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EVにおける電池、自動車熱管理、材料など総合的に
バッテリーシステムの冷却・放熱技術を読み解く!
相変化材料とヒートパイプを用いた
電気自動車向けの電池冷却システムとは?
このセミナーは【会場講座】の他に、【WEB講座】でのご受講が可能です。
→WEB講座のみとなりました。
※都合により第3講の講師の方はWEBでは拝聴できません。
セミナープログラム
第1講 電気自動車向けリチウムイオン電池の冷却システムの評価・実証実験
【10:30-11:45】
講師:芝浦工業大学 小野 直樹 氏
【著作・受賞・経歴】
三菱マテリアル(株)、(株)SUMCOにて、技術開発部署で各種プロセスの熱流体解析を担当。2005年より現職。【講演趣旨】
相変化材料とヒートパイプを用いて電気自動車向けの電池冷却システムを試作し評価した。リチウムイオン電池セルを故意に外部短絡することで異常発熱による急激な発熱を模擬した。併せて数値シミュレーションを用いてシステム内各部の温度変化や伝熱状況を調査した。またここではパラフィン系の熱伝導率の低い相変化材料を用いたので、熱伝導率を向上させる改良を施した相変化材料を用いた実験も行い、その効果を調べた。
【講演キーワード】
電気自動車向けリチウムイオン電池、冷却システム、異常発熱実験、数値シミュレーション
【プログラム】
1.背景
2.本研究の目的
3.実験について
3-1 試作した冷却システムについて
3-2 セル1枚の短絡実験
3-3 セル2枚の短絡実験
4.数値シミュレーションについて
4-1 計算結果とアニメーション
5. 冷却能力向上の取り組み
5-1 相変化材料の熱伝導率向上
5-2 ヒートシンク部の改良
6. まとめと今後に向けて
【質疑応答 名刺交換】
第2講 リチウムイオンバッテリシステムの温度管理・各種方式と必要な熱源・部材と今後の展開
【12:30-14:00】
講師:元カルソニックカンセイ(株)原 潤一郎 氏
【著作・受賞・経歴】
1981年、日産自動車(株)に入社。車両研究所にて電気自動車用エアコン、変動風気流(ともに採用済)の開発に従事。1995年、カルソニックカンセイ(株)に入社。先行開発技術開発部に所属し、CO2冷媒エアコンや燃料電池自動車用冷却装置、エンジン冷却系(コンパクト型冷却装置 SLIM,VG-FIN付きEGRクーラ)等の開発に従事。2019年に同社を退職し、現在に至る。
【主な受賞歴】
・自動車技術会論文賞受賞(2013年)
・自動車技術会技術部門貢献賞受賞(2014年)
【プログラム】
1.リチウムイオンバッテリの温度管理と寿命
2.リチウムイオンバッテリシステムの温度管理例
3.リチウムイオンバッテリシステム種々の方式
4.リチウムイオンバッテリシステムの理想的な温度管理方式とは
5.リチウムイオンバッテリシステムの温度管理に必要な熱源は
6.リチウムイオンバッテリシステムの温度管理に必要となる部材や材料
7.次世代電池では
【質疑応答 名刺交換】
第3講 電気自動車用二次電池・バッテリーシステムにおける放熱・冷却技術と材料への要求
【14:15-15:45】
講師:中村 光雄 氏
【著作・受賞・経歴】
1979年 富士重工業入社 パワートレインの電子制御システムの開発に従事。
1998年 スバル研究所を経て、電子技術部 HEVシステムの開発に従事。
2002年 スバル研究所PGM(プロジェクトジェネラルマネージャー)に就任
2003年 NECラミリオンエナジー出向 自動車用電池の開発に従事。
2006年 富士重工業へ復帰 技術開発部 EVの開発に従事。
2008年 スバル技術研究所 次世代パワートレイン要素技術の研究に従事
2011年~ 技術研究所にて電動車に関する要素技術の研究開発に従事。
2018年10月 株式会社SUBARU 退職
【講演主旨】
自動車用リチウムイオン電池の使い方や各種評価について、電池ユーザーの立場から解説します。具体的な次世代自動車の開発動向や、自動車用リチウムイオン電池の開発動向にも触れ、電動車両の重要部品としての理解を目指します。安全性に関しては、最新の規格の状況や車両としての評価試験についても説明します。
【プログラム】
1.次世代自動車用二次電池の開発動向
1-1 次世代自動車の開発動向
1-2 自動車用リチウムイオン電池の開発動向
2.次世代自動車における電池の使い方
2-1 EV
2-2 HEV
2-3 PHV
2-4 超急速充電への対応
3.自動車用リチウムイオン電池の評価(自動車メーカの立場から)
4.自動車用リチウムイオン電池の安全性について
【質疑応答 名刺交換】
セミナー講師
第1部 芝浦工業大学 工学部 機械機能工学科 教授 小野 直樹 氏
第2部 元カルソニックカンセイ(株) 原 潤一郎 氏
第3部 中村 光雄 氏(元 SUBARU株式会社 技術研究所)
セミナー受講料
【1名の場合】33,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
【テレワーク対応・WEBセミナー】
※申込の際、備考欄に「会場講座」「WEB講座」のいずれかをご記入ください。
WEB講座のみとなりました。
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