★ 高分子延伸・フィルム成形の基礎知識や、強度向上の指針をわかりやすくお伝えするセミナーです!


講師


東京工業大学 物質理工学院 材料系
教授 鞠谷 雄士 先生

■略歴:
 1982年 東京工業大学 博士課程修了 (工学博士)
 1982年 東京工業大学 工学部 助手
  この間 1986-87年 米国オハイオ州立アクロン大学客員研究員
 1991年 東京工業大学 工学部 助教授
 2001年 東京工業大学 理工学研究科 有機・高分子物質専攻 教授
 2016年4月 改組により、東京工業大学 物質理工学院 材料系 教授

■専門および得意な分野・研究:
 繊維・高分子材料の成形加工と構造・物性

■本テーマ関連学協会での活動:
 繊維学会会長 (2014- )、プラスチック成形加工学会元会長(2012-2014)
 Polymer Processing Society 元会長(2009-2011)
 日本繊維機械学会理事,Fiber Society Governing Council


受講料


1名41,040円(税込(消費税8%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき30,240円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引


セミナーポイント


■はじめに:
 本講座は、高分子の異方性がテーマです。高分子は分子鎖を配向させることによって、バルク材料に比べ格段に高い物性値を示します。また、配向により生じる光学的異方性は、光学デバイスの開発において重要です。
 本講座では、伸長・延伸プロセスによる配向構造形成の観点から、その基礎的な考え方について解説します。

■ご講演中のキーワード:
 高強度・高弾性率化、複屈折、結晶化、応力−光学則、分子鎖の剛直性、絡み合い制御

■受講対象者:
 ・高分子の成形加工に関わる研究開発を始めたばかりの方から、ある程度の経験を経た方。
 ・高分子の成形加工に関わる経験を体系的に整理したいと考えている方。
 ・高分子の高次構造解析に関する基礎知識を得たい方。
 ・高強度化のポイントを知りたい方。
 ・本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。

■必要な予備知識:
 特に予備知識は必要ありませんが、話題は、エンジニアリング的な考え方と、高分子科学的な考え方の双方に及びます。

■本セミナーで習得できること:
 高分子成形加工プロセス解析に関する基礎知識
 成形品の高次構造解析に関する基礎知識
 高分子成形加工における構造形成の基礎的考え方
 成形加工分野の材料開発動向及び新規材料の基本特性


セミナー内容


1.伸長・延伸プロセスの基礎
 1) 溶融体の伸長と固体の伸長の差異
 2) 応力−光学則
 3) 非晶ポリマーの伸長における履歴効果
  a)二段一軸伸長
  b)保持時間を挟む逐次二軸伸長
 4) 冷却過程の結晶化
 5) 応力下の結晶化
 6) 材料別のプロセス設計の考え方 

2.溶融紡糸・延伸過程の解析事例
 1) オンライン計測結果
 2) ポリエステルとポリプロピレンの本質的違い
 3) 高強度化への指針
  a) 高強度ポリエステル繊維開発事例
  b)紡糸過程の低デボラ数化
  c)絡み合い制御の概念と実証

3.複合溶融成形における構造形成に及ぼす成分間相互作用
 1) 芯鞘型複合繊維
  a)粘度の温度依存性・ガラス転移温度の影響
  b)結晶化の影響 
 2) 多層フィルムの構造形成

4. フィルム成形の基礎と応用
 1) 伸長様式
 2) 連続逐次二軸伸長テンター内の構造分布
 3) バッチプロセスにおける3次元的高次構造解析
  a) 一軸伸長
  b) 逐次二軸伸長
  c) 同時二軸伸長
  d) 自発的構造形成
 4) 複合的配向様式とその制御
  a) 予備加熱効果


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

41,040円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【新宿区】新宿文化センター

【地下鉄】東新宿駅

主催者

キーワード

高分子・樹脂技術   繊維・炭素系素材技術

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開催日時


12:30

受講料

41,040円(税込)/人

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主催者

キーワード

高分子・樹脂技術   繊維・炭素系素材技術

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