研究開発・技術部門が行うシナリオプランニングを活用した「勝てる」ロードマップの策定・実行の具体的な手法

セミナー趣旨

 今、競合他社に先行してイノベーティブな製品・事業を継続的に創出しつづけることが必須なってきています。そのためには中長期の視点を持ち、市場の未来像を想定し、バックキャストして周到な準備を今からスタートすることが必要です。ロードマップはこの活動をするためのシナリオです。そこでは同時に市場変化をモニタリングし、タイムリーな計画のローリングが必要となります。この活動にエンジニアだけでなく、関係部署メンバーが参画し、一緒に検討することで、今後の取りくみへの参画を促すことも期待できます。
 本セミナーでは、18年以上の新規事業開発・R&D戦略コンサルティングとテック系スタートアップ支援・投資の最前線の経験をもとに、中長期に新事業を創出していくためのロードマップ策定・実行の具体的な手法を紹介します。不確実の高い状況でも柔軟に対応していくためにシナリオプランニングをとりいれたロードマップ作りも特徴です。
 さらに昨今、イノベーション・トレンドとなっている事業会社とスタートアップ連携のポイントについても紹介します。社内での新規事業開発がなかなか上手くいかない中、新しい手法として、社外のスタートアップへの投資・連携に可能性を見いだしている企業が増えています。スタートアップを「社外で行う新規事業開発プロジェクト」とみて、うまく活用することで競争力を上げていくためのポイントを紹介します。

受講対象・レベル

・新規事業開発部門
・研究開発部門
・開発設計部門
・商品企画開発部門
・事業企画部門
・経営戦略、経営企画
・M&A、アライアンス部門
など、関心があれば担当者でも管理職、役員でも歓迎です

習得できる知識

・生産財メーカーの戦略の考え方
・シナリオプランニングによるシナリオ作成手法
・市場・製品・事業・事業ロードマップ策定の手法
・大企業とスタートアップとの連携のポイント

セミナープログラム

1.「異業種連携の時代」に事業成果を生み出すロードマップとは
 ○生産財にメーカーの戦略策定の基本
 ○エンジニアの行うマーケティングとは、研究開発部門のマーケティングとは
 ○事業環境は現状の延長線上にはない
 ○未来起点で当面の取り組み課題を考える
 ○「技術」だけのロードマップでなく、「市場-エコシステム-製品-技術」ロードマップを考える
 ○ロードマップの社内運用ルールの検討

 (ケース演習)高収益B2B企業の事例から戦略構想のポイントを学ぶ

2.シナリオプランニングとは
 ○シナリオプランニングの事例
 ○未来は読めないが、未来への感度を高める
 ○シナリオプランニングによる未来起点での戦略構想とは
 ○未来シナリオを複数想定し、どのシナリオでも勝つための戦略を考える
 ○シナリオプランニングにより組織・メンバーの柔軟性を高める
 ○シナリオプラニングの3つメリット

3.シナリオプランニングを活用した「勝てる」ロードマップ策定の具体的なステップ
 ○「記入例」に学ぶシナリオプランニングの基本的な流れ
  ・ステップ1.環境変動要因の抽出
  ・ステップ2.変動要因別のインパクト分析および不確実性分析
  ・ステップ3.環境変動要因の因果関係マップの作成とシナリオ構想
  ・ステップ4.シナリオ毎に「戦略コンセプト」を複数企画
  ・ステップ5.シナリオ毎にロードマップ策定
 ○ロードマップ策定のワークショップの効果的な進め方

(演習)
  ・ステップ2.変動要因別のインパクト分析および不確実性分析
  ・ステップ3.環境変動要因の因果関係マップの作成とシナリオ構想

4.マーケットリサーチ手法
  ・2次情報
  ・1次情報

5.戦略発想の新トレンド ~スタートアップ連携によるイノベーション~
 ○スタートアップを「社外で行う新規事業開発プロジェクト」として活用する
 ○リスクマネーを活用した「イノベーション・エコシステム」とは
 ○大企業、スタートアップ、ベンチャーキャピタルの関係性
 ○大企業とスタートアップの違いを認識する
 ○大企業とスタートアップとの連携の10のポイント
 ○カーブアウトのメリット

(参考資料)
  ・事業成果を生み出すエンジニアになるためにマインドセットとは

【質疑応答】


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セミナー講師

■講師略歴■
 1995年 東京大学 大学院工学系研究科材料学専攻修士課程修了
 1996年 東京大学先端科学技術研究センター 研究生
 1998年 米カーネギーメロン大学 技術政策学部修士課程修了
 1999年~2010年  戦略系コンサルティング会社 コンサルタント
 2011年~2018年3月 戦略系コンサルティング会社 取締役
 2018年4月~2019年3月 東京大学協創プラットフォーム開発(株) 事業開発第2部 部長
 2019年4月~2021年12月 東京大学協創プラットフォーム開発(株) パートナー
  2020年8月 山梨県庁・リニアやまなしビジョン最先端企業等の誘致に関するアドバイザー就任
 2022年1月~現在 DRONE FUND㈱ プリンシパル
  2022年1月 東京大学協創プラットフォーム開発(株) アドバイザー就任

※東京大学協創プラットフォーム開発(株)は国立大学・東京大学が設立したベンチャーキャピタルです。
※DRONE FUND株式会社は、ドローンおよびエアモビリティ分野のスタートアップに投資を行うベンチャーキャピタルです。

■主な専門分野
・生産財メーカーにおける事業・技術戦略策定・実行
・エンジニア向けビジネス教育、イノベーター育成
・工学系分野における技術系スタートアップ投資・支援

セミナー受講料

49,500円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合38,500円、
  2名同時申込の場合計49,500円(税込)(2人目無料:1名あたり22,500円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
※ 会員登録とは
  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
  メールまたは郵送でのご案内となります。
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受講について

Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順

  1. Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
  2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
  3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
  • セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
  • 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
  • 受講にはWindowsPCを推奨しております。
    タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

事業戦略   技術マネジメント総合   シナリオプランニング法

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