【中止】水素脆性の基礎と評価、メカニズム解析および脆化抑制への取組み

材料中の水素の挙動と各種材料の水素脆性
破壊メカニズムの諸説、脆化の抑制・防止への取り組みを解説


高強度鋼、ステンレス鋼、ニッケル・ニッケル合金、アルミニウム合金、鉄及び低合金鋼…
水素脆性破壊、遅れ破壊に立ち向かう指針、素材の選択、組織、添加物、表面処理

セミナー趣旨

 水素脆性とは水素により材料が脆くなり破壊に至る現象で、しばらく使用した後に破壊が起こることから遅れ破壊と呼ばれています。高力ボルトの遅れ破壊を機に、高強度鋼について盛んに研究が行われてきました。また、最近では燃料電池車の実用化に向けて高圧水素によるオーステナイト系ステンレス鋼などの水素脆性の研究が盛んに行われています。しかし、水素脆性のメカニズムについては必ずしも明白でなく、さらにその対策は十分とは言えません。
 本講座では、水素脆性の基礎から、各種評価法、各種材料における水素脆性破壊の特徴、破壊のメカニズムの諸説について平易に詳解し、さらに現在研究されている水素脆性を防止する取り組みについて解説します。

セミナープログラム

1.水素脆性の概要
2.材料中の水素
 2.1 存在状態
 2.2 拡散
 2.3 トラップ
 2.4 転位による輸送
 2.5 環境と固溶水素

3.各種試験法
 3.1 水素透過試験
 3.2 水素固溶量測定法
 3.3 昇温脱離分析法
 3.4 定荷重試験
 3.5 SSRT
 3.6 CSRT
 3.7 規格化に関して

4.各種材料の水素脆性
 4.1 鉄及び低合金鋼
 4.2 高強度鋼
 4.3 ステンレス鋼
 4.4 ニッケルおよびニッケル合金
 4.5 アルミニウム合金

5.水素脆性のメカニズム
 5.1 破壊の基本事項
 5.2 軟化と硬化
 5.3 面圧説
 5.4 鉄の原子間凝集力低下説
 5.5 局所変形助長説
 5.6 水素助長塑性誘起空孔説
 5.7 拡散性水素と非拡散性水素

6.水素脆化の抑制への取り組み
 6.1 指針
 6.2 素材の選択
 6.3 組織
 6.4 添加物
 6.5 表面処理

  □質疑応答□

セミナー講師

金沢工業大学 
工学部 機械工学科/医工融合技術研究所 先端材料創製技術研究所 教授
博士(工学) 高野 則之 氏
略歴
慶應義塾大学 工学部 計測工学科 卒
慶應義塾大学 大学院 工学研究科 修士課程 (計測工学) 修了
新日本製鐵 株式会社 中央研究本部 第一技術研究所
新日本製鐵 株式会社 中央研究本部 第二技術研究所
慶應義塾大学 大学院 理工学研究科 後期博士課程 (計測工学) 修了
1991年 金沢工業大学 助手
 講師、助教授を経て
2004年 金沢工業大学 教授
2018年 工学部長
専門

金属物理

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東京都

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【大田区】東京流通センター

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主催者

キーワード

金属材料   機械材料

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