ケーススタディで理解する　カーブアウトM&Aの基礎とノウハウ【会場/オンライン】

セミナー趣旨

売主グループが、一部の事業を切り出して他社に譲渡する「カーブアウトM&A」は、企業の持続的成長のためにコア事業の強化や将来の成長事業への投資に集中する、「選択と集中」の流れと相俟って、日本を含む世界のトレンドであり、その件数は大幅に増加しています。

経済産業省が策定した事業再編実務指針においても、取締役の善管注意義務として、事業ポートフォリオに関する基本方針の決定及び監督に関して、中長期的に企業価値を向上させるべく、最善を尽くすことが求められることが示されています。

他方で、カーブアウトM&Aは事業の切り出しを伴うことから、対象事業・譲渡対象の画定、カーブアウトのプロセスや、スタンドアローンイシューなど、通常のM&Aとは異なるカーブアウトM&A特有の留意点があり、売主・買主のいずれの立場でも、案件遂行上のノウハウがそれぞれ必要になります。

本セミナーでは、多数の複雑なカーブアウトM&A案件を取り扱ってきた講師が、アジアで多数の子会社を抱える事業の仮想のカーブアウト事例を念頭に、契約書の構造などの基礎から、契約交渉や案件遂行上の留意点などのノウハウまで、分かりやすく解説します。

受講対象・レベル

経営企画部門、法務部門、海外事業部門、財務部門、総務部門、CSR部門、IR部門、その他関連部門のご担当者様

セミナープログラム

I. ストラクチャーの選択肢とポイント
　1. クロージングの確実性を上げるストラクチャー
　2. 会社分割活用の可否という視点
　3. 複雑な事前再編手続の対処法

II. 対象事業・譲渡対象の画定
　1. カーブアウト財務諸表
　2. 価格調整方法の決定と契約交渉時のポイント

III. カーブアウトプロセスと契約交渉上の留意点
　1. ケーススタディ
　2. 事前再編手続に関する契約書上の規定
　3. 前提条件

IV. スタンドアローンイシューとその対処法
　1. 知的財産、ライセンス契約
　2. ITシステム
　3. 共用資産
　4. Transitional Service Agreementの交渉上のポイント

※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影はご遠慮ください。

セミナー講師

森・濱田松本法律事務所　パートナー弁護士　　佐藤　典仁 氏

セミナー受講料

会員　27,500円（本体　25,000円）

一般　29,700円（本体　27,000円）

※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
（所属先の会員登録有無がわからない場合、
お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。）
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。
お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。

受講について

【オンライン受講の方】

• 視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。
• 本セミナーはZoomを利用して開催いたします。
• ネットワーク環境により（社内のセキュリティ制限等）ご視聴いただけない場合がございます。
  事前に「動作確認ページ」より動作確認をお願いいたします。

【会場受講の方】

• お申込完了後、メールにて受講票をお送りいたします。