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~ 講義と騒音実験デモ見学で学ぶ ~
★ 欧州での騒音規制強化の動き
★ 電気自動車特有の「高周波」騒音 ,ガソリン車と共通するタイヤ騒音への対応
講師
【第1部】
群馬大学 連携大学院 客員教授 工学博士 松村 修二 氏
【第2部】
(株)KOSUGE 代表取締役 小菅 一彦 氏
【第3部】
信州大学 繊維学部 機械・ロボット学科 教授 工学博士 倪 慶清 氏
【第4部】
東洋紡績(株) 総合研究所 エンプラ技術センター リーダー 中尾 順一 氏
【第5部】
(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンター 第11技術開発室 第2ブロック 研究員 神山 洋一 氏
受講料
1名につき60,000円(消費税抜、昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕
プログラム
【10:00〜11:30】
第1部 自動車の騒音・振動の発生メカニズムの基礎 ,規制強化の動き
●講師 群馬大学 連携大学院 客員教授 工学博士 松村 修二 氏
【講座の趣旨】
自動車の振動騒音現象について概要を説明し,その中からいくつかの代表例をあげ,対策方法を解説します。また,振動騒音を解決するために必要な基礎知識の要点を再学習し,間違いやすい振動騒音知識についても解説します。
【セミナープログラム】
1.自動車の振動騒音現象
1-1 騒音発生メカニズム
1-2 自動車の主な振動騒音源
1-3 自動車の主な振動騒音現象
2.対策事例
2-1 ロードノイズ
2-2 エンジンマウント(振動遮断)
2-3 排気騒音
2-4 流体騒音
2-5 ワイパ自励振動
3.振動騒音の基礎
3-1 間違いやすい振動騒音知識
3-2 現場で役立つ振動解析
4.騒音規制強化の動き,今後の展望とまとめ
【質疑応答】
【11:40〜12:50】
第2部 (不織布を中心とした) 自動車の防音や吸音に関する部材技術について
●講師 (株)KOSUGE 代表取締役 小菅 一彦 氏
【講座の趣旨】
振動・騒音対策を行う上で,制振材料,防振材料の役割は大きい。それぞれ材料に要求される力学的性質が異なるため,材料設計,製品設計を行う際には,適切な材料を適切に使用する必要がある。そこで,その材料の性能評価,設計手法について解説する。
【セミナープログラム】
1.特許等からみる断熱・吸音不織布に対するニーズについて
1-1 自動車分野
1-2 その他
2.断熱・吸音不織布の評価について
2-1 垂直入射吸音率
2-2 残響室吸音率
2-3 断熱性能 等
3.断熱・吸音不織布の技術動向について
3-1 性能比較
3-2 断熱・吸音不織布「RuBAR」について
3-3 新規 成形加工可能な断熱・吸音不織布について
【質疑応答】
【13:30〜14:40】
第3部 繊維材料や複合構造を用いた遮音・ 吸音材料 の開発とその評価・自動車への応用
●講師 信州大学 繊維学部 機械・ロボット学科 教授 工学博士 倪 慶清 氏
【セミナープログラム】
1.騒音振動と防止対策について
2.防音材料の分類と評価について
3.軽くて柔軟性がある防音材は?
3-1 シート作製
3-2 力学的特性
4.軟質シートの遮音特性
4-1 軟質シート遮音特性への基布の影響
4-2 軟質シート遮音特性への面密度の影響
4-3 軟質シート遮音特性の解析
4-4 質量則
5.吸音,遮音構造設計について
6.吸音材の自動車分野への応用
【質疑応答】
【14:50〜16:00】
第4部 超耐熱・熱可塑性ポリエステルエラストマーの開発および制振材,遮音,遮熱材料としての応用
●講師 東洋紡績(株) 総合研究所 エンプラ技術センター リーダー 中尾 順一 氏
【講座の趣旨】
熱可塑性ポリエステルエラストマーの構造と物性について,基礎から応用まで採用事例(特に自動車用途)を挙げながら紹介する。
【セミナープログラム】
1.熱可塑性ポリエステルエラストマーの基礎
1-1 熱可塑性エラストマーの種類と特長
1-2 熱可塑性ポリエステルエラストマーの特長
2.熱可塑性ポリエステルエラストマーの構造と特長
2-1 熱可塑性ポリエステルエラストマーの化学構造
2-2 熱可塑性ポリエステルエラストマーの一般物性
2-3 熱可塑性ポリエステルエラストマーの耐久性
2-4 熱可塑性ポリエステルエラストマーの成形性
3.熱可塑性ポリエステルエラストマーの用途例
3-1 自動車分野での採用例とその特長
3-2 電気・電子分野での採用例とその特長
4.最近の開発事例
4-1 超耐熱グレードの物性と応用例
4-2 制振材,遮音,遮熱材料としての応用
【質疑応答】
【16:10〜17:30】
第5部 タイヤ気柱共鳴音低減デバイス技術について
●講師 (株)本田技術研究所 四輪R&Dセンター 第11技術開発室 第2ブロック 研究員 神山 洋一 氏
【講座の趣旨】
タイヤ気柱共鳴音とはタイヤ内部の1次共鳴を起源とするロードノイズの一種である。 今回はそのデバイスであるヘルムホルツ式レゾネータ付きホイールに関して、 理論から実用に至るまでの技術的な内容について解説する。
【セミナープログラム】
1.タイヤ気柱共鳴音事象
2.ヘルムホルツ式レゾネータ原理
3.単室式レゾネータ技術
3.1 樹脂レゾネータの基本コンセプトと考え方
3.2 消音における課題と解決手法
3.3 遠心力強度における課題と解決手法
3.4 実車効果検証結果
4.複室式レゾネータ技術
4.1 転動タイヤの消音における課題
4.2 転動タイヤ対応レゾネータ配置理論
4.3 複室式レゾネータの具現化構造
4.4 実車効果検証結果
5.まとめ
【質疑応答,実験装置を用いたデモンストレーション】
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