UX(ユーザエクスペリエンス)評価と新商品・新事業開発への活用

楽しい、心地よい、ワクワクする!
顧客の期待を超える商品開発のノウハウを伝授


講師


1.放送大学 教養学部 名誉教授   黒須 正明氏
2.オムロン エキスパートリンク(株) リサーチサポートセンタ プロジェクトリーダ   伊藤 泰久氏
3.富士通デザイン(株) デザインディレクター   坂口 和敏氏


受講料


1名につき60,000円(消費税抜き、昼食、資料付) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税抜)〕


プログラム


<10:00〜12:00>
【第1部】 ユーザエクスペリエンスの概念とその評価法の活用
 放送大学  黒須正明 氏


講演趣旨
 ユーザエクスペリエンス(ユーザ経験、ユーザ体験、以下UX)は、近年、顧客に対する
製品やサービスの魅力づくりのキーワードとして、特にデザインやマーケティングの領域で
注目されています。対象となるのは、プロダクト(ハードウェア、ソフトウェア)、
サービス(webサイトを含む)から自治体行政まで、と幅広いものが含まれます。
 エンドユーザが関係するもの、すべてということです。 この講演では、UXの本来の姿、
UXの性質、UXのデザイン、そして特にUXの評価についてお話しします。UXの評価は、
製品やサービスの魅力のレベルを測定し、改善すべき問題点を明確にし、さらにその魅力を
向上させるために必須の活動です。今回はERM(経験想起法)という手法を中心に、
その実施法を体験していただき、得られた結果の活用法について重点的にお話しします。

講演項目
1.UXとは
  1.1 UX概念の発生
  1.2 UXと品質
  1.3 品質とユーザ特性と利用状況
  1.4 UXとEX

2.UXのデザイン
  2.1 UXはデザインできるか
  2.2 デザインサイクル

3.UXの評価
  3.1 UX評価の目的
  3.2 UXの評価法
    3.2.1 感情の評価
    3.2.2 リアルタイム評価
    3.2.3 記憶による評価
  3.3 ERMという手法(ミニ実習を含む)
  3.4 ERMデータの使い方

4.まとめ

【質疑応答】


<12:45〜14:45>
【第2部】オムロングループにおけるユーザビリティ・UX評価と社会的インパクト評価への取り組み法
 オムロン エキスパートリンク(株)  伊藤 泰久 氏


講演趣旨
 オムロンは、企業の公器性を表した社憲「われわれの働きで われわれの生活を向上し
よりよい社会をつくりましょう」を1959年に制定しており、オムロングループで開発される製品は、
企業理念の一つである「ソーシャルニーズの創造」に対応し、社会的課題の解決に貢献する
ソリューションとなっている。 弊社リサーチサポートセンタでは、オムロングループの内外にて
企画・開発される製品・サービスのユーザビリティとUXの観点からの評価および改善支援を
行っている。
 本講演では、我々が行っている製品・サービスの企画段階から開発段階、利用段階における
受容性評価やユーザビリティ評価について述べる。 また、HCD(人間中心設計)および近接する
分野にて、ユーザビリティに引き続き注目されてきたUXや、人間中心のイノベーション、
チャンス発見、デザイン思考、サービスデザインなどに触れ、近年、我々が着目している
社会的インパクト評価についての取り組みを紹介する。

講演項目
1.オムロングループ・弊社リサーチサポートセンタについて
  1.1 オムロングループについて
  1.2 弊社リサーチサポートセンタについて

2.ユーザビリティ評価・UX評価への取り組み
  2.1 サービスメニュー
  2.2 評価事例

3.Beyond Usability
  3.1 UX、人間中心のイノベーション、チャンス発見、デザイン思考、サービスデザイン…
  3.2 社会的インパクト、SDGs

4.社会的インパクト評価への取り組み
  4.1 社会的インパクト評価とは
  4.2 ミニグループワーク
  4.3 製品・サービスの社会的インパクト評価
  4.4 ヘルスケア製品・サービスの社会的インパクト評価

【質疑応答】


<15:00〜17:00>
【第3部】富士通デザインにおけるUX評価と新規事業創出への取組み
富士通デザイン(株)  坂口 和敏 氏


講演趣旨
 本講演ではDX(デジタルトランスフォーメーション)の時代に向けて富士通デザインで
取り組んでいるサービスデザインをご紹介します。DXを実現するためにはこれまでの
提供者視点に基づく事業構造を顧客中心の事業構造に変革することが必要です。
妥当性のあるサービスを実現するためには人間中心の考え方に沿ったUXとマーケティングや
工学の考え方に沿った価値の両方を兼ね備える必要があります。
 顧客に寄り添ったサービスを創出するために富士通デザインで行っているUX設計、
価値設計の方法論を具体的なサービスデザイン事例に沿ってご紹介します。

【講演項目】
1.DXとは
  1.1 DXが求められる背景
  1.2 UXへの期待

2.潜在的ニーズとは
  2.1 潜在的ニーズ
  2.2 ユーザーと体験価値
  2.3 因果関係の特定
  2.4 体験共有の方法

3.サービスデザイン
  3.1 サービスデザインの歴史
  3.2 サービスデザインの特徴
  3.3 富士通デザインにおけるサービスデザイン
  3.4 可視化の手法

4.事例紹介
  4.1 事例①
  4.2 事例②
  4.3 事例③
5.まとめ

【質疑応答】


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

66,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】技術情報協会セミナールーム

【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅

主催者

キーワード

UI/UX/ヒューマンインターフェース   感性工学

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