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★座り心地の良いシートの要件、素材が与える影響とは?
★人間特性に基づいた「疲れにくいシート」の考え方と開発事例を詳解
講師
1.信州大学 繊維学部 教授 工学博士 西松 豊典 氏
2.日産自動車(株)
カスタマーパフォーマンス&CAE・実験技術開発本部
カスタマーパフォーマンス&実験技術部
HMI&エルゴノミクス実験技術開発グループ 主担 平尾 章成 氏
受講料
1名につき55,000円(消費税抜き・昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき50,000円(税抜)〕
プログラム
<10:30〜14:15 ※途中昼食休憩含む>
1.自動車シートにおける座り心地の数値化と評価手法
信州大学 西松 豊典 氏
【講座概要】
最近、感性品質である快適性(心地)がさまざまな製品の魅力に大きな影響を与えています。特に、自動車内装品(カーインテリア)には自動車のコンセプトに合った快適性(心地)を実現することが望まれています。
本講座では、着座時に常に乗員が接触している自動車シートの「座り心地」をどのような官能検査手法、シートの物理特性をどのような測定方法を用いて実験・評価・解析を行い、「座り心地」を数値化する手法について解説します。また、人間快適工学を用いて商品化された感性製品の事例(パッドの物理特性が自動車シートの座り心地に及ぼす影響)を紹介します。
1.人間快適工学とは
2.カーインテリアの心地(シートの座り心地、S/Wの握り心地、インパネの触感)を数値化する官能検査方法
2.1 官能検査を行う前の準備(被験者,試技,形容語,実験環境の選定)
2.2 一対比較法について
2.3 SD法について
3.シートの物理特性を測定するには
3.1 シート表皮布の硬軟感・乾湿感・粗滑感・温冷感に関連する物理特性を測定するには
4.シートの「座り心地」に影響する要素とは
4.1 性別と年代の影響
4.2 シート表皮布の「手触り感」とシートの「座り心地」との相関関係
5.製品開発の具体例
5.1 パッドの物理特性が自動車シートの「座り心地」に及ぼす影響
【質疑応答・個別質問・名刺交換】
<14:30〜16:30>
2.人間特性に基づく快適で疲れないシートの開発
日産自動車(株) 平尾 章成 氏
【講座概要】
自動車シートは、乗員が最も長く広く接する部品であり、シートの快適性は、クルマの良し悪しを左右する非常に大切な性能の一つです。このシート快適性を向上するためには、人間特性を科学し、より深く理解して開発を行うことが非常に重要です。今回は、人間工学,生体力学,生理学的手法を用いた長時間走行時に疲れにくいシートの開発について解説します。
1.人間特性に基づく快適キャビン開発の考え方
2.疲れにくいシートの考え方
3.疲労低減運転姿勢の開発
4.長時間運転時の肉体疲労の定性および定量的評価
5.体幹部支持を考慮した疲労低減シート「ゼログラビティシート」の開発
6.幅広い体格の乗員に適合したシートクッション特性
【質疑応答・個別質問・名刺交換】
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