルギー事業センター 第2開発室 開発2グループ リーダー 福家 正剛 氏
セミナー受講料
【1名の場合】44,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
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