＜基礎から学ぶ＞ 撹拌 Excel実習付き

〜撹拌槽の設計とスケールアップの計算〜

★ 撹拌の基礎から設計およびスケールアップまでを詳しく解説します。
★ Excel実習付きの一日速習セミナーです！

講師

東洋大学 理工学部 応用化学科
名誉教授　工学博士　川瀬 義矩 先生

【講師紹介】
早稲田大学理工学研究科博士課程修了、ニューヨーク州立大学、ウォタール―大学（カナダ）などを経て東洋大学理工学部応用化学科教授。2017年3月退職。現在名誉教授。

【専門】化学工学（反応装置、物質移動）、排水処理などをおもに研究。

【本テーマ関連学協会での活動】
化学工学会、石油学会、AIChE, IWA

受講料

1名46,440円(税込（消費税8％）、資料・昼食付)
＊1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
＊学校法人割引 ；学生、教員のご参加は受講料50％割引。

実習PCに関するご注意

各自にてMicrosoft Office Excel(エクセル) がインストールされている
ノートPC、またはタブレットをお持ちください。

持ち込みが難しい場合は、お申込み時に備考欄に『PC貸出』と記入ください。
7,560円（税込）にて貸出いたします。
※PCの貸出は原則として1週間前までにお申し出ください。
※PC貸出代には、学校法人割引は適用されません。

【必要な環境】
・Excel（バージョン2007以上）の利用が可能　(Windows/Macどちらでも可)
・USBポートまたは光学ドライブがあり、外部データの読み込みが可能であること
（当日USBメモリまたはCD-ROM経由でExcelファイルを配布します）

セミナーポイント

■はじめに
　撹拌槽は多くのプロセスで使われていますが、その設計およびスケールアップにあたり多くの疑問を持っているエンジニアの方がいらっしゃると思います。撹拌の基礎から設計およびスケールアップまでを詳しく解説します。従来のセミナーと異なり、実際の設計およびスケールアップの計算をExcelを使って行い、知識だけではなく具体的な計算も身に付けることができます。撹拌・混合操作におけるトラブルと対策についても解説致します。

■受講対象
撹拌槽に実際に係っているエンジニアの方および撹拌槽の設計およびスケールアップに興味のあるエンジニアの方

■必要な予備知識
Excelで簡単な計算をしたことがある方で、撹拌槽に興味のある方はどなたでもご参加頂けます。

■本セミナーに参加して修得できること
撹拌・混合の基礎が明快に理解できる
設計およびスケールアップの手法が学べる
撹拌・混合操作のトラブルの原因が理解できる

セミナー内容

1．混合・撹拌の基礎
　1-1 撹拌の基礎
　　 1-1-1 撹拌とは
　 　1-1-2 撹拌の目的
　 　1-1-3 撹拌槽と撹拌翼の種類と選定のポイント
　 　1-1-4 設計とスケールアップの考え方
　1-2 混合の指標になるパラメーター
　 　1-2-1 撹拌所要動力（撹拌所要動力の計算実習）
　 　1-2-2 混合時間（混合時間の計算実習）

2．設計とスケールアップ
　2-1 異相系の撹拌の問題点
　 　2-1-1 粒子の分散について
　 　2-1-2 液体の分散について
　 　2-1-3 気体の分散について（撹拌所要動力の計算実習）
　2-2 混合と反応の関係
　 　2-2-1 撹拌反応装置の種類
　 　2-2-2 混合モデルと反応の関係（計算実習）
　 　2-2-3 反応装置のサイズはどのように決まるか（計算実習）
　2-3 スケールアップ
　 　2-3-1 スケールアップ手法
　 　2-3-2 CFDを使ったスケールアップの活用

3．撹拌槽の設計とスケールアップの計算実習
　3-1 撹拌槽設計計算の実習
　3-2 撹拌槽スケールアップ計算の実習

4．トラブルの事例と対策
　4-1 高粘度液の混合で起こるトラブル
　 　4-1-1 撹拌翼の選定の注意点
　 　4-1-2 混合不良によるトラブルの解決法
　4-2 各種トラブルの対策
　 　4-2-1 異相系撹拌におけるトラブルの対策
　 　4-2-2 軸受けなどのトラブルの対策
　 　4-2-3 その他のトラブル対策について

5．質疑応答