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粉体機器のトラブルの原因、分類、解決例を実際の例を挙げて解説!
透明スケルトンモデルを使った「粉体挙動体験」実演付き!
見えないところが見えてわかりやすい! と大好評の講座です
講師
吉原伊知郎技術士事務所 所長 吉原 伊知郎 氏
技術士(機械部門)
《ご専門》 粉・粒の「乾燥」「粉砕」「造粒」と、それらのトラブル解決。
《ご略歴》
1976年3月 東京農工大学 工学部 化学工学科 卒業
1976年4月 (株)奈良機械製作所 入社
1994年4月 (株)奈良機械製作所、ドイツ支店支店長
2001年4月 (株)奈良機械製作所、取締役部長
2010年10月 (株)奈良機械製作所、取締役支店長
2014年6月 取締役退任、フェロー就任
《ご活動等》
日本粉体工業技術協会造粒分科会 代表幹事(2001年~2014年)
日本技術士会会員、(1993年~)
受講料
R&D会員登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
(まだR&D会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
習得できる知識
~「アクリル製小型粉体挙動実演モデル」シリーズを用いて解説 ~
★高速攪拌型「混合造粒機」
★バスケット型「押出造粒機」
★傾斜皿形「転動造粒機」
★2次元「流動層」デモ用モデル
★高速衝撃式「ピンミル」;粉砕機
★回分式「流動層乾燥機」/「流動層造粒機」デモ用モデル
★均一ピッチ、スクリュー・フィーダー デモ用モデル
★粉体用、振動フィーダー デモ用モデル
趣旨
粉・粒を扱うプロセスは、多くの分野でその過程形態として使われているが、最終製品として目に見えるケースは多くはない。液体や気体と異なって、微小固体の集合体である粉体はその莫大な表面積の大きさから、「詰まる・くっつく」等の独特のトラブルがある。
意外に知られていないが、その「粉体」の扱いを適正に処理することが、専門業界としては「粉体プロセス技術」として確立している。特に新しい機能性材料を創製する業務を遂行するには、必ず知っておかなければならない、基礎的な技術である。
本講演では、透明なスケルトンモデルを駆使して、機器内での「粉体の挙動」を目で見える形にして「体感」として粉体の動きが「刻々と変化してゆく様」を目の前で見てゆく。またセミナー講師の体験から、簡単なスケールアップの実例を挙げ、計算式の意味するところ、さらに、優先的に効果のあるパラメーターを実感する講義を行う。
講師のヨーロッパにおける勤務経験から、2018年の4月のシカゴの粉体工業展、6月のドイツにおける化学工業展示会;ACHEMA取材をしており、「これから IoT、ビッグデーターの扱い」について、ヨーロッパの動向をご報告する。日本粉体工業技術協会の協会誌「粉体技術、11月号」に一部取材報告を掲載したが、さらに詳しい解説を行う。
プログラム
1.はじめに
粉・粒に関わる単位操作全体を、様々な分野で俯瞰する。
・業界で扱われている粉体技術の影響、機能性粒子の活躍の状態を一部紹介する。
・なぜ、粉を扱うプロセスにトラブルが多いのか。
・粉粒の「形状による分離現象」はなぜ発生し、それらはどうしたら排除できるのか?
・コストを抑えたトラブル対策は、 どのような方法で構築するのか?
・IoTの手法が発展することによって これからのプロセスはどうなってゆくのか?
2.乾燥操作
2-1 乾燥操作の基本
2-1-1 乾燥原理の分類 ~物性による適性乾燥原理の選定~
2-1-2 乾燥カーブと主たるパラメーター ~スケールアップには乾燥曲線が必須~
2-1-3 乾燥装置の分類 ~どの原理を利用した装置か理解する~
2-1-4 乾燥装置選定の考え方。
2-2 乾燥操作の実際
2-2-1 スケールアップ;直接乾燥分野
2-2-2 スケールアップ;間接乾燥分野
2-2-3 その他の乾燥分野 ~透明モデルでの体験~
3.粉砕操作
3-1 粉砕操作の基本
3-1-1 粉砕原理の分類 ~新しい粉砕装置の出現~
3-1-2 粉砕機のパラメーター
3-1-3 粉砕装置の分類
3-1-4 粉砕装置選定の考え方
3-2 粉砕操作の実際 ~粉砕式の歴史的経緯~
3-2-1 回分式粉砕分野
3-2-2 連続式粉砕分野
3-2-3 その他の粉砕分野 ~メカノケミカル・リアクションとは?~
4, 混合操作・造粒操作 ~生成粒子の機能によって、造粒原理を選択する~
4-1 造粒操作の基本
4-1-1 混合操作・造粒原理の分類
4-1-2 造粒終点と主たるパラメーター優先順位
4-1-3 造粒装置の分類
4-1-4 造粒装置の選定。
ダマにならず溶けやすい粒の造粒。硬くしっかりした粒の造粒は?
目的部位で分散し、粒子機能を発揮するための柔らかい造粒は?
4-1-5 機能性粒子の創成。表面改質、複合化。
4-2 造粒操作のスケールアップ。回分から連続操作。
4-2-1 造粒とバインダー
4-2-2 歩留まり向上と整粒
4-2-3 造粒操作をシステムとして考える
5.粉体機器のトラブル対応
5-1 トラブルの原因、(複雑な事象ほど、シンプルに分解する)
5-2 トラブルの分類、実際の例を挙げて一緒に考える。
5-3 トラブル解決例、答えは一つでは無いが、実例を紹介する。
5-4 トラブルを予測し対策、エスケープルートの考え方。
5-5 IT化にともなうトラブルの新しい可能性。
6.まとめ
・これから求められる「粒子挙動の見える化」。 数値シミュレーションの役割。
・体験したことを分類して応用が利くようにする為には?
・この分野で、技術者が学べること。失敗から学ぶこと。
・粉・粒を扱う技術に求められるもの ~IoT.AI.VR、AVの応用の始まり~
2018年4月の「シカゴ;パウダーバルクソリッドショウ、粉体工業展」の傾向。
2018年6月の「フランクフルト;ACHEMA:化学工業プラント展」の傾向。
透明スケルトンモデルを、講演の中で順次動かし、器内の粉体挙動を確認します。
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