レオロジーを特許にする方法〜レオロジー量の権利化とパラメータ特許の留意点〜

レオロジーを特許化するポイントから経験を踏まえた
パラメータ特許取得の留意点まで詳解!
これまでやったことのない人にも分かりやすく丁寧に解説!


講師


千葉大学 名誉教授 工学博士  大坪 泰文 先生


受講料


1名38,000円 + 税、(資料付)  
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき28,000円 + 税  
※消費税につきましては講習会開催日の税率にて課税致します。      
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


セミナーポイント


 新材料の発明に際して特許を申請するとき、その請求項としては内部構造あるいは組成が
主であり、物性はそれに付随するものとして取り扱われるのが普通です。
 しかし、ある機能を実現するために材料のレオロジー的性質が極めて重要で本質的である場合、
レオロジー量やレオロジー式が特許として権利化されることがあります。
 技術的対象を特定するために数値範囲を規定した特許はパラメータ特許と呼ばれていますが、
権利化のためには機能と数値範囲との関係を定量的に説明できることが要件となります。
 本セミナーでは、レオロジー特許について基礎科学と応用技術という観点から
経験を交えてわかりやすく解説します。


セミナー内容


1.パラメータ特許の概要

2.粘度および粘度曲線の特許化
 2.1 粘度挙動の基礎
   1)粘度の定義
   2)非ニュートン流動
   3)降伏値
   4)チクソトロピー
   5)技術用語「チクソ性」のあいまいさ
 2.2 粘性挙動とメカニズムとの関係
   1)低濃度高分子溶液のゼロせん断粘度と分子量
   2)高濃度高分子溶液の非ニュートン流動
   3)微粒子分散系のおける粒子間相互作用と凝集
   4)微粒子分散系の非ニュートン流動
 2.3 粘度測定における問題点
   1)二重円筒型粘度計におけるせん断速度の不均一性
   2)B型粘度計における粘度測定
   3)JISに規定されている粘度測定の特徴
 2.4 粘度挙動に関する特許の例
 2.5 粘度特許の解釈と技術的あいまいさ
 2.6 特性値としての降伏応力決定法の例

3.動的粘弾性値の特許化
 3.1 粘弾性の基礎
   1)弾性と粘性の基礎
   2)マックスウェルモデルと応力緩和
   3)フォークとモデルと遅延弾性
   4)正弦振動ひずみと正弦振動応力
   5)動的粘弾性(複素弾性率)の定義
   6)動的粘弾性曲線による固体と液体の判別
 3.2 動的粘弾性とメカニズムとの関係
   1)高分子の分子運動とガラス転移
   2)時間―温度換算則
   3)高分子の粘弾性挙動と分子量
   4)高分子における高次構造性と粘弾性
   5)分散系における凝集構造と動的粘弾性曲線
   6)凝集分散系における非線形線弾性
 3.3 粘弾性に関する特許の例
 3.4 粘弾性特許の解釈と技術的あいまいさ
 3.5 粘弾性値によるプロセスの特許化

4.規格とレオロジー
 4.1 粘度の規格基準
 4.2 規格基準のあいまいさ

5.パラメータ特許取得に係る経験と留意点
 5.1 米国特許取得の経験談
 5.2 学術論文と特許

<質疑応答>

弁理士の方へ:<日本弁理士会 継続研修認定対象講座>
当講座は日本弁理士会の継続研修としての認定予定講座です。
研修を受講し、所定の申請をすると、外部機関研修として外部機関研修として
3.5単位が認められる予定です。
単位申請をご希望の方は「受講証明書の発行希望の旨」と「弁理士登録番号」を
お申し込み時の備考欄にご記載下さい。詳細はこちら


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

41,800円(税込)/人

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開催場所

東京都

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【新宿区】RYUKA知財ホール

【JR・小田急・京王・地下鉄】新宿駅 【地下鉄】新宿西口駅

主催者

キーワード

知的財産マネジメント   応用物理一般   高分子・樹脂材料

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