電池資源や製造設備の市場性,電池リサイクル・リユースの動きと法規制・規格基準について解説!

全固体電池の車載化への課題, 国内外の自動車メーカーの採用予測とその実情

セミナー趣旨

米国ZEV規制と欧州CO2規制を始め,中国ではエコカー政策とNEV規制が2019年に発効しています。
NEV規制では日本が得意としているハイブリッド車(HEV)はクレジット対象から除外されてきまし たが19年7月に見直しをかけ,21年からHEVも優遇する方針転換を図りました。
しかし一方,欧米では35年にHEVに対する販売規制を打ち出しています。 このような状況下で,自動車業界,電池業界,部材業界は確固たる戦略が必要とされています。各業界のEVシフトに対応する積極投資もあり,22年以降を見据えてグローバル競争が激化します。 本セミナーでは,国内外における自動車業界の動向,リチウムイオン電池および関連部材の市場・技術動向,さらには各業界に求めら れる対応・戦略等について述べます。
一方,安全性にまつわる事故はこれまでも多発し,最重要課題にもかかわらずまだ課題を残しています。安全性や信頼性はサプライチェーン上にかかわる全てのメーカーに責任が及ぶ恐れがあり,電池メーカー のみならず部材メーカーも意識しておく必要があります。ここでは,電池の安全性評価法や国連規則に対応する試験各種とともに,最近の安全性にかかわる現況について言及します。
また ,車載電池の再利用とリサイクルは今後の循環型社会を構築する上で極めて重要なビジネスとなります。20年12月にはEU 電池規制案が公表され,かなりハードルの高い数値目標が打ち出されており,そこには解決すべき課題が山積しています。再利用の実態や元 素リサイクルに向けた各国の状況と日本の進め方を議論します。そして,トヨタを中心に全固体電池,次世代電池の研究開発も全世界 的に活発になっている中で,その期待度と課題についても触れることにします。
まとめとして,リチウムイオン電池に関わる日本の各業界における課題を整理し,その解決策についても述べ,その中で政府と産業界が対応すべき事項について私見を述べます。

セミナープログラム

1.自動車電動化の法規動向と対応
  1.1 米国ZEV法規発効からの電動化の流れ
  1.2 各国の環境規制と電動化の加速
  1.3 中国の電池政策〜NEV規制の方針転換の影響

2.自動車各社の取り組みと電池戦略
  2.1 トヨタ自動車
  2.2 ホンダ
  2.3 日産自動車
  2.4 欧米韓自動車各社の動向

3.LIB業界のビジネス動向と今後
  3.1 各国の電池産業の現状と課題
  3.2 電池業界における競争力比較
  3.3 経済安全保障としての国別電池産業戦略

4.LIB部材の変遷・市場動向
  4.1 各部材ごとの課題
  4.2 日系部材の急激なシェア低下の現状と背景
  4.3 中国部材メーカーの躍進が及ぼすサプライチェーンの変遷

5.LIBの安全性評価と受託試験・認証事業
  5.1 車載用電池の事故・リコールの歴史
  5.2 国連規則と認証事業
  5.3 エスペックの受託ビジネス・認証ビジネス
  5.4 ECE R100 Part IIの試験項目と事例

6.定置型蓄電池ビジネスの現状と今後

7.車載電池の再利用とリサイクルとリユースの情報
  7.1 再利用の事例と課題
  7.2 再利用にあたっての取り組むべき事項
  7.3 EUリサイクル規制案
  7.4 元素リサイクルの必要性と課題
  7.5 国としてのリサイクル事業への支援
  7.6 電池「リユース」に関する国内外の動き

8.次世代革新電池の研究開発状況と課題
  8.1 期待される次世代電池
  8.2 全固体電池の現状と課題

9.日本の各業界における課題と対応策
  9.1 自動車業界
  9.2 電池業界
  9.3 部材業界
  9.4 投資に対する国の直接支援の必要性

【質疑応答】

セミナー講師

名古屋大学 未来社会創造機構 客員教授 佐藤 登 氏

セミナー受講料

1名につき55,000円(消費税込み,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕

受講について

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※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

自動車技術   省資源   電気化学

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