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技術者のためのマーケティング思考と研究開発テーマ設定法
33,300オンデマンド
セミナー趣旨
研究開発、製品設計、新製品・新事業開発など技術開発をともなう業務を行う場合、競合情報や市場情報を収集し、分析することは、事業の成否に関わる重要な仕事です。しかし実際は、経験知だけ、体系的な情報収集・分析が十分に行われていないことが多く、経営者の意思決定がうまく行われないことがしばしあります。本コースは、多くの技術開発戦略、新事業開発に関わったコンサルタントが、開発した手法を競合情報、市場情報収集・分析手法を体系的かつ実践的にお伝えするものです。
製品・サービス事業だけでなく、IoT、AI時代に重視されているエコシステム・ビジネスモデルレベルの競合情報、市場情報収集分析の方法もお伝えします。
受講対象・レベル
・企業の研究開発部門、設計開発部門、製造技術部門、技術営業部門
・新製品・新事業開発部門、M&A/アライアンス部門、市場調査部門
・知的財産部門、技術調査部門
・大学の研究者、産学協同部門
上記の初級者から中級者
習得できる知識
・競合企業・事業、製品・サービス、技術、エコシステム・ビジネスモデルなどの情報収集と分析手法
・参入市場の市場情報収集・分析手法
・競合、市場情報分析の報告書作成の方法
・情報収集と各種戦略企画の関係
セミナープログラム
1.これまでの市場調査の方法が通用しなくなってきている
1-1.業界や市場の境目が無くなっている
1-2.現在市場が存在しない市場調査が必要
1-3.情報が多すぎて分析できない。
1-4.ネット情報の信憑性、情報陳腐化の加速化
1-5.情報収集・分析しても意思決定できない経営トップ
2.情報収集・分析の5つの原則
2-1.なんのための情報収集・分析か?【目的明確化の原則】
2-2.どんな制約条件があるのか?【制約条件の原則】
2-3.その情報で誰が何のために意思決定するのか【意思決定特性の原則】
2-4.情報の不確実性をどう考えるか【不確実性の原則】
2-5.多次元情報収集と分析が必要【多次元情報の原則】
3.市場情報収集・分析の実践方法
3-1.目的によって異なる情報収集・分析手法
・技術開発、新事業創造、新規参入、起業、M&A・アライアンスなど
3-2.「絶えず変化する市場」をどう認識するか?
・業界ができあがってしまったら既にレッドオーシャン市場ではないか?
・変化しつつある既存業界をどう見るか
・新しく発生する市場をどう定義づけるか
・代替される市場の捉え方
3-3.市場には本質的な特性がある
・ライフサイクル特性、参入起業特性、顧客特性、消費サイクルタイムなど
・市場特性から事業成功要因を分析する
3-4.顧客セグメント分析とターゲティング
・デモグラフィック(統計的切り口)では効果がない
・B2Cは価値観、B2Bは戦略など上位概念でセグメントするのが効果的
・市場サイズをどう割り出すか(フェルム推定など)
・ターゲティングとは期間利益を最大にするための最初の標的
3-5.マクロトレンド分析と影響度の把握
・マクロトレンド分析はその影響を具体化しなれば意味は無い
・ビジネスへのインパクト分析の考え方と方法
・パラダイムチェンジを見抜くことが最も重要
・マクロトレンド分析で参考にすべきデータとは
3-6.業界構造、エコシステムの分析
・エコシステム・ビジネスモデル戦略が重要な成功要因になった
・業界構造の把握の基本(ダウンフロー型、マーケットプレイス型)
・業界構造変化の本質(プロフィット、情報の流れ、モノの流れなど)
3-7.市場、顧客、マクロトレンドの情報源とアクセス方法
・公開データ、非公開データ
・官公庁、マスコミ、業界誌、専門誌、シンクタンクレポート
・ホームページ、ネット、SNS情報
・社内保有情報
・インタビュー調査、アンケート調査、現場観察手法
・ビッグデータ解析
4.競合情報収集・分析
4-1.事業・経営レベルのベンチマーキング
・競合分析の前に自社を分析せよ
・永遠に競合から学ぶことが最強の戦略
・そもそも競合とは、競合の分類方法
・代替品・サービスは新たなエコシステム・ビジネスモデルから生まれる
・競合の何を分析するか?(過去、現在、将来)
・競合の分析と競争戦略の関係
4-2.事業・経営レベルのベンチマーキングの方法
・BSCの4つの視点で競合の業績メカニズムを分析する
・マクロ環境から競合の将来の方向性を予想する
4-3.技術ベンチマーキング
・ビジネス競争における空間軸と技術の位置づけ
・ビジネス競争における時間軸とは
・技術ベンチマーキングの目的、狙い
4-4.技術ベンチマーキングの原則
・競合を広範囲に見る(特に異業種)
・技術スペックだけで比較しない
・環境シナリオでも4つの階層視点で行いリアリティを得る
4-5.競合情報収集方法の確認
・競合情報の情報源
・エコシステム・ビジネスモデル分析の方法
・公開特許情報収集
・特許調査結果の4階層ベンチマーキングへの反映
4-6.技術ベンチマーキングのステップと方法
・自社技術の確認
・ベンチマーキング技術カテゴリー
・競合技術の分類と競合組織、企業の特定
・製品・サービスベンチマーク分析
・技術ベンチマーキング
・製品・サービス/技術マトリクス
・競合技術のイネイブラー(可能にする要因)の分析
・バリューチェーンベンチマーク分析
・エコシステム・ビジネスモデルベンチマーキング分析
・4階層連動ベンチマーキング
・環境シナリオ別技術ベンチマーキング
・競合の戦略シナリオと自社の成功要因分析
・戦略目標の設定と競争戦略企画
・アクションプラン
5.調査力を上げる方法
5-1.身近な情報源を徹底活用する
5-2.常にビジネス戦略仮説を持ち、当たり外れを確認する
5-3.社内外のネットワークをつくる
5-4.現場感覚、肌感覚を鍛える(身体性や主観力)
5-5.予測とシナリオ分析
5-6.自ら情報発信し影響を周りに与え、最新のトレンドを生み出す側に回る
・異業種ワークショップなどの開催
・コンソーシアムの発足、運営などの場づくり
・キーパーソンとのネットワーク
【質疑応答】
セミナー講師
(株)ニューチャーネットワークス 代表取締役 高橋 透 氏
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
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