高分子の結晶化と融解、ガラス転移現象の基礎と評価法


★ 基礎を制して、応用も制す! すべての高分子技術者へ。
★ 高分子熱物性の基礎知識とその評価技術、結晶を含む高分子材料の物性制御とは!?



講師


福井大学 大学院工学研究科 教授 工学博士 佐々木 隆 氏

【経歴】

昭和58年3月 京都大学 工学部 高分子化学科 卒業
昭和60年3月 京都大学 大学院工学研究科 修士課程修了
昭和63年3月 京都大学 大学院工学研究科 博士後期課程研究指導認定退学
昭和63年4月 日本合成ゴム(現・JSR)株式会社 入社
平成4年3月 福井大学 工学部 助手
平成10年6月 福井大学 工学部 助教授
平成12年3月 Wisconsin大学 博士研究員
平成24年4月 福井大学 大学院工学研究科 教授
【専門】
高分子物性、とくにガラス転移、結晶化などの熱的物性


受講料


43,200円 ( S&T会員受講料 41,040円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)


【キャンペーン!2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額 の21,600円)】
※2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。


趣旨


 高分子材料の力学物性や熱的性質の制御を行う上で、結晶化と融解、およびガラス転移は要となる重要な現象です。一般に超薄膜や超微粒子、ミクロ相分離系などの微細な構造を有する高分子材料では、結晶化やガラス転移において、バルク系とは大きく異なる特異な挙動を示します。これらは、それぞれの系に固有の特徴的なものであり、多くの場合、界面が大きな役割を演じると考えられます。これらのメカニズムの解明は学術的のみならず工業的にも重要な課題であり、その成否は高分子を含む多様な複合材料の今後の開発を大きく左右すると考えられます。
 本講演では、高分子の熱物性について、基礎的な事項からていねいに解説するとともに、ナノ材料系などで明らかにされた重要な知見や最近の研究例について紹介し、そのメカニズムを考察します。受講者は高分子などの材料技術に携わる技術者全般、教員、学生などを対象とします。物理化学や高分子に関して多少の知識があることが望ましいです。


プログラム


<得られる知識・技術>
高分子熱物性の基礎知識とその評価技術、結晶を含む高分子材料の物性制御に必要な知識など

<プログラム>
1.高分子結晶とは?

2.結晶性高分子の構造
 2.1 結晶構造
 2.2 高次構造
 2.3 種々の構造解析手法

3.結晶化過程
 3.1 一次核形成と結晶成長
 3.2 モルホロジーと結晶化機構
 3.3 単結晶の成長
 3.4 濃厚溶液からの結晶化
 3.5 流動場での結晶化

4.熱分析による高分子結晶化と融解の解析
 4.1 等温結晶化の解析
 4.2 温度変調熱分析法
 4.3 ACチップカロリメトリ

5.ガラス転移現象のメカニズム
 5.1 ガラス転移とは?
 5.2 配置エントロピーに基づくモデル
 5.3 フィジカルエージング現象

6.材料工学としてのガラス転移
 6.1 高分子ナノ材料のガラス転移
 6.2 複合材料・界面のガラス転移
 6.3 ガラス転移のメカニズム解明と今後の展望

 □質疑応答・名刺交換□


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

43,200円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

東京都

MAP

【千代田区】連合会館

【地下鉄】小川町駅・淡路町駅・新御茶ノ水駅 【JR】御茶ノ水駅

主催者

キーワード

高分子・樹脂技術

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