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~ ダイヤモンド・金属から液体・発泡体まで ~
★ 熱拡散率・熱伝導率・比熱の基礎と測定法、様々な適用例、赤外カメラの熱分析への応用など、熱学の基礎から分かりやすく解説します!熱測定と伝熱の関連性の総合的理解や新規材料開発にお役立ていただけます。
講師
(株)アイフェイズ 代表/東京工業大学 名誉教授 橋本 寿正 氏
受講料
48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
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※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
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主催者より
切手サイズ程度の大きさ(小さくとも可)で、厚さが0.5mm前後のプラスチック・複合材料などを持参いただければデモ測定いたします。
得られる知識
・熱分析・熱物性 全体の関連性を把握できる
・物質材料の物性値と実際の局面で必要な機能値の関連を明らかにする
・データベースと測定値の重要性と材料自体の問題点
・測定法の実際的運用
対象
・原理から平易に解説するので、予備知識は特に必要ありません。
・実際に設計に使う熱データを必要としている材料開発者
・熱電材料・伝熱材料・放熱材料等、新規材料を開発している研究者(具体的な指針が得られます)
・教科書では明確でない、比熱などの熱測定と伝熱の関連性を総合的に理解したい方
趣旨
熱伝導率や熱拡散率データへの要求は拡大する一方、熱学として全体を見渡すと意外なほど理解されていないようである。
本講演では材料工学の立場から、熱エネルギーと温度、比熱と熱伝導を中心に、物性の定義と実用上重要な機能値(熱抵抗や熱容量など)の関連を基礎から平易に解説する。また、市販の装置を中心に測定法の原理と特徴を述べ、演者らが開発した温度波熱分析法を詳述し、実機でのデモを予定している。この方法は薄膜試料の測定が容易で、金属・ガラス・プラスチックの1mm以下の試料で、かつ大きさも1mm以下という特徴がある。
温度波測定法の測定結果について、多数の例を用いて解説する。主なものに、配向高分子フィルム・シリコンウエハ・炭素系複合材料・多層膜・接着剤・放熱ゴム・銀ペースト・鉛フリーハンダなどを取り上げる。また、発泡剤・粉体・液体などを簡便に測定できる温度波法(振幅減衰法)についても詳述する。さらに、赤外カメラを用いた可視化熱分析法による新しい方法も紹介する。
プログラム
1.熱学基礎
1.1 熱とはなにか
熱エネルギーと温度
1.2 熱の四定数
比熱・熱伝導率・熱拡散率・熱浸透率
1.3 フーリエ式と熱拡散方程式
1.4 物性値と機能値
2.測定技法と標準化
2.1 比熱の測定法(DSC)
2.2 熱拡散率・熱伝導率の測定法
2.3 測定法間の比較
2.4 プラスチックの熱関連ISO
3.温度波法の原理と実際の装置(実演を含む)
3.1 測定原理 温度波とはなにか
3.2 位相を使う熱拡散率測定法
3.3 振幅減衰を使う熱伝導率測定法
4.温度波熱分析法の実際-高温から極低温まで
4.1 高分子薄膜材料への適用
4.2 金属・セラミックスへの応用
4.3 複合系材料 粒子分散系と多層系
4.4 ゲル・ゴム・接着剤・両面テープ
4.5 粉体(金属・セラミックス・有機物を含む)・液体
4.6 発泡材料・布・紙の測定はどうするか
5.赤外カメラを使いこなす
5.1 赤外線と熱
5.2 赤外カメラの熱分析への応用
5.3 可視化熱分析 融解と結晶化の観察
5.4 外部加熱による熱拡散率の測定法としての展開
□ 質疑応答・名刺交換□
<キーワード>
熱伝導率,熱拡散率,比熱,熱容量,熱抵抗,熱浸透率,温度波,位相,赤外線カメラ,熱の可視化 相転移,熱拡散長,熱拡散時定数
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