最新官能評価手法とデータ解析:基礎と応用事例

―官能評価データを利用した商品設計まで―


★ セミナーの冒頭でシンポジウムなどの国際的な情報をお伝えしたのち、官能評価を実施するうえで必ず守らなければいけないルールや間違いやすいポイントなど、基礎知識からわかりやすく解説。

★ 様々な手法ごとの手順・注意事項から、商品設計に有効で海外でも多数使用されているQDA法を豊富な事例と共にお伝えします。


講師


株式会社化学・感覚計量学研究所 代表取締役 相島 鐡郎 先生

■ご略歴:
 1971年 北海道大学大学院農学研究科修士課程修了(農芸化学専攻)、キッコーマン株式会社入社
 1977-1990年 (財)野田産業科学研究所
 1979年 東京大学農学博士「食品香気の客観的評価法に関する研究」
 1984-86年 ブリティッシュ・コロンビア大学農学部Research Associate
 1990-2002年 キッコーマン株式会社研究本部 主任研究員
 2002年 (株)化学・感覚計量学研究所 代表取締役社長 現在に至る

■専門および得意な分野・研究:
 官能評価、ケモメトリックス、フレーバー科学、食品科学

■本テーマ関連学協会での活動:所属学会
(社)食品科学工学会
(社)日本化学会
 Sensometrics Society
 American Chemical Society (ACS)
 Institute of Food Technologists (IFT)
 各種国際誌編集委員会メンバーを歴任


受講料


1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引


セミナーポイント


■はじめに:
 味や香りの認知メカニズムが未解明で分析機器が存在しない現在、食品の美味しさの鍵となる味や香りを定性・定量し消費者の嗜好を科学的に測定可能なのは五感を利用する官能評価だけである。しかし官能評価では測定に人間を利用するが故に生じやすい誤差もあり、それらを避けるためには守るべきルールも少なくない。
 本講では官能評価の実施において守るべき基本ルールと要件を述べてから、①単純な識別手法、②情報量が豊かな記述的手法(QDA)とその類似・派生手法、③嗜好評価手法を解説する。
 このような官能評価手法から得られる大量データは複雑で誤差を含むため、正確な情報を抽出するには適切な統計手法による解析が欠かせない。そこでパネルの信頼性と評価データの有意差検定法、官能評価と機器分析の関係付け、商品開発に有益な情報をもたらすプリファレンスマッピングの考え方と実施手順及び応用例について紹介したい。

■ご講演中のキーワード:
 官能評価パネル 記述的評価手法 QDA 嗜好評価手法 多変量解析 主成分分析 PLS回帰分析 プリファレンスマッピング

■受講対象者:
 ・食品・飲料・日用品企業などで品質管理、品質評価、商品開発に携わっている方
 ・研究開発部門で効果的な官能評価システムの構築や運用を目指している方
 ・官能評価について世界の動向と最新の知識を得たい方

■必要な予備知識:
 特に必要ありません。

■本セミナーで習得できること:
 ・官能評価の実施に際して守るべきルールと必要な構成要素
 ・各種手法から得られる官能評価データの信頼性検定と得られる情報
 ・多変量解析を利用した官能評価データからの情報抽出と商品設計
 ・官能評価の最新手法の動向


セミナー内容


1.官能評価とは
 (1)五感から得られる情報
 (2)官能評価 vs. 機器分析

2.官能評価の誤差因子(バイアス)と対策

3.パネルと設備
 (1)パネルに求められること
   a.分析型パネル
   b.嗜好パネル
 (2)パネルの選定・訓練
 (3)官能評価に必要な環境と設備
 
4.単純な官能評価手法
 (1)単純識別手法
 (2)尺度法
 
5. 記述的な官能評価手法
 (1)QDA法
   a.パネルと手順
   b.評価用語の選定
   c.留意事項
   d.評価事例
 (2)類似手法
   a.時間強度曲線法(TIC)
   b.フリーチョイスプロファイル法(FCP)
   c.CATA(認識全特性チェック法)
   d.TDS(経時的優越特性選択法)
   
6. 嗜好評価手法
 (1)評価尺度と手法
 (2)留意事項
 
7.官能評価データからの情報抽出
 (1)ケモメトリックスと多変量解析手法
 (2)官能評価データと機器分析データ
 (3)官能評価データを利用した商品設計
   a.プリファレンスマッピングの原理
   b.データのとり方
   c.各種プリファレンスマッピング手法と得られる情報


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

46,440円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【港区】太陽化学(株)東京本社内 おいしさ科学館

【JR・モノレール】浜松町駅 【地下鉄】大門駅

主催者

キーワード

官能検査   食品技術

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